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ソルトン  作者: spright
14/16

トランプする時って大体何人でするかな?

あの伝言ゲームから三日、木村はまだ治っていなかった。


日笠さんからメールで俺の家でトランプがしたいと、まぁいまいちよく分からない提案が出た。しかし断る理由もなかったので快く了承した。

俺はその旨を他のメンバーに伝えた。

幸い皆予定は空いているみたいで、次の日全員家に集まることになった。


「ういーっす、来たぞ」

外から瞬の声が聞こえた。正直インターホン使えよと思いながら玄関へと向かった。

外には瞬以外の他のメンバー全員も集まっていた。

皆を二階のいつもの部屋へと連れて行った。

「で、トランプって何すんだ?」

瞬がどすっと座ると同時に聞いた。

「特定の何かをするっていうのは、決めてないんですけど、一般的にトランプを使った遊びというものは、一通りやりたいです」

「それは良いけど、どうしてトランしたいって思ったの?」

秋野さんがここにいる全員が思っているであろう疑問を聞いた。

「えっとですね、実は私には妹がいるんです」

「?」

秋野さんが『?』マークを浮かべている。当然だ、だって俺にもよく分からんからな。

「えっと、それが何か関係あるの?」

「あ、そうですね。それだけじゃ分からないですよね。端的に言うと妹がすごく強いんです。どんな勝負を何回もやっても、一回も勝てたことないんです」

秋野さんがいまいち分かっていないみたいだったので、俺は話しに参加させてもらった。

「つまり要約すると妹に勝ちたいから、その特訓をしたい、ということかな?」

「はい、そういうことです」

今の会話で秋野さんと瞬が『なるほど』と納得していた。つーか瞬も分からなかったのかよ。

「トランプはいつも二人でやっていたのかしら?」

泉さんが聞く。

「はい、そうです」

「そう、ならババ抜きや大富豪のような大人数でやるのはやっていないのね」

「いえ、そういうのもやります」

「二人で?中々変わっているわね」

「確かにそうかもしれませんね。でも、二人でも結構盛り上がるんですよ」

日笠さんはニコリと笑った。本当に楽しいのだろう。一度その妹さんに会ってみたいと思った。イメージ的にはやっぱり日笠さんと一緒でのんびりな感じだと想像できる。

泉さんもそう思ったのか、普段あまり見せない優しい笑顔をしていた。

……だが、ほんの少しだけ、これまた普段あまり見せないような悲しい表情が出ていた。

「それじゃあ、ババ抜きから始めましょうか」

こうして、日笠さんの『打倒妹!』が始まった。

今回は笑えるところが少なかったですね。

次回はいつものようにギャグ要素多めで行きたいと思います。

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