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倒産中年社長、異世界で孤児達と逆転再生経営!  作者: 神永ちろる


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王の思惑

これからは第二部となります。

第二部


第1話 王の思惑


 国王の玉座の間は、昼間でありながら重苦しい静けさに包まれていた。


「国王陛下、かの者に感状と金貨百枚を下賜いたしました。」


 宰相が深々と頭を下げる。


「うむ……今はそれくらいが妥当だろう。」


 国王は一枚の設計図に視線を落とした。電球、モーター、バッテリー――この世界には存在しない技術の数々。


「して、あの男をどう扱う?」


「は。しばらくは自由に発明させ、その動向を見極めるのがよろしいかと。」


「当然、監視は怠るな。他国に奪われれば厄介だ」

「承知しております。」


 しばしの沈黙の後、国王は小さく笑った。


「しかし……あやつは天才だな。」


「ええ。ゆえに今のうちに囲い込むべきかと。爵位を与え、国に縛るのです。」


「ははっ、なるほどな。準男爵あたりでよいだろう。」


「高位すぎれば周囲が騒ぎ立てますので。」


 こうしてヤマタニは準男爵となった。

 それは名誉であると同時に、国家による“囲い込み”でもあった。


 自由の代償は、権力から逃れられない立場。

 そして与えられたのは――町外れの小さな村。

 荒れた土地。崩れかけた家々。手入れされていない畑。


「……いい。」


 社長は、わずかに口元を歪めた。


「条件は悪い方が燃える。」


 静かに、しかし確信を込めて言い切る。


「ここを、発明で変えてみせる。」


 ゼロからの再生。


 孤児たちと共に歩む、新たな逆転の物語が――今、始まる。


ここまで読んでいただきありがとうございます!

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