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宙魔戦記  作者: いかのてんぷら
第五章 救世主
97/104

両断

爆破…おそらくルミラがここに居る。速さ、威力は大したことはないが自由度が面倒…もう一人くらい来てるかな俺なら何処にいる目的は…


カナタは鳴り止まぬ爆破に巻き込まれながらも思考をやめず辺りを見渡した 


俺ならあそこの塔に居るな…時限爆弾に巻き込まれず、俺の居場所も把握出来る。登るのは面倒、崩すか 


「カナタ…見つからないね」 


「だが必ず現れる。待つぞ」 


ルミラとジュラは望遠鏡片手にカナタを探しているその時、聞いたことの無い異音が響くと同時に塔が傾く  


なんだ!?塔が…!?

 

「奇襲だ!!ルミラ構えろ!!!」 


二人が塔から弾き出され宙に舞ったその時を狩人は見逃さなかった。奇襲による隙は絶大な物だ…カナタの一撃が容易くルミラに通り一気に地面に叩きつけた 


武鬼両成デュエル!!!』 

 

「貴様よくも!!!」 


剣と盾を構えたジュラはカナタに向かって突撃、剣を振るうがカナタは避け顔を蹴り飛ばす 

 

うるっさ……耳元で騒ぐなよ 


カナタはゆっくりと降り先に地面に降りていた二人の視線を全身で浴びる。氷の巨剣を作り出しカナタは構えた 


「ルミラ…動けるな」 


「これからじゃないか」 


軽口を叩く二人を見つめカナタは考える

 

武器を作る四天王…ジュラか。ルミラの爆破も面倒だが盾持ちのが厄介。まずはジュラから潰す 


カナタは走り出しルミラ蹴り飛ばすとジュラに連撃を叩き込む。ジュラは盾で受け止めるがカナタが放つ連続の剣撃には耐えられず砕かれジュラは右肩からの袈裟懸けに切られる

 

「まずは一匹」 


爆槍ボラー!!』 

 

間一髪カナタの刃がジュラの首を刎ねる時ルミラが放った爆破がカナタを吹き飛ばし危機をやり過ごす 


「ジュラ一回下がりな!出血で死ぬよ!!」 


「一人じゃ勝てないから二人出来たんだろ!」

 

ジュラは瀕死…ルミラの爆破も命を取るにはいまひとつ…あとは時間だな 


カナタはゆっくりと歩き出す。ただの動作すら空気を変えるほどの圧に二人は後退りするが勇気か無謀か飛び出し襲いかかった。二人の阿吽の呼吸によって繰り出される攻撃をカナタは真正面から潰し追い詰める


クソッ!バケモノめ!! 


ジュラはそう思いつつも攻撃の手を緩めることは無い。決定的な瞬間はすぐに起こる。出血によりほんの少しジュラの防御への意識が緩んだその時、カナタは目の色を変え剣で突き刺そうと飛び込んだ 


あっ……………………!!! 


「ジュラッ!!!!」  

 

ジュラが串刺しにされる前に飛び出したルミラはジュラを押し飛ばした。だがそのせいで剣の射線にルミラは入ってしまった 

 

「あ………ぁぁ…………ルミ………ラ…!?」 


絶句するジュラに吐血しながらも優しい瞳でルミラは言い残す 


「せか……い……を……た」 


あまりにも長く、あまりにも短い遺言をいい終えるまで待つのに飽きたカナタはルミラの脇腹を貫通していた剣をそのまま振るい前後を切り裂いた。鮮血が飛び散りカナタの顔にかかるだがカナタは気に求めず言う 


「次」 


ゆっくりと睨まれたジュラの目にはカナタが悪魔のように映っていた

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