ゴッドスキルのハイエルフ 〜ミリネア・ロカベル〜
【妄想図鑑が世界を変える?〜異世界トランザニヤの末裔がその物語を塗り替える〜 #イセトラ】
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主要キャラクターのミリネア。
ファンが増えてくれると嬉しいです╰(*´︶`*)╯♡
冒険者たちの間で、まことしやかに囁かれる噂がある。
ハイエルフでありながら精霊の理から外れた【闇属性魔法】を操り、
見た魔法を即座に自分のものにする規格外の才女。
冒険者ランク『S級』にして、
最も『SS級』に近いとされる【七つの大罪】の一人、Envy。
人々は畏怖と敬意を込めて、彼女の力をこう呼ぶ。
ーー【神の能力】と。
「……なんて呼ばれているだなんて、
ワタクシ、先日まで全く知りませんでしたわ」
そう零しながら考古学の教授室を出る。
大陸の叡智が終着する地、カルディア魔法学院。
そこはズードリア大陸におけるーー
魔法体系の原典であり、頂点でもある。
分厚いレンズの眼鏡を指先で押し上げながら、
ミリネア・ロカベルは小さくため息をついた。
「どうしたの? ミリネア教授? 浮かない顔よねん?」
そう言って声をかけたのは、同僚パメラ・ルシーヌ・カルディア。
この学園、いやこの国の姫、皇女でもある。
「ルシーヌ、講師から特別講師に昇格おめでとう。
お祝いしたいの……けれど今、ワタクシ、
研究が行き詰まっておりまして……てへへ」
バツの悪そうな顔で言葉を紡ぐミリネアに、パメラはさりげなく返す。
「別にいいのよん、あたいも早く『教授』にならなきゃだから、
少し、お休みをいただくの」
「っえ?」
「明日からちょっと旅に出るのよ。あなたを見習って、
S級冒険者になるためにね。
……それがこの学院で、”教授”になれるーーひとつの手段だから」
そう言って振り返りもせず、手を振り立ち去るパメラだった。
彼女の背中を見送り、肩をすくめながら、
ミリネアは夕陽が注ぎ込む大きな窓の外を眺めた。
箒に跨り、墨空を舞う生徒たちをじっと見つめ深い息をつく。
そしてミリネアは意を決したように軽く頷き、
橙色に染まる大理石の廊下を歩み始めた。
白衣の下、この当時学院で流行したーー
露出度の高いサイバーパンクの茶色レザーの胸元からは、
豊満な谷間が歩くたびに揺れていた。
それとともに小さな金属音を鳴らす、
金の補助魔導具ーー臍ピアスも引き締まった腹部を際立たせ、
見るものの目をごっそり奪った。
***【ビヨンド村の自宅にて】***
自宅に帰った彼女は魔導デバイスを手に取り、
難解な古代の設計図を見つめる。
「『七星の武器』……
その一つである『機械銃』の組み立ては完璧。
あとは試し撃ちをするだけなのですけれど……
いかんせん、弾の製造がうまくいきませんわ」
生まれながらにして『学者』のギフトを授かり、
考古学と史学を極めた彼女でさえ悪戦苦闘する構造。
ふと、部屋の隅に立てかけられた鞭に視線を移す。
『狩人』の最上級ジョブスキルーー
【羅刹猟師】を有する彼女愛用の鞭。
考古学の採掘で『フィルテリア』を訪れた際に掘り起こした、
不思議な力を持つ鉄錆色の鞭だった。
「この鞭は、ワタクシの意思を読む。
纏わせる魔力にも全て対応ーー
きっとこれも、古代兵器のひとつでしょうに……」
くすっと自嘲気味に笑うと、ミリネアは立ち上がり、分厚い眼鏡を外す。
代わりに瞳に触れさせたのは、愛用のコンタクト魔導具。
途端に視界がクリアになり、
分厚いレンズの奥に隠されていた知性と、
妖艶さを併せ持つ鋭い眼差しがあらわになる。
「ちょっと気晴らしに、シャワーでも浴びようかしら……」
彼女は2階にある、3点式バスユニットでシャワーを浴び始めた。
***【ゴクトーとの出会い】***
2階のシャワールームの扉が開かれた音が聞こえた。
瞼を瞑り、シャンプーで長い緑髪を洗う彼女は思わず口にする。
「あらミーア、珍しいわね。一緒に入るの?
ミリネアお姉ちゃんも嬉しい……」
その言葉のすぐ後、バタンと扉が閉まる音。
人の気配はせず、ミリネアは不思議に思ったが、
彼女は持ち前のズレを発揮させる。
「あら、違った?」
彼女はそのままシャワーを浴びて、
すっかり気分をリフレッシュさせた。
自室に戻り、白いバスタオルを身体に巻き付け、
濡れ髪をタオルで拭いながらミーアの部屋をノックもせずに入る。
「ミーア、なんで入ってこないのぅ?おねぇ……」と。
ここで運命の相手、ゴクトーと初めて出会うこととなる。
***【宿屋帰巣ーー食堂での話し合い】***
『七星の武器』……
その一つである『機械銃』を研究する彼女は、
どうしても「ハゴネ」へ向かう必要があった。
あそこに行けば、弾の製造に必要な希少な材料が手に入るはずだから。
それに、ハゴネといえばーー温泉。
無類の温泉好きであるミリネアにとって、これ以上の目的地はない。
ゴクトー。
彼の鼻血を舐め、眷属となった甘美な記憶。
念話でいつでも繋がれる喜び。
生涯彼に仕え、補佐すると決めた彼女の心に迷いはない。
その名を思い浮かべるだけで、ミリネアの金のロザリオピアスが揺れ、
頬が微かに朱に染まる。
何より、ご主様のパーティ『リリゴパノア』の一員として、
同行しないわけにはいきませんものね……。
想いは募るが、冷静に心に沈めるーー彼女だった。
***【冒険者ギルド支部にて】***
◇(ゴクトー特別出演)◇
《「……ミリネア、そろそろ出発だ」》
脳内に直接響く、愛しい主の念話。
《「はい、ご主様。今すぐ向かいます」》
ミリネアは群青色の龍の鱗で作られたレザーの装備で、
ふふっと蠱惑的な笑みを溢した。
ハゴネの温泉、材料の調達。そして何よりもーー。
《「この日のために新調した、
黒レースの最新インナー……。
温泉上がり、ワタクシの自慢の胸を、早くご主様にお見せしたいですわ」》
ミリネアの念話が脳内に響いたーーその瞬間。
カチッとした音とともに、
ゴクトーの妄想眼”死線”がひとつ目をカッと見開く。
「っ…! あ、主、つ、つい【シジマビジョン】で見てしまった……
このミリネア嬢ーー破壊力が凄まじい……」
言い残す”死線”がふらふらになりながら、
カチッとした音が響く中、ゴクトーが具現化させたーー
『妄想図鑑』に消えていく。
《「ミリネア、艶っぽい念話を飛ばすな! ”死線”がッ!」》
ゴクトーの念話にクスッと唇を光らせるミリネア。
世間が恐れる【神の能力】の持ち主は、
ーー胸いっぱいの煩悩と少しの天然を抱えたまま、
愛する主のもとへと駆け出していったーー。
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名称:ミリネア・ロカベル
種族:ハイエルフ/エルフ上位種)
性別:女
年齢:125歳
分類:妖精系亜人
性格:少し天然。献身的。造詣が深い。
どこかゴクトーを揶揄う節もある。
【血統・系譜】
フィルテリアの森を治める八支族ーー
最強と謳われる【ロカベル】の家系。
族長アルセドの長女で姫。
【備考】
妹のミンシア、ミーアの心の支え。
ロカベル三姉妹の中で唯一、
全属性ーー特に闇属性の魔法まで使いこなす。
【主従】
ゴクトーの眷属。
ギフト:『学者』
パーティ『リリゴパノア』のメンバー。
ゴクトーの補佐役。 冒険者ランクはS級。
知性と教養、上品さを併せ持ち、
戦闘力もかなり高く、鞭と闇魔法を織り交ぜた攻撃力は天下無双。
鞭のひと叩きで、荒くれ者揃いのギルドを震え上がらせる。
ーー上品に振る舞ってはいるが、
内に秘めたるドS気質(または女王気質)が時折顔を出す。
分厚いレンズの眼鏡をかけるミリネアだが、
たまにコンタクト魔導具も使う。
見た目は30代。 一人称はワタクシ。
普段の彼女は1日に3回、必ずシャワーを浴びるーー綺麗好きなのだが。
自身の部屋は、考古学資料で雑然と埋め尽くされている。
ギフト『狩人』の上級職『羅刹猟師(鞭)』を後天的に開花させる。
考古学と史学を主に教えるーーカルディア魔法学院の考古学の教授。
冒険者となって、ズードリア大陸中を採掘のため駆け巡り、
長年『七星の武器』について研究している研究者でもある。
発掘した『七星の武器』の『機械銃』を、
組み立てた彼女は、弾の製造に悪戦苦闘していた。
ゴクトーが夢と現実、妄想の狭間で登場するミリネアの姿はこうだった。
機械銃の弾の材料を調達するために、
ゴクトーたち、『リリゴパノア』とともにーー
「ハゴネに同行させてほしい」と懇願する。
出発前にゴクトーの鼻血を舐め、
ゴクトーの眷属となり『念話』ができるようになる。
生涯仕えると心に決め、常に彼を支える。
彼女自慢の『SBB級』ーー
まるで小玉スイカのような圧が、
”むにゅにゅ〜〜ん”とさりげなくゴクトーを誘惑する。
露出度が高いレースのインナー装備を好むが、
最新インナー装備、高級な『caravan・climb』もお気に入り。
ロザリオがついたネックレスは母の形見。
魔力上昇が付与された補助魔導具、
臍ピアスも彼女のファッションの一部。
ハゴネでは、ゴクトーの危険を察し、
古代魔法【ロカベル】ーー「【プッキス:°トンレイ・サ】」と、
静かに発動させ、魔法陣とともに、
ほとんど足音も立てずに廊下を一瞬で駆け抜ける。(*呪文は回文)
そのスピードは人智を超えるスピード。
彼女が【ゴッド・スキル】と呼ばれるひとつの理由でもあった。
だが、のんびりと温泉に浸かるひと時も、
ゴクトーに想いを寄せる彼女だったーー。
お読みいただき、ありがとうございます。
引き続き読んでいただければ嬉しいです(๑╹ω╹๑ )




