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第57話 彼女の傍観者―もう一つの視線― 第3話 DM

数日後、康介は決断した。


「observer_m」 にDMを送ってみよう。


聞き出そうとか、そんなつもりはなかった。ただ——近づいてみたかった。同じように、この匿名の主を「見ている」誰かに。


彼は自分のアカウントから、短いメッセージを送った。


「彼の投稿、いつも見てますね。私も気になっていて。」


返信は、翌日に来た。


「……そうなんですか。私も、ずっと見てます。」


それだけの短いやりとりだった。


でも、それから少しずつ、会話が始まった。


お互いの正体は明かさない。でも、この匿名の主に対する「見方」を、静かに交換し合う。


数週間後、相手からDMが来た。


「よかったら、鍵アカウント、見ますか? もっと詳しく書いてあるんです。」


康介は迷った。でも、すぐに返信した。


「見たいです。」


相手から鍵が送られてきた。


アカウント名は 「observer_m_private」。


中を開いた時、康介は息を飲んだ。


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