↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
14/68

こうして隠しダンジョンに入った

モスノ山脈のだいたい中腹。

不自然に黄色い岩で出来た入口をもつ洞窟。

そこが、モスノ山脈の隠しダンジョンの入口だった。


「へぇ~。

洞窟っていうから暗いかと思ってたけど

そうでもないんだな。」


これが俺の素直な感想。

何故か、洞窟内なのに外と変わらない明るさなのだ。


「まぁ、松明みたいな照明アイテムは未実装だしね。」


確かに、暗くて灯りを誰かが持たなければならないとしたら

そいつは戦闘に参加できんわなw


「攻略サイトによると、ここは12階か13階。

最下層はボスの間だけ。

ボスはグランドワーム。

不利になると転げまわって地震を起こすらしいわ。

地震は全体ダメージで、浮遊状態なら影響なし。

バードマン、スカイヤーだと有利ね。」


ゆっこ先生、解説ありがとうございます。


「残念だけど、【浮遊呪文】は覚えてないのよね。」


マサミが続ける。


「地震なら、多分土の属性攻撃になると思うから

【神の吐息】で軽減できると思うし、

そうじゃなかったら、私が【パーティヒール】を頑張るわよ。

誰かが死んだら、地震が収まった時点で

【リ・ライフ】を掛ければ蘇生できるから、私だけは死なさないでね。」


マイマイ、言ってることはゲーム的にはマトモだが自己中だ。


話しながらも、戦闘しながら突き進む。


俺が行ったことがあるフィールドと違い、

道が無いので安全なエリアは無い。

救いがあるとしたら、リポップがないことか。

背後から襲われて、挟み撃ちになったら割に合わんしな。


そう考えている間にも、火精は前衛の3人と一緒に

出てくる敵を殴り殺していく。

火精では背が低くて攻撃が届かないコウモリ(ケイブンバットというらしい)や

天井にぶら下がってる変な触手エビルローパーは、カムイとモツ鍋が。

地に足をつけてる洞窟ウルフや冬眠ベアは火精が倒していく。

なんだかんだで、バランスは良いようだ。

俺が居なくても問題なんじゃないかと思うくらい。

雷霊は俺が指示する前に、火精や他の前衛のサポートに回って

勝手に火花を飛ばしている。

俺が一番役に立ってないんじゃね?


そうこうしているうちに、12階を突破。

おそらく、次がボスの間だろう。

回復のために、全員階段前で座り込む。


「大体、1階を5分で突破ってところか。

この分だと、ここのホルダーは俺たちになりそうだな。」


またも聞きなれない単語が出てくる。


「ホルダー?」


「ん?

あぁ、ホルダーっていうのは

最初に隠しダンジョンを突破したパーティに送られる称号。

平たく言や、レコードホルダーってことだな。」


ここで、少し説明しよう。

隠しダンジョンのキーアイテムは出にくいが、

パーティメンバーの誰かがキーアイテムを持っていればいいので、

隠しダンジョンに入ること自体は、そう難しくはない。

ところが、クリアとなると実は話が変わってくる。

雑魚とボスの強さが雲泥の差なのだ。

今、ユウ達が入っているモスノ山脈の隠しダンジョンの場合

雑魚はLv100~135。

これに対して、ボスであるグランドワームは実はLv185なのである。

このダンジョンをクリアするなら、

平均Lv150以上のメンバーがバランスよく集まった場合、フルメンバーで3割。

平均Lv200のフルメンバーで、ようやく8割といったところなのである。

無論、そのLvになっているのであれば

この隠しダンジョンに挑むよりも

他のフィールドに行った方が、経験値としては断然旨い。

その為、このダンジョンはクリアしたパーティがおらず

放置されたままになっていた。

ちなみに、攻略サイトの情報は半分は正しいが半分は間違っている。

これについては、後に語ることになるだろう。

そして、誰も攻略する者が居なかったこの隠しダンジョンから、

唯一の召喚士ユウの伝説が始まる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。