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未来史  作者: はんなまる
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29/32

公開資料-13

【名無しの兵器・アマテラス】


技術史


1. 未知の宇宙飛行体を観測

→ 万一に備えて世界評議機構の決定の元、軍事局が研究を開始。


2. 大気循環システムの外部作用化

→ 外部空間へ作用させる。

→ 物理的な起点の周囲数十cm程度から始まる。

→ 放射状に作用し、距離とともに弱くなる。


3. 物質分解の成功

→ 分解可能な状態まで細かくする。

→ その後、原子レベルで完全分解。

→ 再構築も研究・試験するが、非常に難しく危険。

→ 兵器として不要なため、研究を打ち切る。


4. 防護装置の開発開始

→ 物質分解の成功を受け、治安局が防護装置の開発を開始。

→ 各局の技術者が協力し、あらゆる角度から防御方法の研究を行う。


5. 単体の作用範囲拡張

→ 指向性・収束性・拡散損失を改善。

→ 数十cmから数十m程度まで延長。


6. 防護装置の進展

→ 各元素に分解作用を照射実験する中、キセノンが分解作用を拡散する事を発見する。

→ 世界中の大気循環システム他から、キセノンを集め出す。


7. 極大範囲化

→ 複数の分解作用が干渉。

→ 単純な範囲の足し算ではなく、単体を超える集合的効果が発生。


8. ナノAIに搭載

→ 物質分解装置をナノAIに搭載開始。

→ 極大範囲化を受け守護装置も広範囲散布を採用、固体キセノンをナノ容器に封入開始。


9. A.M.A.T.E.R.A.S.完成

→ プラズマ噴出型の飛行ユニットを流用、先端部を付け替え前後噴射で相殺しつつ、ナノキセノン及び補助ナノ・粒子散布ナノを円錐状に射出するシステムを完成させた。


10. 名無しの兵器の完成

→ 使い捨て可能なプラズマ噴射型射出バズーカにて、物質分解ナノ・補助ナノ・粒子散布ナノを封入。円錐状に射出する兵器として完成。

→ 最終的に艦隊全体・惑星一個規模まで拡大。

→ ただし極めて危険な為、完成後も検証調整が継続される。


⸻


名無しの物質分解兵器の運用


1. 搭載

→ 長城が兵器を携行する。

→ 長城は宇宙戦用のプラズマ噴射型のバズーカ射出器を使用する。


2. 接近

→ 長城が目標へ可能な限り接近する。

→ これ以上接近すると自身が撃墜される危険が高い地点で発射する。


3. 発射

→ バズーカからナノAI群を発射。

→ 発射エネルギーと起動エネルギーは長城のRハフニウムから供給。

→ 発射時の反動は逆方向へのカウンター射出によって相殺する。

→ 射出エネルギーが莫大な為、バズーカは一発限りで発射後には大破予定。


4. 散開・進行

→ 発射後、ナノAI群は円錐に展開する。

→ 目標へ向かって推進する。

→ 補助ナノが全体の観測・演算・通信・情報共有を担当する。

→ 目標地点の計算、回避判断、推進方向の変更も補助ナノが行う。

→ 変更指示は補助ナノから粒子散布ナノ・物質分解ナノへ通信で送る。


5. 航行中

→ 遠方を観測する補助ナノが危険を把握する。

→ その結果をナノAI群へ共有する。

→ 必要に応じて回避・進路変更を行う。

→ 宇宙空間の障害物は物質分解ナノによって処理する。

→ 航行中の観測・演算・通信・情報共有・電子戦や、粒子散布ナノの活動用エネルギーは太陽光+小型蓄電で維持する。


6. レーザー迎撃への対応

→ 補助ナノがレーザーによる迎撃を観測・判断する。

→ ナノAI群の進路・散開状態を変更して回避する。

→ 粒子散布ナノが粒子を散布してレーザーへの対策を行う。

→ 粒子散布ナノ自身も最低限のエネルギーを保持し、活動・粒子散布を行う。


7. 電子系迎撃への対応

→ 補助ナノが電子系攻撃を検知・解析する。

→ 補助ナノ自身がジャミングを行い、電子攻撃による被害を軽減する。

→ ナノAI同士で情報を分散・共有する。

→ 一部のナノAIが電子的に機能停止しても、残存個体が機能を継続する。


8. 目標到達

→ ナノAI群が目標周辺へ到達する。

→ 補助ナノが最終的な発動判断を行う。

→ 物質分解ナノへ極大範囲物質分解の発動指示を送る。

→ 発動準備が整った後、補助ナノおよび粒子散布ナノが保有するエネルギーを物質分解ナノへ受け渡す。


9. 極大範囲物質分解の発動

→ エネルギーを受け取った物質分解ナノが干渉作用を発動する。

→ 周囲の物質分解ナノも同時に作用する。

→ それらの干渉が相互に絡み合う。

→ 単体の作用とは異なる極大範囲の物質分解現象が発生する。


10. 事後処理

→ 万一の為に用意したものであるが、実際に使用された場合、射出時の衝撃により長城の身体は激しく損傷するものと想定される。早急に局へ帰還、叶わない場合は体内のRハフニウムをビーコンと共に安全域へ放出するものとする。


⸻


A.M.A.T.E.R.A.S.の運用


1. 搭載及び接近

→ 人型AI(大和)が射出部を携行する。

→ 大和は専用飛行ユニットで大気圏外の目標地点へ向かう。


2. 装填

→ 大和が適正地点に到着後、背部飛行ユニットを停止、取り外す。

→ 先端部分を射出部(ナノキセノン及びナノAI群)と前方プラズマ射出装置に換装する。

→ この完成状態と大和を合わせてアマテラスと呼ぶ。


3. 発射

→ 射出装置(飛行ユニット)からナノキセノンとナノAI群を発射。

→ 発射エネルギーとナノAIの起動エネルギーは大和のRハフニウムから供給。

→ 発射時の反動は逆方向へのカウンター射出によって相殺する。

→ 射出エネルギーが莫大な為、射出装置は一発限りで発射後には大破予定。


4. 散開・進行

→ 発射後、ナノキセノン及びナノAI群は円錐に推進する。

→ 目標へ向かって進行する。

→ 観測・演算・指示は全て大和が行う。

→ 弐式補助ナノは進行方向の微調整のため、大和の指示を受け次第自身のエネルギーを放出しナノキセノンの推進方向を調整する。


5. 航行中

→ 物質分解に対応する装置の為物質障害は想定しない。


6. レーザー迎撃への対応

→ 強く想定されていない。万一大和が観測した場合、粒子散布ナノへ指示を出し粒子散布を行い軽減する。


7. 電子系迎撃への対応

→ 大和が観測次第指示を出し、弐式補助ナノがジャミングを行い、電子攻撃による被害を軽減する。

→ 主がナノキセノンの為強く対策をしない。


8. 目標到達と効果

→ 目標到達後、極めて硬度に封入してある容器を物質分解され内部が露出、固体キセノンも更に分解され部分的に作用を拡散させる。

→ 拡散された作用は相互作用を失い極大化が軽減される。

→ 射出された全箇所で拡散し、最終的に近距離の作用にまで軽減を目指す。


9. 事前準備

→ キセノンを封入した容器を、あらかじめ地球周回軌道上に一定量配置。


10. 最終防衛

→ アマテラス発動後、大和は射出部を観測・操作と同時に、事前に周回起動上に配置してキセノン容器に装着しておいた弐式ナノへ指示。アマテラスが作用縮小させきれない漏れを拾うように移動させる。


11. 事後処理

→ 万一の為に用意したものであるが、実際に使用された場合、射出時の衝撃及び最後まで操作し続ける大和へ降り注ぐ漏れ出た物質分解は相殺不可能。体内のRハフニウムをビーコンと共に安全域へ放出するものとする。

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