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プロローグ36

 スライムの出したドロップアイテム、スライム食糧(仮)はまずかった。


 「これが不味いのは分かってて?」

「はいそうです」とルーナが答えた、

「理由は働かなくなるから?」

「はいそうです」

まあそうだわな、簡単に美味い食料が手に入るなら働かなくなるわな、流石に魔物があふれる世界でニートは無理でも食料生産なんかはしなくなるわな、

で、農業が発達しなければ他の文明が成長なんてしないわな、

農業なんて文化の基本も基本、農業が始まったことが文明が始まったみたいなもんだもんな、

それか石斧か、

石斧は早いか、木の棒・・を使って狩りは文明の始まりって感じじゃないもんな、猿でも蟻食べるのに道具は使うし、やっぱり食糧を自分達の食べやすい所に植えてそれを食べるが文明の始まりだろう、

そう考えるとスライムから不味いとはいえ簡単に食料ドロップは文明発達の足枷になってるんじゃ?

これで美味けりゃ完全に足枷になるな、

「実は最初は美味しかったのですが働かなくなったので不味くしました」とルーナ、

おい、既にやってたのかよ、

「何時から何時まで?」答えが怖いが聞いておこう、

「えっとですね、最初の方から5万年くらい前までです」とルーナ、

長いな、というか最初の方ってどこからのことだ?

人間が誕生したってとこからか?それだと完全に文明発達の阻害になってるぞ、

それに5万年前って事は10万年間文明が進まないの10万年前はどの状況だったんだ?

「最初って人間が生まれてからって事?」

「いいえ、農耕が始まってからです」

「農耕が始まってからすぐにスライム作ったの?」

「はい大体1万年後位からです」

すぐで1万年か、時間の長さの概念が違い過ぎる、

う~ん、どうなんだろう?

確か地球では農耕が始まったのは1万年くらい前のはず、

でも魔物がいる世界だから、う~ん、1万年経って地球みたいにはならなくて当然、

「農耕が始まったのは何年前?」

「20万年前です」

それくらいなら魔物がいる世界で考えたら別におかしくは無いな、

ちゃんとした農耕する事も出来ないだろうし、輪作とか言う以前に作ったものを採取できるかもどうかも怪しいし、

「つまり農耕20万年前、スライム食料ドロップ美味いが19万年前で不味いに変えたのが5万年前でいいんだな?」

「はいそうです」

「じゃあ、ルーナの言ってた10万年間文明が進まないってのはどの状態からのことを言ってるの?」

「はい街を作った時から10万年です」

町が出来た時からか、

うん?町が出来るってなんだ?

何だその中途半端な理由は?

集落とかのことか?それまで人間は集まって行動して無かったって事か?

いや人間って基本群れで行動する生き物だろ?原始時代でも、それで町(集落)が無いってどういう事だ?

いや確かに人間=地球人では無いだろうがよく似た種族であることには変わりない、

その種族が魔物のいる世界で群れをなさずに単独行動する、

あり得る訳が無い、

ってか出来るならそれ人間ではないでしょ、

しかも農耕始まっているのに集落出来なかったの?

いや、それもあり得ないでしょ。

「町が出来たってどういう状態になったことを言うの?」

「はい、洞窟に住んでるでは無く原っぱに集落を作る様になった時です」

ん?洞窟に住んでたのは分かる、人間より強い魔物がいる世界何だから隠れて住むは当然、

問題は原っぱに出て来たことだ、

何で出て来た?出てこなければやられなかったのに、

当たり前の話だが原っぱなら単純な戦闘力が物を言う、

森や洞窟なら人間くらいの大きさしか入れない道を覚えるや作るで戦闘を有利にも出来る、

イザという時に逃げる事も出来る、

原っぱなら逃げられない、

人間と犬、どちらが早いかなんて火を見るより明らかだ、

二足歩行が四足歩行から逃げるなんて無理だ、

図体のでかい熊ですら人間より早い、

人間が単純な戦闘力では魔物どころかただの動物にも無力だ、

だから原っぱに出るは死亡フラグにしかならない、

単純な戦闘力を超える何かを生み出してでも無ければ、

それは武器や道具、人間が地球を支配しているのは賢さだ、

じゃあこちらの世界の住人は何を生み出して平原を治めれるようになったんだ?

銃?

いや無理だろう、

常識的に考えて弓か・・それともボウガンか?

ボウガン生み出すのはすごいぞ、

ボウガン生み出せるなら色んな細工も出来るという事だ、

成程、人間の知恵で生み出した道具がその辺にいる魔物を退治できるようになったと、

つまり知的生物と言えるようになってきたから平原に出たと、

おおっ、めっちゃワクワクしてきたぞ♪

人間の知恵が魔物の強さを超えたって事か♪

こちらの世界の人間では無いがそれはすごく誇らしい♪

流石人類って事か。

こちらの世界では魔力があるんだからボウガンと言っても下手すら普通の銃なんかより凄いのとかか?

当たった瞬間炎が吹き出したり、目潰しや網で絡め取ったり多種多様の兵器が・・、

うおおおっ見たい、こっちの世界の兵器を・・その歴史を・・


 「つまり、強い魔物を寄せ付けない程のすごい武器か道具を人間が手に入れたって事だな!」喜び勇んでルーナに聞いてみた。

「はい、そうです」

おおっやっぱりか、それで、それで、それはどんな物なんだい?


 「結界石と言って私が作りました」とルーナが誇らしげに言った。



 ・・・・、




 何してるのお前?

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