↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
46/68

自業自得だろ

『グギィギィ。』


「お、くれるのか?

ありがとな。」


『グギィ。』


山から帰ろうとした俺達を

整列したコボルト達が見送り、

その中の1匹がうやうやしく、俺に何かを渡してきた。


「召喚士、なんやそれ?」


「メダルっぽいけど、何だろな。

ただのメダルにゃ思えんが。」


インベントリに入れたメダルの情報を見ると


【コボルトのメダル】

鋼の加護持つ大地の眷属

コボルト族のメダル。

販売・破棄不可/譲渡可能


譲ることは出来るようで安心した。

販売不可、破棄不可、譲渡不可の

3点セットが揃ってた日にゃ

呪われてないか疑うところだ。


「”コボルトのメダル”だとよ。

呪われてはないようだが、要るか?

要るならやるぞ。」


メダルを錠前屋に差し出す。


「ふ~ん・・・

普通のメダルやな。

メダルに彫られとる、この犬っぽいのがコボルトなんやろか?」


色んな角度からメダルを観察して


「どんなんか気になっただけやし、別に欲しいわけやあらへん。

気ぃすんだし返すわ。」


返してきた。


「お姉さんにも

ソレ見せて欲しいなぁ。」


「うおっ!!」

「ひゃっ!!」


のを見計らったのだろう。

編集者が背後から声をかけてきた。


「二人共びっくりしすぎよぉ。」


あねさん、いきなりは声かけてきたらビビるちや。」


「ごめんごめん。」


アハハハと笑いながら、悪びれた様子もなく

軽いノリで謝るが、視線はメダルに釘付けだ。


「はい、編集者。」


大人しくメダルを編集者に渡そうとしたが、


「?

あら?」


受けとらない。


「見たかったんじゃないの?」


「変ねぇ。

受け取れないのよ。」


「そんなことたないやろ。

今、あしが受け取ったばっかやで?」


メダルに触ったのは俺と錠前屋だけだし、

アイテム情報によると譲渡可能だから

渡せないはずもない。


「何か、受け取るための条件があるのかしら?

ねぇ、召喚士ちゃん。

こんなメダルを拾ったり受け取ったりしたら

次は最初に私に見せてくれないかしら?」


「次があるかどうかは知らないけど、

次があったらそうするよ。」


「約束よ?」


その次は想像以上に早かったことを

その時の俺は予想できなかった。











「ユウ、久しぶりに手伝ってくれないか?」


ギルドホームに帰って、そのまま解散になり

協会前で落ちようとしたところに

シュートが声をかけてきた。


ザワ・・・

    今、ユウって言われなかったか・・・

アイツがあの・・・

      召喚士のユウか・・・

   いや、同名キャラかもしれん・・・

 そういや、種族違いなら同名いけたな・・・

  ザワ・・・


バカ野郎。

人が多いところで俺の名前を出すな!!


「シュート、行くぞ!!」


「置いていくな!!」


今来た道をダッシュで引き返しギルドホームの前まで戻る。

此処なら安全だ。


「ハァ・・・ハァ・・・

狩りなら・・・ ハァ・・・ハァ・・・

手伝えるが・・・

ハァ・・・ アイテム拾いは

ハァ・・・ハァ・・・ 手伝えんぞ・・・

むしろ、期待するな・・・」


肩で息をしながらシュートに返事をする。


「ゼェ・・・ゼェ・・・

狩りしか・・・ ハァ・・・

期待してねぇよ・・・ ゼェ・・・ハァ・・・」


息が上がって会話しにくいので

2人でその場で座り込んで

息が整うのを待つことにした。


「つか、テメェ。

あんな所で俺の名前を呼ぶんじゃねぇ。」


「すまん、悪気はあった。

ごめん、嘘です。

うっかりしてた。」


悪気があった なんてぬかしやがったので

本の角で頭をド突いてやろうと構えたが

謝ったので、一応は許すことにする。

貸しにするけど。


「そこの2人、話は済んだんか?

男2人がハァハァ言うとるの、

見とって流石にキモいんやけど。

戸口でハァハァ言うとるから

さよが怯えてもうてるやん。」


頭上から声をかけられ、釣られて頭を上げると

オドオドした仕立屋と

仁王立ちした錠前屋が居た。


「あ、黒・・・」

「死に晒せ、このド変態!!」


シュートが不用意な一言を放った瞬間、

罵声とともに錠前屋の靴底がシュウの顔面にメリ込んだ。

わかっちゃいたが、馬鹿な奴だ。

ただ錠前屋よ、これだけは言いたい。

お前も位置が悪かったと思うぞ。

さよ

仕立屋のPNプレイヤー・ネーム

錠前屋だけは、なぜかギルドの年下の女性陣をPNで呼んでいます。

本当になぜか。


作者がキャラ紹介するのが面倒だからじゃないですよ?



追記

この話を投稿して、情報ページに戻ったら

なぜかお気に入り件数が2件増えてました。

1分にも満たない時間に何が起きた!?



3月19日

キャラ名間違ってたのに気づいて、一部修正。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。