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異世界プロデューサーズ〜元AD公爵と私のB級グルメ建国記  作者: 輝久実


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18/25

密会疑惑、突撃インタビュー!

二人がこっそり裏口から帰還しようとした瞬間、カッと魔法の照明ライトが焚かれます。


エグゼクティブ・プロデューサーの左京が、


「おはようございます、アルフさん。……随分と長い『夜間ロケ』でしたね。タイムスタンプによれば、予定の帰宅時間を8時間オーバーしています。これは……重大なコンプライアンス違反(朝帰り)では?」


と、警告すると、アルフレッドは飛び上がって、


「……っ!? 左京! 貴様、なぜここに! しかもその……手にある魔石カメラを向けんじゃねえ!」


と、絶叫した。


エドワード王子が野次馬の筆頭となり、


「アルフレッド! 貴公、私の婚約者候補ミノンを連れ出して、一晩中何をしていたのだ!? 私が夜食のラーメンを3杯もおかわりして気を紛らわせている間に……まさか、『クランクアップ(結婚)』の手続きまで済ませたのではあるまいな!?」


と、迫る。


すると、助手のミノンが、


「あ、あの……! 違うんです、ただの……夜景を見て、お茶を飲んでただけで……!」


と説明をする。そこへ、ファンクラブの侍女達が、


「まあ! 『お茶だけ』だなんて、そんなベタな言い訳……!」


「公爵様のマント、心なしか彼女の香りがついていませんこと?」


「キャーーー! 公式カプ誕生よ!!」


と、騒ぎ立てる。


アルフレッドは、顔が沸騰しそうに真っ赤になり、


「……うるせえ! 現場を混乱させるな! ……これは、その……今後の『ロケハン』の打ち合わせだ! 二人きりでじっくり、今後の……その……『ライフプラン』という名の台本を練っていただけだ!」


と、言い訳をする。


混乱に乗じて、左京がスッと一枚の魔法羊皮紙(契約書)を差し出します。


「これだけエンゲージメントが高まった以上、早急に『独占契約(婚姻届)』にサインすべきです。今なら、王都中のモニターで結婚式を完全生中継すれば、放映権料だけで新居の建設費(スタジオ代)が賄えますよ」


すると、アルフレッドが絶叫する!


「……誰が生放送で結婚式やるか! 俺たちは……俺たちは、もっと地味に……! いや、地味じゃないけど……あーっ、もう!! 全員、撤収しろ!! 撮影中止だ!!」


ミノンはクスクス笑いながら、


「……アルフさん、あんなに顔真っ赤にして、プロデューサー失格ですよ?」


と言うと、アルフレッドがあなたの耳元でボソッと、呟いた。


「……うるせえ。……あんたのせいだろ。……後で、二人きりで『反省会』だぞ。……今度は、誰もいない場所でな」

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