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武器屋さんに入ると中に革装備を身に着けている人や鎧を身に着けている人がいた。
「冒険者っぽい人がそれなりにいる」
「ギルドの隣だから当たり前なのでは?」
「まぁ、そうかもしれないけど」
それから店内を見て回っている短剣と長剣がたくさん置いてある場所を見つけた。
「たくさん置いてあるけどどうする?」
「う~ん。いいと思ったものをとりあえず確保してから真奈美のスキルで選んでもらってもいいかな?」
「あ~スキルね。でも、知りたいことを知れるから分からないわよ?」
「まぁ、その時はそのときよ」
「あ、あの、私、鑑定スキルを持っていますが役立ちますか?」
するとまこちゃんがおそるおそるそんなことを聞いてきた。
「お、私と同じじゃん!」
「そ、そうですか」
「それなら一緒に確認しながら選ぼ?」
「は、はい」
それから自分がいいと思った武器をスキルで調べてみると、武器の性能みたいなのが出てきた。そのことを2人に伝えるとまこちゃんも同様に見ることができたので、舞ちゃんにはいいと思った武器を私達に見てもらうと言う感じで各々の武器を探し始めた。
そうして私達は自分に合った武器を選び終えたところで、店員さんが声を掛けてきた。
「お探しのものは見つかりましたか?」
「はい。私はこれを購入したいのですが」
「私はこれを」
「こ、これを」
そう言って購入しようとしたものを渡した。
「……なかなかいい商品を選びましたね」
「そ、そうですか?」
「はい。この辺に置いてある武器の中ではかなり品質がいいものになります」
それならいいものが選べたということかな? まぁ、スキルを使っているちゃんと目利きができているわけではないけど。
「あ、あのそれってこの武器が高いということですか」
……なるほど、品質がいいものを選んだらその分値段が高くなる可能性があるのを忘れていた。もしかして高くて買えないということはないよね? と少し不安になった。
「この辺りに置いてある武器はどんなに高くても金貨1枚の設定になっています。あなた方が持っているものは銀貨4枚、銀貨6枚、金貨1枚、銀貨8枚になります」
私が持っている武器が2つ合わせて金貨1枚で、舞ちゃんが金貨1枚。まこちゃんは銀貨8枚だそうだ。思っていたよりも高くなくて安心した。
「因みにですがもっといい武器は別のところに売っているということですか?」
「はい。1階の入り口付近は初心者用で奥に中級者用、上級者用の売り場は更に奥になります。上級者用の武器類はギルドからの許可証もしくはBランク以上の冒険者しか入ることができません」
「なるほど」
じゃあ、たまたま見ていた場所は私達に合った武器が売っていたということかな? さっき冒険者になったばっかりだし。
「中級者用の武器でも見て行かれますか?」
「いえ、私はこれを買いたいと思います」
「私もです」
「わ、私もです」
「そうですか、因みにですが普段はどういったものをお使いですか?」
「実は、今日冒険者になったばかりで」
「そうですか。それなら、冒険に必要なものは一式購入する予定ですか?」
「まぁ、そうなります」
「何が必要なのか分からないから聞いた方がいいじゃない?」
「それもそうだね。お願いしてもいいですか?」
「はい」
それから店員さんは私達のスタイルを聞きながら防具や必要な道具などを見繕ってくれた。購入するものは革製品の防具に剣などを固定できるベルトみたいなものだ。
「これ全部でいくらぐらいになりますか?」
「そうですね全部で金貨6枚と銀貨3枚になります。少しおまけをして金貨6枚でいいですよ」
「本当ですか」
「はい。今後も必要なものがありましたら是非ここに来てください」
「分かりました」
そう言って金貨6枚渡して私達はお店を後にした。




