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異世界プロデューサーズ〜元AD公爵と私のB級グルメ建国記  作者: 輝久実


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全王都ジャック

王宮のバルコニーに集まった、野次馬(という名の国民)、ニヤニヤが止まらない王子、そして集計魔導板を片手にした左京。


コンサルの左京が、


「さあ、アルフさん。視聴率……もとい、国民の関心度はピークタイム(最高潮)です。ここで公式なステートメント(声明)を出さなければ、今後のグルメコート運営に不透明なリスクが残りますよ」


と、迫って来た。アルフレッドはと言うと、大きく息を吐き、ミノンの手をしっかりと握って一歩前へ出た。


「……いいか、全員。一回しか言わねえから、録画ログの準備しとけよ!」


王都中の大型モニターが、アルフレッドのドアップに切り替わります。


アルフレッドがミノンを指して、


「……左京、あんたの言う『ビジネス・パートナー』としての契約ビジネスは、今日でクランクアップ(終了)だ。……こいつは、俺の商売道具じゃねえ。……俺の、たった一人の『メインキャスト』だ!!」


と言い放つ。すると、会場が一瞬、静まり返りました。


アルフレッドが続けます。


「俺は前世で、ずっと誰かの後ろで照明を当てて、誰かのためのを作ってきた。……でも、この世界に来て、こいつに出会って気づいたんだ。……俺が本当に撮りたかったのは、こいつが美味そうに飯を食う顔で、こいつと一緒に作る未来の『完パケ』なんだよ!」


アルフレッドはあなたの肩を抱き寄せ、カメラ(魔導具)を真っ直ぐに見据えて言い放ちます。


「こいつは俺の助手じゃない。俺の、一生分の『ヒロイン』だ! 文句がある奴は、俺の飯を食ってから言いやがれ!!」


エドワード王子が、


「……うおおお! 熱い! 熱すぎるぞアルフレッド! 予定していた照明ライティング以上の輝きだ!!」


と、驚嘆する。


左京は、眼鏡を拭いながら、


「……ふむ。エモーショナル・バリュー(感情的価値)が想定を越えましたね。……これでは、もう広告費(宣伝)なんて必要ありません。……完敗です」


と、静かに宣言した。


そこへ、ミノンが、


「ア、アルフさん……。今のは、さすがに恥ずかしすぎます……!」


と、照れてどもりながら言った。


アルフレッドは、耳まで真っ赤にしながら、あなたの額にこつんと自分の額を寄せて、


「……うるせえ。……これが、俺の人生で最高の『撮れ高』なんだよ。……愛してる。……ずっと、俺の隣にいろ」


と、こちらも、照れてどもりながら応えるのだった。

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