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蒼騎士王子と囚われの国2  作者: ユキア


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第12話 王の誕生

 

 戦いを見事治めた王子は皆から認められていた。しかし、事件が起こる。


「王子様!」


「ん?」


 兵士が駆けてくる。そして、それを告げた。


「!」


 王の間に呼ばれたレェーネに告げられたのは衝撃の事実だった。


 ☆☆☆☆☆


 アリーア地区は独立し、国となる。そんな宴に招かれたウィルとレェーネ、そしてフィルシュ、そして、ウィリだった。皆先の戦争を忘れる訳では無いが独立を後押ししてくれたレェーネへの憎しみは少し緩和されていたらしい。皆が祝い踊った。


 そして、女王となるアリーシャの言葉で宴が始まる。宴が終盤に差し迫った時だった。アリーシャが旦那を迎えると言いだした。そしてウィルが連れていかれる。アリーシャは皆の前で発表した。


「ウィルを旦那として迎えようと思う!」


「は?!」


「うむうむ!良かったではないか!」



 レェーネは笑顔で祝福する。


「は?ボク聞いてないんだけど?」


「俺より先に王に出世だぞ!喜べ!」


「レェーネ、まさか勝手に決めた?」


「そうだな。アリーシャ女王にウィルを旦那として進めた。喜べ美人な妻ができるなんてうれし…」


「ふざけないでよ!!」


 ウィルはその場からレェーネを連れて離れる。


「ちょっと来て!」


 それをアリーシャは見送った。


「お前の出世したいと言う望みも叶う!何より美人な妻が…」


「勝手に人の結婚相手決めないでよ!!」


「!」


「なんでそんな事になってるんだよ!?」


「……」


「ボクは、君がっ!君の、君の元で光にならないと意味がないんだよ!!」


「……俺にはもう、お前を出世させてやれない。だから、ここで王となって…」


 ウィルはレェーネの肩を持った。


「何言ってるんだよ!ボクの結婚相手ぐらいボクが決める!!ボクはっ!」


「俺はもうすぐ追い出される!!」


「?!」


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