第弐拾漆幕の拾漆
犠牲者を出さないようにする方法は……!?
激しい勢いで落下していく女だけの国。振袖小町達にそれを止める手立てはなかった。そんな中、監禁室に姫からのアナウンスがなされて驚愕の提案がなされた。
「この事態を止める方法が一つだけあります。水と土と木の振袖小町、そしてそこの電気を操る男。あなたたちがここに留まることです」
「どういうこと? 私たちがここにいれば落ちない……?」
理由がわからず断るしかないと思ったさくらだったが、あおいが青ざめた表情で口を開く。
「……私たちの力でここを持続、発展させるつもりだ……!」
「!? それって……」
「そこに縛り付けられて、私を水道が通っていないここの水源にするんだ……」
「じゃあ私は土地を増やすための……」
「それじゃ私は地下に根っこを伸ばして柱に……」
「そして俺は発電所扱いか……ふざけやがって……!」
多くの人が犠牲になるか、自分たちが人間扱いされないことが決定するか、どちらも選択を突きつけられ、あおい、アイリス、かりん、ティーガーは憤慨する。
「……あれ?」
「「私たちは?」」
さくらとひかりは自分が選ばれなかったうえに、ここにいても何かできるかと考えたが思い当たらなかった。そこにアナウンスが再びなされる。
「使い道のない赤い振袖小町と銀の振袖小町、それと私に逆らった愚妹に因幡卯月。あんたたちは公開処刑。これはこの国の姫である私の命令、つまり決定事項だから」
とんでもない宣告がなされた瞬間だった。
処刑とインフラ維持装置化、どっちも嫌ですね……。




