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背負って戦うということ 〜Avalon's war〜  作者: ハルハル
第1の試練
14/25

パラ・ベラム

今回ちょっと長めですw

俺と灼は悲鳴の主を助けに洞窟を駆けていた

なぜか走ってる途中エネミーとは一切遭遇することはなく

不信に思った俺と灼の端末に通知が来た


「上級エネミーに接近」


この先にいるエネミーはどうやら普通のエネミーではないらしい

気がかりなのは悲鳴をあげた主の安否だ

声が続いて聞こえないということは

まさか…


だめだ暗い事を考えては!


暗い思考を振るい払って走った先に若干の光が見えた

洞窟の中にも最初の広場以外にも大広間のような所があるらしい

発動(イグニッション)!」

そこに出る少し前で俺は念のために

疾風刃雷の30秒間の身体強化を発動する

そして周りの景色の速度が変わりゆっくり見えるようになった

灼を後ろにし

その状態で大広間に出た瞬間だった


ドクンッ


ゆっくりとした感覚の中でも凄まじい速度でなにかが横から接近しているのを感じて

半ば直感的に俺は前方に意識を集中し

瞬間移動を行なった


ズドンッ!!!


大きな音がして

瞬間移動を行なった先で俺が見たのは壁に

“弾丸”のような物

がぶつかる瞬間だった

俺は警戒してその「“弾丸”のような物」が放たれた先を見るとそこには人型のエネミーがいた

装備は最初に戦ったエネミーよりも軽装な鎧に鉄のマスク

そして特徴的なのは背中から紫っぽいオーラが流れ出ている事と

手に拳銃のような物を握っていることだった

そしてそれだけでは飽き足らず

それ以上の衝撃をこちらに与えたのだ


「なんだ、少年よ貴様も我に立ち向かう者か」


しゃ、喋っただと!?

動揺を隠せない

今までのエネミーは獣のような奇声こそ発することすらあっても

人間が理解できるような言葉を発することは無かった

今までのエネミーとは知性のプログラムが違うのだろうか

少なくともこれまで戦ってきたやつらとは格が違うのが感じ取れる


「ふむ、その小娘よりは手応えがありそうだな」


エネミーが指差す方向をみるとそこにはボロボロになった少女がいた

「くっ、うっ」

傷が酷い、出血はあまりしてないが目が焦点を結んでおらず意識が朦朧としている様子だ


「くそっ!」


すぐにでも走り寄って助けるべきだ

だが、体を動かすことが出来ない

今これ以上動いたらエネミーの弾丸は俺も弱ってる彼女ももろとも撃ち抜く

そう思わせるほどエネミーから放たれる圧倒的な力のオーラは大きかった


そんな中エネミーが視線を俺から外した

その視線の先には俺が出てきた洞窟の道の通路がある

エネミーは淀みない動作で銃をそちらに向けた


そして俺は気づいた

「灼っ!!!」

俺の後ろを走っていた灼の気配をエネミーは感じたのだろう

そして、今その手に持つ銃から放つ弾丸で

この大広間に入ってくる邪魔者を排除しようとしているのだ

灼が俺のように入る直前で能力を発動させればこの弾丸を受けることはないだろう

だが、灼はエネミーが銃を使うことをしらない

そして灼は時間をフルで使うために

これまでの戦いで『夢盾』をエネミーと遭遇してから発動していた

だがしかし弾の速度に反応してから能力を発動するのはいくらなんでも無理だ

エネミーが引き金に指を掛けた


「その身を散らせ」

ついに影が見えた灼にエネミーが言葉をかける


まだ灼はエネミーの射線にいない

まだ間に合う

跳べ!俺!

「うおぉぉぉ!!!」

意識を集中させる

瞬間移動する位置は目測で割り出したエネミーの銃の射線上

そして瞬間移動した瞬間に変化が起きた

「っよりにもよってこのタイミングで!!!」

そう、よりにもよってこのタイミングで視界の速度が戻ったのだ

30秒間の能力が終了したのだろう

それにともなって体が一気に重くなった


この状態からもう一度能力を使うのは体がかなり辛い

だけど、

灼が傷つく方がもっと辛い

男を見せろ!水無月凛夜!

「いくぞ!!!発動(イグニッション)!」

意識を改めて集中し視界がゆっくりになったその時

丁度エネミーが引き金を引いた

灼が見えたのだろう

弾は目測通りの地点を通った


キィンッ!!!


そして俺はその射線上に剣の腹をみせ

飛んで来た弾の軌道を僅かに逸らした

「くっ!」

だが勢いを殺しきれず弾は俺の肩を掠めて斜め後方に飛んでいった

「凛夜!」

灼がここで到着し目の前で起こった事を認識したようだ

「灼、ケガはないか」

「凛夜がケガしてるじゃん!大丈夫!?血が、」


確かに肩は燃えるように痛いし

今すぐ泣ける事なら泣きたい

だが、そうしないのは

俺がこんなんでも1人の男だからなんだろう

俺の人生たまにはちょっとくらい格好つけてもバチは当たんないだろう

だから


「大丈夫だ」


俺は精一杯の笑顔を灼に向けて安心させる

そしてエネミーに向かい


「上級エネミーだかなんだか知らないが

かなり強いみたいだなアンタ

俺1人じゃ到底かなわないよ

だけど、『俺たち』だったら話は別だ」


精一杯の啖呵を切ってやる

するとエネミーもこちらを見据え口を開いた

重々しくも耳に響く綺麗な声で


「ほう、言うじゃないか

我は貴様が思っているほど易くはないぞ!」


こう言われたら返すしかないだろう


「望むところだ!!」

上級エネミーが個人的には大好きです

もう、疲れるw

だけど書いてて楽しいです!

次回も頑張れ凛夜!

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