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偽りの始まりはどこからなのか  作者: 麻生あきら
白い花を書く前に

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 マグノリア王国。

 着想の経緯を記します。

 

 ◇◆◇◆◇◆◇◆◇ 

 

 およそ四半世紀前、私の所属していたオリジナルオンリーのサークルは消滅しました。

 友達の紹介で参加しました。

 プロデビューされた方が数人いらして、徐々にフェイドアウトという感じでしょうか。

 

 直線距離で190キロ。

 最後に郵送した原稿はその地で灰になっていることでしょう。

 

 色々な事が重なり合って、漫画もイラストも描かなくなりました。

 それから幾星霜、唐突に会社都合で無職になりました。

 

 左目の不調があったので、丁度良いと思い手術する事にしました。

 術後は重いものは持てないし、ひと月は愛する猫を触れないしで、大変に暇を持て余しておりました。

 

 Kindle Unlimitedで本を読み漁りました。特に今まで読んだことの無いようなジャンルを。

 

『ドアマットヒロインもの』

『溺愛もの』

『悪役令嬢もの』

 

 物によっては一冊二時間ほどで読めてしまうので、かなりの冊数を読んだと思います。

 

 猫のお触り禁止が解けた頃、猫が食欲増進剤を飲み始めました。

 一度にあげると吐くので、夜中も30分おきに給餌しました。ほぼ毎日徹夜です。

 

 いい加減Kindle Unlimitedや、Web小説で気になるものがなくなってきました。

 そこでつらつらと考え始めてしまったのです。

 

『お前を愛する事はない』

 

 で、始まるストーリーを。

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