↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
嘘告白された後、学校で指折りの美少女である女友達と幼馴染から猛烈なアタックが始まった  作者: 白金豪


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
72/103

72話 カフェでの仕事


 カフェで幾分か過ごした後、ダンスの出し物や生徒達主体のバンドを見て、盛り上がった後、一輝は自身のクラスへと場所を移した。


 交代制でカフェでの仕事があるためだ。そのため、羽矢と莉菜に許可を取って、2人とは一旦、別れてきた。仕事が終わったらスマホで連絡しろと莉菜に念を押すように言われた。


 一輝は常に空いている入口から教室に入室する。そして、今まで仕事に従事していたメンバーと交代する。


「大変そうだったわね。うちのカフェに増本さんと与田さんと来店したら、まさか自分の言葉がきっかけで生まれたメニューを注文されるとはね」


 松本は憐れむような顔を示す。今のところ、お客はいないため、仕事は止まっている。


「大変かはわからないけど。恥ずかしい感情はあったかな。まさか、莉菜が山田さんに俺の言葉がきっかけで誕生したメニューについて聞くとは思わなかった。しかも、まさかそんなものが存在したとは」


 一輝はあのときの場面を思い出し、顔を歪める。まさか、本当にあると思わなかったから。自身は完全に記憶の蚊帳の外だった。


「まさか、自分がきっかけで生まれたメニューを忘れていたの。それはそれで驚きね・・・」


 松本は意外そうな呆れたような表情を見せる。


「そういう松本さんは覚えてたの?」


 一輝はむっとして、即座に問い掛ける。どうせ、松本も覚えてなかったと思ったからだ。


「ええっ。覚えてたわよ。確か、朝元君の言葉がきっかけでココアがメニューに追加されたはずよね」


 松本は数秒、目を天井に向けた後、過去を思い出すかのような仕草をしてからそう口にした。


「え!?何で覚えてるの?」


 一輝は予想外の出来事に目が点になる。まさか、松本がメニューにココアが追加された理由を覚えているなんて想像もしていなかった。


「どうしたの?まさか、覚えてないと思ってたの?」


 松本はふふんっと余裕の笑みを浮かべる。してやったりと言わんばかりに。


「くっ。そうだよ。松本さんの言う通りだよ。完全に忘れてると思ったよ!」


 一輝は勢いで投げやりの態度を取る。悔しさを感じる。


「いらっしゃいませ~!!」


 教室の戸に佇んでいた女子生徒が慣れた対応でお客に挨拶をする。お客は2人組の女子生徒だった。


「そろそろおしゃべりは終了しないといけなさそうね」


 松本はちらっとお客を確認する。


「・・・そうみたいだね。で、俺は何をすればいいの?」


 一輝は気持ちを切り替え、わからないことを松本に聞く。


「今のところ、注文取る人がいないからそれをお願い!」


 松本は教室に身を置くクラスメイト達を把握してから、答える。


「わかった!初めてだけど、ベストを尽くすよ!」


 一輝は自身にやる気を込めると、仕事に取り掛かるのだった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。