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ソルトン  作者: spright
15/16

さぁて、トランプ祭りだっ!

前回の続きでトランプします。




※この物語に出てくる登場人物はフィクションです。

「あ、そうだ。どうせだから、負けたら罰ゲームなんてどうよ」

瞬がそんな提案をした。

「罰ゲーム?…まぁ俺は構わんが」

「私も良いですよ」

「そう、した方が盛り上がるから良いかもね」

「その発言後悔させてあげるわ」

皆概ね了承した。若干一名恐ろしいことを言っているがスルー。

「よしっ!じゃあ罰ゲームの内容は紙に書いてこの箱に入れてくれ」

と、どこにでもありそうな箱を取り出した。

おっ、成る程。確かにそうすれば、例え瞬が負けたとしても、泉さんからのお茶目(優しい表現)な命令は出ない。意外と考えていたんだな。

「普通に命令するよりドキドキ感があって良いだろ」

どうやら、特に理由は無かったらしい。俺の尊敬の念を返せ!


各自で、命令したいことを書いていき(一人二枚ずつ)箱の中に入れた。

これなら、泉さんも自分に当たるかもしれないから、下手なことは書けないだろう。

「それでは、ババ抜きを始めましょう」

日笠さんが手をパンッと叩きながら言った。

トランプは俺が持っているため、俺がシャッフルし、皆に配った。

揃っている数字を場に出していく。

ちなみに、座っている順番は時計回りで、俺、日笠さん、瞬、秋野さん、泉さんの順だ。

皆が顔を上げた。どうやら、整理を終えたらしい。

俺からトランプを持っている枚数は、6枚、6枚、5枚、7枚、0枚だ。

…………ん?0枚?

「上がったわ」

そう言ったのは泉さん。

「って、もう上がり早くない⁉︎」

「仕方ないじゃない。全部揃ってしまったのだから」

「えーーー。……さ、流石にいきなり無くなったら面白味がないから、もう一回やり直さない?」

「別に良いわよ」

泉さんがそう言ってくれたので、もう一回やり直すことになった。


二回目配り直した時の枚数は、俺から6枚、10枚、7枚、3枚、5枚でさっきみたいに0枚って人はいなかった。まぁ、逆に1枚も減らなかったという人はいたみたいだが、スルー。

取る順番はジャンケンで決めた。

「うっしゃー!勝つぜーー!」

一人盛り上がっている人がいた。

別にこれで勝敗が決まるわけでもないのにな。

結果だけ言うと、秋野さんが勝ち、瞬が最後にカードを引く順番になった。

瞬は既に燃え尽きていた。


(前略)

勝負は進み、泉さん1抜け秋野さん2抜けで残り3人。ジョーカーは今まで一度もこなかったのだが、到頭俺のところへ来た。

日笠さんが俺の手札からジョーカーを引く。一瞬眉が動く、恐らく妹さんはこういうところを見ているんだろうなと思った。

結局最下位は日笠さん。

「うぅー、何ででしょう」

と、涙目になる。

俺は先ほど気付いたことを伝えてあげた。

日笠さんは真摯に俺の話を聞いた。大したことことを言っていないにも拘らず。

それとは別に瞬がニヤニヤしているのが気になった。

「成る程。分かりましたっ!それでは、家に帰ったら鏡の前で顔を作る練習をします!」

そこまで、する必要は無いと思ったが、本人が満足しているので、良しとした。

話しが終わるのを待っていたらしく瞬が話しかけてきた。

「それでは、話しも終わったみたいだし、早速罰ゲームに移行しようか」

だから、先程からニヤニヤしていたのか。

「分かりました」

些か緊張しているように見えた。

日笠さんの手がゆっくりと箱の中に入る。

ガサゴソと紙を探る音がする。

そして、箱から手が出された。

「えーっと、『モノマネをする』って書いてあります」

「お、俺のを引いたな」

と、瞬。

「ものまねって指定ってあるんですか?」

「いや、特に無いよ」

「そうですか」

コホン。と咳払いをした。

「では、私の妹の真似で、『おねぇちゃん、醤油とって』」

『よく分からない上に、想像以上に何気無い一コマ!』

皆で、ハモりました。

「せめて、俺たちが分かるやつで、お願いします!」

流石に分からないので、違う人でやってほしいと頼む。

「知っている人ですか……。分かりました」

素直に了承してくれた。意外とノリノリだなぁ。

「では近藤 辻人のものまねで「すまんが、醤油を取ってくれないか?」

『だから、誰っ⁉︎』


こうして、ババ抜きは終わった。

トランプは、次回へと続きます。

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