↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
13/68

こうしてパーティに入った

「火精、スキルで攻撃。

雷霊、スキルで火精の援護。」


戦闘を召喚獣に任せ、後ろから指示を出す。

表示されないだけで、召喚獣にもスキルがあることが発覚した。


火精は預言者よりもさらに小さく、

1mほどしかないが、襲ってくるゴリラの相手をしている。

雷霊は得意なステータス(と俺は呼んでいる)こそ無いものの

相手を麻痺させる効果があるようだ。


有名な某カナヅチ海賊船長の巨人パンチよろしく

自分よりも大きくなった右腕でパンチするのが火精のスキルらしい。


これに対して雷霊のスキルは火花を飛ばすだけ。

飛ばすだけと侮るなかれ。

火花に当たった敵は4回に1回くらいの割合で動きが止まるのだ。

動きが止まった敵を火精がブン殴る。

案外、いい組み合わせかもしれん。


火精と雷霊を引き連れ

現れるゴリラやオオカミを倒しながら奥へと進むと

ゴリラと戦っているプレイヤー達に遭遇した。

苦戦はしていないようだ。

戦士系とおぼしきプレイヤー2人に

盾役らしき巨大な盾を装備したプレイヤーが1人

弓兵とガンマンが1人、魔術系が2人。

バランスも良さそうだ。


「良かったら、パーティに入りませんか?」


俺に気づいた魔術系ジョブの片割れが声をかけてきた。

どうやらソロだと思われたらしい。

実際ソロだけど。


「ドが付くほどのビギナーだけど良いの?」


「あんた、面白いこと言うな。

普通はビギナーじゃ、ここには来れねぇだろ。」


話に入ってきたのは

戦闘終了したアイアナーの戦士。


「まぁ・・・うん。

普通のビギナーじゃ来ないな。」


普通じゃないビギナーは連行されたが。


「後衛が増えると助かるしな。

俺は賛成。

モツ鍋、お前はどうだ?」


もう片方、蟲人の戦士に確認している。


「拙者は問題ござらん。」


「じゃ、俺も賛成。」


「私も。」


「僕も反対する理由はないですね。」


人数が増えると負担が減る分、

他のメンバーも異存がないようだ。

折角なので入れてもらう。

パーティリーダーは、ジョーになっている。


「じゃ、自己紹介な。

俺はカムイ。」


アイアナーがカムイ。


「拙者はモツ鍋という。」


こっちがインセクター。


「僕はジョー。銃士です。」


バードマンの少年。


「あたしは、ゆっこ。ジョブはガードナーよ。」


「私はマイマイ。ヒーラー担当。」


「俺はマサキ。見ての通り、アーチャー。」


「私はマサミ。ミドルマジシャンをやってるわ。」


残りの4人はヒューマンらしい。

誘ってくれた子はマイマイだ。


「俺はユウ。

足元に居るのが火精、横に浮いてるのが雷霊。」


一通り挨拶したところで、質問された。


「あなた、テイマーなの?

にしても、見たことないモンスター連れてるわね。」


「いや、俺のジョブは召喚士。

火精も雷霊も俺の召喚獣なんだ。」


「ふ~ん、初めて聞いたわ。

で、どんなことができるの?」


興味津々といった様子で

ゆっこが質問してくる。


「召喚獣に指示して攻撃させるだけ。

火精が攻撃担当で、雷霊はサポートになるのかな?

まぁ、見たほうが早いか。」


カムイの後ろの方、離れた所にオオカミがポップしたのが見えたので指示を出す。


「火精、攻撃。

雷霊、火精のサポート。」


雷霊が火花を飛ばし、火精がオオカミをブン殴る。

仰向けになったオオカミに火精がのしかかり

マウントポジションで殴り続ける。

1~2分程、殴られ続けたオオカミが動かなくなる。

ちょいちょい雷霊が火花出してたから、

麻痺してる間に御臨終したのだろう。


「だいたい、こんな感じ。」


「すっげぇ。

短時間でマウントウルフ倒しやがった。」


「あんな感じでここまで来たんだが

そんなに凄いのか?」


「マウントウルフは素早いゆえ、こちらの攻撃が当てにくく

しかも、硬いのでござる。」


「ねぇ、ユウが居れば

隠しダンジョン攻略できるんじゃない?」


「お、いいねぇ。行こうぜ。」


「隠しダンジョンって何だ?」


「知らないのか?」


「知ってりゃ聞かないだろ。」


「まぁ、行かなくてもLv上げできますからねぇ。」


一体、何なんだよ?


「隠しダンジョンっていうのは、

Lv50以上のモンスターが出現する、

特定のフィールドで狩り続けた時に

ごく稀に入手できる『キーアイテム』を使って入るダンジョンのことよ。」


説明役は ゆっこ になったようだ。


「一概にそうだ とは言い切れないけど、

目安として、深さはドロップしたモンスターのLvの

1/10程度の階層のダンジョン。

ドロップしたモンスターが

Lv50なら5階層、

Lv100なら10階層ね。」


ふむふむ。


「出てくるモンスターは、ドロップモンスターと同程度。

最下層のボスを倒すとクリア。

ボスモンスターは当たり前だけど、かなり強いの。

でも、その代わりに経験値がもの凄く貰えるのよ。」


ほうほう、それで?


「あと、隠しダンジョンでしか手に入らないレアアイテムもあるし、

キーアイテムが手に入ったから行ってみようってことだったんだけど、

前衛3人じゃ厳しいかもってことで、パスしようかなってなってたのよね。

普通はフルメンバーで挑むものだし。

でも、ユウの召喚獣が居れば、前衛が増えるし行けるんじゃないかしら。」


つまり、

前衛:カムイ、モツ鍋、ゆっこ、火精

中衛:雷霊

後衛:俺を入れた残り全員

になるわけか。

確かに、前衛が増えれば負担は減る。


「隠しダンジョンに行くのは初めてだし

何も分からんから、ついて行くだけになりそうだが

それでも良いなら頼む。」


面白そうだし、行くことにした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。