- 2 -
『ドアマットヒロイン』
『溺愛』
『悪役令嬢』
正直に言って、これまでどれも縁のないもので、大いなる熱量を持って好きな訳ではありません。
「ハリウッド映画にラブなどいらん」とか言う人生でした。
「素子ー!」とバトーが叫んだ時、「はあ?」と声を上げた事もありました。
(原作ファンだからです)
何故、それがいきなりこのお題で書き始めたのかと言うと、単純に読み過ぎて
『自分ならどうする?』
になったからです。
「お前を愛する事はない」
と、初夜に言い放たれるヒロイン。
なんかこう、もっとぶん殴りたくなるようなシチュエーションにしたくて、
「君を愛する事は、もう、ない」
になりました。
『無法者はルールを破る(直訳)』
そんな曲に合わせて客がステージからダイブしてくるようなライブに通った女。
考え方が物騒です。
・王子、もしくは国王
・王子の婚約者、もしくは王妃
・浮気相手は聖女
お約束を揃えました。
次は舞台です。
・転生の有無
・魔法の有無
・魔法ありの場合、魔道具の有無
私は転生ものはチートが無ければありです。
魔法は体系作りが面倒でやめました。
魔法が無ければ魔道具もありません。
一番苦手なのは、転生先で現在の科学技術を全部魔道具で作り出す事です。
私は研究者・技術者への敬意を忘れない人間なのです。
というか、仕組みをよく知らないで魔道具を作れるとは思えません。
ですが、あまりに本物の中世な世界では不便すぎる上に、不衛生です。
「惑星移住させちゃえばいいじゃん」
安易です。
ナーロッパ的な貴族社会で過ぎた文明は似合いません。
アーミッシュ的な文明拒否をしてもらう事にしました。
(アメリカやカナダに住むキリスト教の一派。近代テクノロジーを拒み、馬車での移動や自給自足に近い生活を送っている)
必要最小限の科学。かといって、一度慣れた文明を完全に捨てるのは難しい。
インフラストラクチャは大事です。
上下水道は通しますが、ガスは通しません。
ちょっとだけ電気を通すことにしました。主に通信用。
エネルギー問題が浮上しました。
移住直後は宇宙船の動力で何とかなります。
Geminiさんに質問しました。何度も対話して最終的にこう言われました。
「発光微生物で電気作るといいよ」
よし採用。
(設定補助等にGeminiを使ってますが、執筆はAIの生成ではありません。自力です)
そうして今の形に落ち着きました。
次は服装です。
アーミッシュに再び登場していただきました。
が、ボタンを使わずマチ針で留めるという、恐怖でしかない話が載っています。
ボタンは使わせていただきます。
平民はこれでいきます。
貴族はもう少しお洒落させてもらう事にしました。
そんな感じで生活基盤が決まっていったのです。
◇◆◇◆◇◆◇◆◇
主人公を取り巻く世界は決まりました。
次はキャラクターです。
・王子、もしくは国王
・王子の婚約者、もしくは王妃
・浮気相手は聖女
長い間溺愛されてから放逐されるヒロイン。
王子の婚約者程度では年数が知れています。
ならば王妃で。
とは言え、Web小説でミドルエイジのヒロインはあり得ない。20歳位が限度。
先代国王にさっさと鬼籍に入ってもらう事にしました。
それに合わせて国王は少し年上に。
さて、問題の聖女様です。
魔法のない世界、どういう奇跡の力を付与したものかと考えます。
透視、ヒーリング、色々ありますが、未来予知ならオカルト界隈にいくらでもいるのでそんな感じで良いでしょう。
と、さくっと未来予知。
で、惑星移住する時に、
「あの星がいいわ」
みたいなノリで聖女様がおっしゃる。
惑星移住してから数百年。
それなりに貴族社会が出来上がった状態の話にしたいので、代々聖女様が自然発生しなければなりません。
聖女が神の御許に旅立った後、王国のどこかで生まれる。
という形にすると、惑星移住した魔法もないただの人間では、そうそうあり得ない状況です。
……クローン作っちゃおうか。
惑星移住出来るような科学技術。クローンだって作れます。
2/4/8/16/32/64
千年位経つとどれくらい代を重ねられるか。
32ではギリギリな気がしました。64は多い気がします。
いや、数年で神去なされる国王もいらっしゃるでしょう。
64 決定。
と、このあたりで、ふと思います。
『なんでこんなに設定モリモリなのよ? 頭空っぽで読めるもの書こうと思ってたんじゃね?』
……夜中時間がありすぎるのも考えものです。




