表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
華のお江戸の振袖小町  作者: 水虎
第弐拾弐幕「信頼」
PR
346/359

第弐拾弐幕の拾弐

ハーフ美少女と小悪魔系美少女の対決。

 戦いの舞台となったオーディション会場で、一体何が起こったのか。

 アイリスたちは現場に到着し、樫井に挨拶するとともに応援として友人たちを呼んだことを説明するが、どこか生返事だった。引っ掛かりを覚えながら控室に入ると、参加者が全員ぐったりとうなだれていた。

「この前と一緒!」

 急いでさくらたちに連絡を取ると、関係者席では樫井をはじめとする関係者やオーディションのスタッフが次々と悲観的な声を上げていた。

「この会社は俺のせいでつぶれるんだ……」

「私のマネージメントなんてうまくいくはずがない……」

 悲観の声を聞きつけたかのように、館内放送が入る。

「オーディション会場にいる皆様、全員ステージにお集まりくださーい!」

 放送が終わると同時にぐったりしていた参加者やスタッフが一斉に立ち上がり、虚ろな目でステージに向かっていった。

 それぞれが目的地に出発し、独りとなったロンは、自分以外誰もいなくなってしまうと狭い雑居ビルの1フロアという空間でも自分の居場所はこんなにも広く、がらんとしてしまうことに切なさを抱いていた。

「さて……どうしたものか」

 見渡す限り誰もいない、声も聞こえない。都内で謎の勢力が活動したとは聞いたがすぐ振袖小町が駆けつけ沈静化したため駆けつけるまでもなかった。

「そういえば久しく味わっていないな……」

 腰を上げたロンが向かった先は……。

 小規模なステージには夕香里が仁王立ちしており、特別審査員として参加する卯月を人質に取っていた。

「はーいみなさーん、ここに因幡卯月がいまーす。私は過去にこの子と同じグループで、彼女だけブレイクしたのは……知ってるよね?」

 駆け付けた振袖小町とかんなは前回と同一犯であることを確認し、卯月が人質にされていることに憤慨する。

「約束通り来たんだね。それじゃこっちも。革新」

 夕香里はかつての戦友の目の前でP&Lとしての勝負服ともいえるFFVを纏う。その直後、このオーディションの参加者、関係者、スタッフ、記者がステージに集結し、彼女は喜びの声を上げる。

「あはっ♪ みんなありがとー! それじゃあ……辛くて悲しい今に苦しんでるみんなにいい知らせがあるの! 苦しみから逃れ救われるためには、この世界を新しく創りかえて、みんなを導いてくださる姫を崇拝して!!」

 そう言って彼女のピュイサンス・ファムから姫の姿がホログラムで出てきて悩める人々に声を聞かせる。

「皆さん、この世界は私が女だけの世界に創り変え、導きます。そのための道を私とともに作り上げましょう」

 怪しい声がステージに響き渡る。

「(!? あれは……!!)」

 卯月はホログラムの人物に既視感を覚え、夕香里はとんでもないことに巻き込まれ利用されている、彼女の装備や音声を再生するホログラムの技術から共犯者の存在がいてそれが誰なのかも見当が付いた。

既に巻き込まれてるけど卯月もこの因縁に関わってきます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ