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プロローグ19

「うおおおおおおっ」

どういうことだあああっ

理屈、理論、うおおおおおおっ

あかんあかん、うおおおおっ

「どうすんだこれえええー」

ルーナが変な目で俺を見ている、

だが今はそんなことを気にして要られない。


はあっ、はあっ、はあっ、あかん発狂しそう。

今までの、今までの、(ことわり)砕けちった。

どうすんだこれっ、


落ち着け、素数を数えるんだ、

1、2、あっ1は素数じゃないわ、

えっと、2、3、5、7、9・・よし23で落ち着いた。

大丈夫だ因数分解出来る、掛け算も足し算も出来る、

大丈夫全てが無くなった訳では無い。


塩は体に必要、山でも塩が取れる、動物の血液飲めばいい、

暗い場所に藁敷いておしっこして置いといたら硝酸取れて硫黄と木炭で火薬作れる、

水が飲みたきゃ朝早く起きて葉っぱを舐めろ、

船で壊血病に罹ったらライムジュースで治る、

灰を水につけて上澄みとって石鹸に、

仔牛の第4の胃液からチーズが出来る、

卵と酢と油でマヨネーズ、


よし、前世の記憶であっちの世界でも役に立てることが出来るものはある。


兎に角、今考えるのは、どんな違いがあるか、

俺の知ってる世界とルナの生き物がいる星1では、根本の部分、魔力が存在するか否か、が大きく異なるという事だ、

つまり、俺にとっての常識が通じないであって、あちらの世界にも常識((ことわり))はある。

だから、俺がその(ことわり)を学べばいい、魔力がある世界での理を学べばいい、それだけの話だ。


だが、一言文句が言いたい。


「なんで俺なんだよおおっ」と叫んだ。

「どうして、魔力が無い世界の俺がダメ出し要員なんだよ、そこは普通、魔力のある世界の住人連れて来てダメ出し要員にしなきゃダメでしょ、根本の部分が違うからルナの生き物がいる星1の常識ってか、魔力とは?から学ぶところからしなきゃいけないでしょ」


「えっと、それはその・・」ルーナが赤くなりながら答えようとしている。

ああ、分かっていますよ、俺が好きだから来て欲しかったんだよね、分かってはいるけど言いたかったんだよ。


あれっ?なんで女神は地球に来たんだ?

確か文明が発達した世界が条件のうちの一つでもう一つが自分の世界観が分かる世界だったよな?

あれっ?それって俺を呼んだ理由だったっけ?


じゃあ女神がEF5を買いに来た理由は?


ちょっと待てよく考えろ、

例えば俺が女神だったとして、

自分の星文明進まねえな、どうしよう?、そうだうちの星とよく似た世界(状況)で文明進んだ世界を見本にしよう、って考えるよな?

それを見本にして世界を創る、でお終い。

たとえその後にEF5が自分の世界によく似てると分かったとしても、それを普通当てにするか?


だって所詮ゲームの世界の話、現実のルナの創った世界に似ていても、ゲームだから細かいことは適当、

正しいかどうかなんて当てにならない、あのEF5の世界観作った人も、きっちり世界として成り立つかどうか?なんて考えて作ってないだろうし、ストーリーとゲームとしての面白さだけで作ってるはず、

だから、それを当てにして世界を創るとか論外、馬鹿がする考え、そんなの当てにする方がおかしい。


じゃあルーナがEF5のゲームを当てにして地球に来た理由は?



「ルーナ?」

「はい」緊張しながらルーナが答えた。

「なんで地球に来たの?」


「えっ?」


「いや、なんで地球にEF5を買いに来たの?」


「えっ?・・ええええええっ!?」女神、大混乱。

女神があわわっあわわっ、ってしてますよ。


「いや、子供の頃に俺と会ったでしょ、その時ルーナはEF5を自分の星の見本っていうか、当てにして自分の世界の文明進めようとしていたでしょ?なんでただのゲームのEF5なんかを当てにしようとしてたの?」

「えっえっ、あっ、えっ、あっ・・」

発声練習か?

「おっ・・覚えていてくれたんですか?」と言ってルーナがジッとこっちを見ている。


う~ん、ここでモテる男とかは「ははっ当然さ、君みたいな美女を忘れるなんて出来ないさ」とか言うんだろう、もっと言えば本物のモテる男ってやつは本当に覚えているんだろう、だが俺は普通に忘れてた。

嘘付くのも嫌だから、

「ごめん覚えてなかった、今日思い出した」

「私のこと、覚えていてくれたんだ♪」すごく嬉しそうに言った。

えっ?いやいやルーナさん?人の話聞いてますか?覚えていなくて今日思い出した、っと言ったんですが?

「いや、今日思い出したんだ」訂正した。

「いえ、普通は思い出せません、記憶に残らない様に記憶認識阻害魔法掛けてましたから」

「それなのに、思い出せる程に覚えているってことは・・」と言って

ぼっって音が聞こえるくらい赤くなったルーナ。

多分ルーナは記憶認識阻害魔法をかけても効かないくらい私に惚れてたと思っているんだろう。

いや、正直変な子として記憶があっただけ、

だから、ルーナの言うものすごく惚れたから覚えていたは違うと思う。

多分記憶認識阻害魔法は効いていなかったと思う。

地球には魔力が無いのが理由かな、

いちいち言って気分盛り下がるのもなんだし、そのままでいいか。


「で、なんで地球にきたの?」すっぱり話を切った。

ルーナが残念そうに「文明が発達した星で私たちの世界観が分かる星を選びました、それが地球でした」

ルーナが言った。

やっぱりな、



「うん、そこがおかしいんだよ」



つまり、この仕事は無理だってことだ


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