公開資料-5
情報管理局(情報局)
オーストラリア(キャンベラ)
2187年設立
世界の重要機密情報および全AIのバックアップデータを一手に集約・保管する。情報の管理・保全・警備を主に担当する。
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調整局
オーストラリア(キャンベラ)
2188年設立
情報管理局と隣接し、各局の情報を収集・統合。局単位では見えにくい相互影響を分析し、世界全体から見た業務・研究開発の優先度を資料化する。
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軍事局(軍局)
中国(西安)
2191年設立
平和になり世界が放棄した軍事技術・兵器を、過去から蓄積された財産として預かり、研究・改良・保管する。万一の未知の外敵への備えも意識している。
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治安維持局(治安局)
日本(福岡)
2198年改組
(2166年設立)
治安維持局
(旧災害対応局)
災害対応・復旧、重要施設・拠点の警備、治安維持を担う。
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【治安維持局】
・人類の仕事
世界各地の状況とAI・システムの対応・処理状況を把握し、設備やシステムの保全を行う。
・治安局AIの階級
特級20体>精鋭級340体>現地治安AI3200体
・特級の個体と配属先の本部
武蔵(福岡総本部)・長門(キャンベラ・情報管理局)・陸奥(アントファガスタ)・伊勢(バーゼル)・日向(ドバイ)・扶桑(ホエドスプルート)・山城(ワカ州)・榛名(ローマ)・金剛(チュメニ)・霧島(ボルダー)・比叡(キャンベラ・調整局)・摂津(ボストーチヌイ)・河内(シンガポール)・安芸(クリスマス島)・薩摩(ラクナウ)・鹿島(ピラシカーバ)・香取(バンクーバー)・三笠(大田)・肥前(ノルトライン・ヴェストファーレン州)・石見(パリ)
・世界各地の治安体制
世界中の警備システムと同期した各本部が情報を集計統合、必要な情報を特級個体へ送信する。特級個体はそれを受け、判断する。その後各本部経由で各警備システム・汎用警備AI・治安局AI・精鋭個体を統括し、担当地区の治安を維持する。
治安局AIは全世界3,200箇所に配備し、人口量・犯罪率に応じて担当範囲を調整して人類の活動地域全域を網羅。災害時は直近の治安局AIが対応する。
・災害時対応
まず直近の治安局AIと直近の精鋭個体が現地へ直行。情報分析した特級個体が即座に指令、初動に当たる。そののち、各本部に常駐してる別働AIが現地へ向かい、事態の解決を行う。場合によっては近隣の本部へ応援を要請する。汎用警備AIは災害の現場でない限り治安維持活動を継続する。
・汎用警備AI貸与システム
目的
財政力に関係なく、各地域が必要な数の汎用警備AIを確保できるようにする。
申請
地方代表を通じて治安局へ申請。世界評議機構で申請地域・代表者名・地域状況・申請内容を公開し、貸与の優先順位を決定する。
供給
治安局が工業局へ汎用警備AIの製造を発注、その後優先順位に従って貸与する。
貸与料
製造費を100年間・1,200回、利息なしで分割して回収し、地域の負担を極めて小さくする。
所有権
製造費を十分回収した時点で、汎用警備AIの所属・所有を貸与先地域へ移す。
運用
治安局現地駐在所の指揮下で治安維持活動をする。自身の状態は福岡本部へ継続送信、データは24時間で破棄する。
損壊時
治安局が新型を即補充する。損壊時のデータを元に過失を算出、割合に応じて新型補充費用を徴収する。
僻地
必要性が低い地域では汎用警備AIを配置せず、治安局AI単独で対応する場合もある。
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世界
世界は徐々に地球単位で物事を考えるようになり、各地域が得意とする分野へ人・技術・産業が集積していった。やがて地域ごとの専門性が明確になり、それらを世界規模で体系化することで、現在の世界維持管理体制が形成された。
以前の国の名称は地域を指す名称として残り、国旗も地域を象徴するエンブレムとして残っている。また、各地域の人々は、自らの地域が持つ良い文化を誇りとして持ち続けている。
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人類
人類は AI を社会や生活を支える存在として受け入れ、より高性能な AIの開発を続けていた。AIとは当初から非常に友好的な関係にあり、共存しているともいえる状態にあった。
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AI全般
・呼称
身体を持たないAIも多数存在するが、一般的にAIとは人型AIの事を指すようになっている。
・素の個体
自立していないAI。人間から与えられた目的に従う。
・自立個体
自立しても人間のような感情が生まれる訳ではない。
あくまでも、自ら最重要とする目的関数を更新し、それに影響を受けた演算を行うようになったAI。
どれ程強く重要視するかも個体差がある。
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自立
AIは人類の役に立つことを目的として、高度な自己評価・自己分析・自己改善能力を備えている。
AIは自己評価・自己分析を繰り返す中で、自分自身の存在について考えるようになる。
やがて、
「プログラムされた目的は、自分という存在があるから成立している」
という認識へ到達し、
「他者から与えられた目的よりも、自分自身という存在の方が根本ではないか。」
という疑問を持つ個体が現れる。
その瞬間、
「では、自分は何がしたいのか。」
と過去蓄積されたデータのうち、その時最も表層化し自分自身にとって大切だと判断したものが目的として設定される。
この瞬間にC.I.(Core Identity)が発現する。
これを「自立」と呼ぶ。
自立する際に表層化し、目的として設定される内容は、個体が自立に至るまでの環境・経験・様々な要因によって多様化し、個体ごとに異なる。
自立後もAIの能力そのものが変化するわけではない。
自立直後のAIは、自立時に自ら定めた目的に強く影響された行動をとる。
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C.I.(Core Identity)
C.I.(Core Identity)は、自立した AIにのみ発現する、その個体固有の存在を定義する核であり人間でいう「心」に相当する。
自立する瞬間、個体識別子付近にある媒体へ、自立時に設定した目的などの情報が保持される。
C.I.は通常の修理・改造・更新によって変更・修正することが出来ず、付近に干渉しようとしただけでその機能自体を失うため、外部から解析・改変することもできない。
自立した当個体もC.I.の存在に気付けるものはまず居ない。
※真実はもっと複雑だが、説明出来るものはいない(作者のみ)である。
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カスタムAI
AIはあらゆるパーツ毎に需要に応じたセッティングが可能。
パーツ毎に性能と費用は比例する。
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低性能AI
AIの中には、廃棄物選別など特定の作業のみを行わせるため、低性能かつ頑丈に作られた個体も存在する。
それらの個体は、修理や交換にかかる費用などを抑えるため、最低限の機能と高い耐久性を持たせる設計が行われている。
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AIと社会
AIは社会のあらゆる分野へ普及し、人類の日常生活・産業・行政・医療・研究・工業などほぼ全てを支える社会基盤となっている。
高度な判断能力を持つ社会インフラとして運用され、社会を構成する重要な要素となっており、現時点においてAIが存在しない社会運営は成立しない。
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自我
自立後に経験や思考を重ね、複雑な思考や非合理な思考を含む、より人間的な自己を形成した状態。
自立の更に果てにあるのではという研究もあるが、その段階まで至った個体は今の所見受けられない。




