↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
41/68

その意は討ち破り壊す者

『こちらが”転生の書”となります。

こちらをお持ちの上、転生したい種族の長に認めて頂けますと

転生可能となります。

まずは転生クエストを受けてみてください。

なお、”転生の書”は破棄できませんので、ご注意ください。』






ここまで、土、鋼、雷と順調 (?) に来た俺たちだったが

4体目、黄の国に封印されていた風の魔将で

快進撃が止まった。


ヴィースラッテ程ではないが、風の魔将も動きが速い。

しかし、直線的ではなく、流れるかのような動き。

風圧による俺たちの移動制限。

おまけに、あっちは飛んでやがる。


『我は風を司る魔将。

風は自由であるがゆえに風であるが

ここに縛られたゆえに、それも叶わぬ。

せめてこの怨みは貴様らで晴らす!!』


問答無用で竜巻とまではいかなくても

強風というには桁が違う風が俺たちを襲う。


『孤独にならぬ貴様らが妬ましい!

縛られぬ貴様らが羨ましい!!

思う様動けぬ我が身が怨めしい!!!』


カラス天狗のような風の魔将の右手で風が渦巻く。


『我が身と同じく、貴様らも縛られるがいい!』


渦巻く風が拡散すると

風の輪となって俺達全員の体にまとわりつき

ギリギリと締め上げる。


「なんだ、こりゃ!

動けねぇ!!」


風を解こうともがくが、絡みつく風は一向に解ける気配はない。

アシタローでも解けないようだ。


『無駄だ。我が【戒めの風】は

形ある者全てを縛り付ける。』


自慢げに風の魔将が語るが


「クックックッ・・・

そうか、”戒め”か・・・

良いことを聞いたわ、ガハハハハハハ!!」


俺たちが解こうと必死になってる中、

突然笑い声が響く。


『そこの蟲人は死を前にして気が触れたか。

さっさと楽にしてやるのが慈悲というものだろう。』


魔将が右手に風を集め始める。


「いやいや、ワシは正気よ。」


破壊僧が体にまとわりつく風を払おうと力を込めているのがわかる。


「小僧、言霊というものを知っとるか?

言葉には宿された意味があるということよ。」


風は次第に細く、しかしその密度を薄くし


「ワシのジョブは破壊僧。

そして、破壊僧は”破戒僧”に通ず。」


ミチミチと音を立て


「この身を戒める一切合切を、

真正面から受け止めっ!

討ち破りっ!!

壊す者なりっ!!!」


破壊僧にまとわりつく風が


「ふんっ!!」


破壊僧の筋肉で弾け飛んだ。


「風如きでワシを捕らえられると思うたかっ!!」


嘘だろ!?


『馬鹿なっ!?

我が風が破られただとっ!?』


体についた埃を払うように、

体をパンパンと払う破壊僧を見て

魔将が焦りを見せた。


「破壊僧、実際のところは

どうやって解いたんや?」


「おう、頑張ったら出来たわ。

ガ~ハッハッハ!!」


いや、頑張ってどうにかできるレベルの締め上げじゃねぇぞ、これ。

現にアシタローだって身動き一つできてねぇし。


今のオッサンだったら、アナコンダに締め上げられても

同じこと言って、筋肉だけで解きかねん。

破壊僧が風を破るシーンで、

作者のイメージに一番近いのはラピュタの親方・・・


余談ですが、40話超えたので、

サブタイトルから「こうして」を外すことにしました。

気が向いたら、再度付けるかもしれませんけど。


追記

この作品で、初めて感想もらったぜ、ヒャッホ~。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。