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宙魔戦記  作者: いかのてんぷら
第六章 世界を賭けて
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火力

歩み始めて2日経っただろうかカナタ達は吹雪に足止めされ、暗い洞窟の中で各々時間を潰していた  


もう三時間は吹雪いてるんじゃ無いか?時間が勿体無い、このまま…いや視界すら満足に確保できないほどの吹雪。万が一魔物に襲われて怪我でもすればその時点で負けが決まる。クソッ……時間が無いのに 


けんけんぱで遊んでいる三人を横目にカナタは読書を始めた。カナタの頭には一つ考えがあった。ガルダとの決戦、奴は魔物を引き連れ現れるだろう事は容易に想像できる。三人対多数の絶対不利の状況をひっくり返すためには一度の攻撃で多くの敵を薙ぎ払う力が必須…そこで各自の魔法に合わせ以前レールガンを氷で作ったように、兵器を氷で作り出そうとしていた 


とは言え中々ビビッと来るのがあるわけじゃ無い…あまり複雑な構造の物は強度が保ちにくくなる。レールガンなら7時間ブッパしても壊れない…それを踏まえて考えても中々なぁ……


無作為に本を読み漁るがそのどれも要求火力に満たなかった 

「カナタ〜そろそろご飯にしよう?」 


「ん?あぁ…そうだね」 


カサカサのパンとカリカリになるほどに焼いたウィンナー、ハチミツレモンを昼食に食べつつカナタはさらに本を読み漁る 


「もー行儀悪いよ?…コレカッコいい!!」 


そう言いながらフミナが指を刺したのは本に描かれていた巨大戦闘機だった 


デカいな。的が広が……でもその分火力も範囲も上がるか…それなら俺だけでも…よしそうするか。なら後は二人の武器か 

 

「ていうか突然どうしたの?兵器とか武器の本ばっかり読んで」 


「ガルダと闘うってことは大量の魔物と闘うと言う事。多対一を想定して広範囲技があった方が殲滅力が上がるだろ?」


「でも前にカナタは一人で一万体だっけ?倒してたじゃん!それって必要?」 

 

「地球には元々人類は90億人居たんだ。今回の闘いでガルダが万しか出さない訳がない…億が来る事を考え無くちゃ行けない」 


フミナとの会話を終えたカナタがウィンナーを箸で掴み頬張った瞬間彼の魔力探知に魔物が引っかかる 


本番が決戦じゃ不安だな…よし試すか 


「カクレ…早速コレを」 


カナタが作り出したカクレの武器は16枚の氷の板だった 


「なぁカナタ…コレでどう戦えば?」 


「コイツにカクレの電気を加えて操れば自在に動く盾にもなる質量兵器の完成ってわけ…それじゃあアイツを倒して感想を聞かせてくれ」 


「はぁ…まぁ任せろ」 


カクレはそう言い切ると宙に16枚の氷の板を漂わせると蛇とカラスとアリのキメラに向かって歩き始めた

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