↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
55/68

そういう解決もありだね

少々立て込んでまして、遅くなりました。

「それにしても、よりによってと言うか、案の定と言うか・・・

俺ら狙われすぎだろ。」


ピンポイント過ぎる気がする。

緑の国のグランドクエストもそうだが、

もし、このクエストも俺ら専用とかだったら完全にオンリー狙いだ。


ただ、悪戯小人パックに引っかかったのが編集者なのがマシだとも言える。

この姐御は戦えないことはない、という程度で

どちらかと言わなくたって、戦闘職ではない。


うちの戦闘要員で考えると、

ドクターや予言者は悪戯小人パックに引っかかるようなマネはしないだろうし

破壊僧の場合は、寧ろ嬉々として不利な状況を楽しみそうな気がする。

錠前屋、解体屋は困るが、俺が弱体化しても影響は然程さほどには無いはずだ。

本体じゃなく、召喚獣が弱体化するんならメチャメチャ困るけど。


非戦闘要員だと、

仕立屋は依頼が入って引きこもってるし、

大親分はさっきは見たけど、普段は謎だ。

たぶん、引っかかったりはしないだろうし、なんか上手く回避してそうな気がする。

調律師は幸いというか数日インできない状況らしい。


こう考えると、人選的には間違ってないような気がしなくもない。

やられる方はタマったもんじゃないだろうが。





『・・・の~』

『・・・ギャ』

『・・・なの~』

『・・・なんだな~』


姐御の護衛をしながら妖精を探して歩いていると

何処からか声が聞こえてきた。


「こっちか?」


「召喚士、何処行くんや?」


声が聞こえた気がする方向に進む。

辿り着いた先では

3人 (?) の妖精がコボルトに囲まれていた。


「コボ相手なら・・・

召喚でてこい土霊アーシィ】!!」


採掘の一件から、無闇にコボルトとは戦いたくないので

アーシィに仲介に入ってもらうことにする。


例によってアーシィの咆哮でコボルトを黙らせ、

そのまま事情聴取を頼んだところ


コボルト側の主張

 集落に帰る途中で、妖精の1匹がブツかってきた。

 妖精側の不注意なので、無視して帰ろうとしたら

 慰謝料を払えとイチャモンをつけられた。

 これは不当な言いがかりであり、コボルト族の誇りにかけて

 断固、戦うべきである。


これに対して、妖精はというと


妖精側の主張

 蜜を集めて帰る途中で、コボルトがブツかってきて

 集めた蜜が零れてしまった。

 故に、その賠償として、コボルトの労力を借りたい。


『全身複雑骨折したの~』

『黙って力を貸しやがれなの~』

『骨が折れると痛いんだな~』

『ギャアギャア!!』


OK。

平行線だということが、頭が痛くなる程よく分かった。


「編集者、聞いたとおりの状況だ。

個人的にはコボに味方したいが、そっちの都合を考えると

それは悪手マズいだろうから、あとは任せた。」


コボルトに対する贔屓目かもしれんが、なんか、こう、

妖精の方が当たり屋にしか思えねえよ。


「そうねぇ・・・

それじゃあ、私が妖精あなた達と蜜を集めるから

コボちゃん達は解散でどうかしら?

妖精あなた達は労力を得られる。

コボちゃん達は早く帰れる。

私は妖精達と関係が持てる。

3方得だと思うわよ?」


別の見方をすれば、それに付き合わされる俺と錠前屋が損するけどな。

ま、付き合うけど。


『それでいいの~』

『お願いなの~』

『頼むんだな~』


妖精達は納得したようだ。

コボ達はアーシィが脅迫せっとくしたので異存はないらしい。

逃げるように走っていった。


「それで、どんな花の蜜を集めればいいの?」


『砂漠に咲く炎点花の蜜が欲しいの~』

『雪原に咲く氷添花の蜜も必要なの~』

『湖に咲く月光華の蜜も忘れないで欲しいんだな~』


お前ら、欲張りすぎだろ・・・


「あらあら、一杯ね。

それじゃあ、明日まで待ってもらえないかしら?」


『分かったの~』

『了解なの~』

『承知したんだな~』










妖精達から蜜の情報を集めて

一度、赤の国に帰ることにした。

こういう時、錠前屋のスキルが役に立つ。


「で、どれから取りに行く?」


「そうねぇ・・・

まずは、露店を見て回りましょう。

どれもポーションの材料だから、あると思うのよねぇ。」


露店で賑わっているという、生産職達御用達の道、

通称、露店通りを見て回る。

ここなら、大体の物は揃うらしい。

もっとも、揃わなかった大体以外の物は、

他の国の露店を見て回るか、店で買うか、自力でGetするかの3択だが

幸いにして、3つとも露店で買えた。


「2人とも、お疲れ様。

それじゃ、明日もお願いね。」


姐御、明日は破壊僧に頼ってくれ。

余談

複雑骨折は骨が皮膚を突き破っている状態の骨折で、

突き破っていないなら複骨折 と言うそうです。

気づいておられると思いますが、妖精が言いたかったのは複骨折の方ですね。

骨折してませんけどw

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。