表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
華のお江戸の振袖小町  作者: 水虎
第拾捌幕「天使」
PR
275/371

第拾捌幕の壱

新しい話のスタートはちょっと短め。

 起きてはならないことが起こってしまった。2つも同時に。あおいの心中はそれ一色であった。

 悲劇から一夜が明け、蓮は病室のベッドの上で目が覚める。視界には今にも泣きそうなあおいと2人の両親が彼の容態を案ずる表情で彼を見つめていた。

「ここは……?」

 視界には知らない天井。寝ている場所はいつもと違う感覚。しかし見慣れた家族が思いつめた表情で目の前にいる。自分が今どこにいるのか、そしてその理由もおのずと理解した。

「蓮! 心配かけないでよ!」

 あらゆる気持ちを押し殺し、涙を目に溜めて強がるあおい。蓮はベッドから起き上がってあおいの手を握ろうとするが、痛みが背中を走り思わず声が出てしまう。

「まだ無理しちゃダメ! ほら寝てて!」

「……さくらは?」

 蓮は一言尋ねるが、あの後何が起きたのかを包み隠さず話す勇気は今のあおいにはなかった。

 彼が入院している「高砂ガーベラ医療センター」の別の階では、昨日から一人の患者が新たに入院することになった。

 その患者の名は……火宮さくら。

あんな事態になってしまっては入院を余儀なくされて当然。肉体的にも精神的にもきつすぎる。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ