第30話 相合元綱謀反
播磨を抑えた尼子政久はついに上洛を果たした
摂津や河内の細川家は将軍家の命令とはいえ尼子家の上洛軍を通すのは反対していたが最終的に折れる形となった
そして尼子政久は将軍に面会した
「尼子政久にございます」
「よく来た尼子政久」
12代将軍・義晴が歓迎する
「政久よこれからも協力して欲しい」
「はっ…」
そういったがするはずは無い
将軍家の威光などもうないのだ
上洛の口実に過ぎず使えなくなったら追放すればいい
そう思いながら京都御所を後にした
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中国地方の統一と上洛
その政久の威光はうなぎ登りであった
しかしそんな政久にも危機は迫っていた
上洛を終え中国地方に帰ろうとしていた時その報告はきた
「申し上げます!相合元綱が謀反!」
「なにっ!相合元綱が?」
寝耳に水の事態だった
毛利元就ならいざ知らず…相合元綱が謀反とは…想定してない自体に戸惑いながらもこれは非常にまずい
これまで尼子家は急拡大を続けてきた
尼子の勢いに従っているものも多い
故に相合元綱の謀反に賛同するものが増えればこの反乱は瞬く間に大きくなっていく
直ぐに止めねばならなかった
とりあえず播磨は塩冶興久に任せ赤松や別所らは興久に任せ出雲へ急いだ
そこに更なる知らせが来る
「申し上げます!南条宗勝、吉川興経、陶興房も謀反」
恐れていた自体…いや国を開けすぎたか?
ともかくすぐに本国へ急いだ
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相合元綱は兄を慕っていたが同時に兄が怖く兄を超えたかった
そしてそんな元就は毛利本家を継いでしまった
尼子政久が元就を恐れて何かすると思っていたのに…あろうことか安芸一つ任せるなんて…
そう思っていた相合元綱に南条宗勝が囁いた
「政久に異を唱える者は少なくありません。元綱様がその先陣を切り兄を超えてはいかがでしょう」
そうだ、私はここで終わる訳にはいかない
私も毛利の当主になる権利があったはず
そこで冷遇されていた陶興房に娘婿でありながら所領を加増してもらえていない吉川家と共謀し今回に至った
尼子政久としては初の謀反
己が才能を見せるため、元綱は挑むのであった
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出雲に戻った尼子政久はすぐに反乱鎮圧にでた
高橋興光に吉川家、尼子国久に南条家、大内義興に陶家、そして自らは相合元綱討伐に向かった
私の解釈としてですが相合元綱だって毛利の人間です
史実では尼子の後ろ盾を得て兄と対立した彼なら正式に毛利の投手となった元就を黙って見ていることはしないと思いました
尼子の外交関係
・相合元綱謀反




