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宙魔戦記  作者: いかのてんぷら
第五章 救世主
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カクレが振り下ろすメイスの一撃を受け止めたエンスは叫ぶ。カナタには勝らずとも他を圧倒する肉体、自身と同等の魔力量。エンスは魅せられていた夢への架け橋に

 

「お前の体さえあればカナタの体だって手に入れるのは夢じゃ無い! 」

 

理想への道を見出したエンスはさらに攻撃の勢いを増す。徐々に押されるカクレだが、適切な対処により致命的な被弾は食らってはいない。カクレはブーメランを作り出し投げエンスの両腕を切り飛ばす 

 

「お前みたいな命を大切に出来ない奴には何の願いも理想も叶わない!」 


「命なんて吹けば容易く消える物を大切にするお前ら人間の方がおかしいんだよ!!」 

  

「あぁそうかい!」 


『雷破!』  

 

異界雷鳴エルクール!』 


電撃波と黒い稲妻が激しい音を鳴らしながらぶつかり合う。周囲を白く染め上げるが二人の目にはしっかりと互いが映る。両者の攻防は周囲を破壊しながらより勢いを増していく。カクレの高速の蹴りがエンスの顔面を蹴り飛ばし地面に叩きつけるが、エンスは即座に距離を取り治癒を終えると、瓦礫を掴み情報を加える 


カクレに向かって時速100キロで飛ぶ 

 

追尾弾となった瓦礫はカクレの体を貫くが、カクレは止まらない。まるで猛獣のようにカクレは走りエンスに絶え間ない攻撃を浴びせる


異界水流ポセイドン

  

エンスは黒い水を周囲に吐き出しさらに攻撃を食らわせようとしたカクレを押し飛ばす。エンスは腕を鎌に作り変えカクレに切り傷を着ける 


「動きが鈍いんだよ!かなり食らってんじゃん!」 


「害虫には分からないか!」 


雷鳴拳ライジングインパクト!!』 


カクレの放つ一撃はエンスの腹部を消し飛ばす。だが瞬時にエンスは癒しカクレのメイスを受け止め弾く 


感染インフェクション』 

 

周囲にエンスの魔力が散布される 


「もしかして全力を出してるって勘違いしちゃった?ざぁんねん…俺はここからだから」


空間破放エアブレイカー』 


威力、速度そのどちらも以前とは別格。間一髪ガードには成功したものの、数キロ程ぶっ飛ばされる 


確かに強いけど『感染インフェクション』だかの魔法のせいでアイツの魔力残り2割くらいしか無いじゃん…決め切るつもりか 


「お前の敗因は最初にその魔法を使わなかったことだ」 


「そう言うのは勝ってからだろ」 


エンスとカクレは互いに睨み合い、拳を握る。カナタの体を手にするため。カナタやフミナと合うため…ミユとの平和な日常を手にするため。互いの理想を叶えるために魔力を荒ぶらせ、構えた

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