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幼馴染が可愛すぎて今日も片思い中です  作者: 猫の集会


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カラカラ

 今日は、土曜日だ。

 

 でも、オレは今学校にいる。

 

 学校には、いつもと違う雰囲気が漂う。

 

 ほぼほぼ、だれもいない廊下。

 

 反対の校舎を見渡しても、やっぱりだれもいない。

 

 シーン

 

 なんでオレは、こんなだれもいない学校で罰ゲームを受けているんだ…。

 

 

 …

 

 

「ほらー、席つけー」

「ホラー…お告げー⁉︎」

「おい、ふざけてないで早く教室入れー。テスト始まるぞー」

 

 …

 

「あぁ、はーい」

 

 今日、オレは検定試験を受けに来たんだった。

 

 だれだよ…

 

 罰ゲームとかホラーとか言ったのは?

 

 …

 

 オレです。

 

 教室に入ると同時に、永海からなにやら携帯に連絡が来ていた。

 

(血から抜いてね)

 と。

 

 …

 

 ゾワッ

 

 血…⁈

 

 血を抜く⁈

 

 

 こ、これは…ゾンビ退治攻略か⁉︎

 

 もしかして、先生…ゾンビなんじゃね⁈

 

 先生の血を抜くのか⁈

 

 でも、どうやって…

 

 てか…

 やっぱり今日って…

 

 土曜日の学校って…

 

 眉間にシワを寄せて、ワナワナしていると、また永海から連絡がきた。

 

(ごめん、字間違えた。力から抜いてねっていれるつもりだったー笑)

 と。

 

 なんだよ…びっくりさせやがって。

 

 あーよかったー。

 

 先生の血抜かなくて。

 

 

 てかさ、あんまりびっくりして緊張とやらがどこかに吹っ飛んだ。

 

 ちなみに、勉強したやつも脳内からぶっ飛んだよ⭐︎

 

 あはは。

 

 そんなこんなで、テストを受けたよ!

 

 手ごたえは…まあまあかな。

 

 幼馴染との仲は、あまあまだよ♡

 

 って、ふざけてるとオカンに怒られるね。

 

 試験は、ただじゃないんだよ⁇ってさ。

 

 オカンは、たまにゴリラなんじゃないかって思うくらいりりしいゴリラにみえる。

 

 だから、オレは心の中でゴリラオカンのことを、ゴリーちゃんと呼んでいる。

 

 ゴリーちゃんがのりうつると、厄介だ。

 

 だから、ちゃんと勉強したってば!って風で家に帰るつもりだ。

 

 あー、昨日徹夜したから寝不足だー的な風味をまとってさ。

 

 そういうところは、賢いよねって我ながら感心する。

 

 そして、オカンを監視する。

 

 というか、様子見して大丈夫そうなら用済みなので、監視終了のお知らせが脳内で響き渡る。

 

 あぁ、テストが終わるとめっちゃホッとするわー。

 

 こんな時、永海をギュ〜って抱きしめたくなる。

 

 まあでも、永海は彼女でもなければ絶対抱き枕でもないので、抱きしめることは、不可だ。

 

 仕方ないから、ウホウホゴリラにでも抱きつく?

 

 いや、絶対嫌だ。

 

 オレはなぜ…昔、あんなにオカンの抱っこを堪能していたのだろう?

 

 今思えば思春期のオレにとって…黒歴史に近いぞ?

 

 よくもまぁ、みずから抱っこをおねだりしていたもんだよ。

 

 これは、大問題だ。

 

 いや、大門だーい‼︎

 

 いいえ、だいもんくんではありません。

 

 大問題です。

 

 さて、問題です。

 

 オレは、なぜオカンの抱っこが安心したのでしょう?

 

 正解は、若気の至り無知風味ぞえだったからでしょう。

 

 

 デザートも、あります。

 カラカラの空空からから脳みそゼリーだったからです。

 

 まぁ、今も若干殻空(からから)ですけどね。

 

 あとさ、オレって高いところが好きだったから、手軽な乗り物感覚で抱っこをおねだりしていたんだと思われる。

 

 …

 

 でも、そんなオカンを尊敬している。

 

 もちろんオフトン…

 

 いや、オトンも。

 

 カラカラになりながらも、尊敬し感謝している。

 

 そんなカラカラなオレは、ベッドで干からびていた。

 

 

 

「サクトー?テストどうだったー?」

 

 永海がやってきた。

 

 永海の声を聞いた両耳が喜んで、ドーパミンを脳みそがドバドバだした。

 

 洪水すぎて、耳から出ないように両耳を塞いだ。

 

「えっ⁉︎その仕草は…まさかテストダメだったの?」

「えっ?ううん。まあまあだよ?」

「じゃあ、その耳あては?」

「流行のポーズ」

「へえ」

 

 …

 

 すぐ信じる永海。

 

 ちょっと心配なレベルだぞ?

 

 そんなに全力でオレを信じるなよって、内心焦った。

 

「嘘だよ?」

「そうなんだ。」

 

 …

 

 なんでも受け入れるよなー…。

 

「好きだよ」

「うん、知ってる」

 

 なんでもウェルカム幼馴染モンスターがあらわれた。

 

「わたしも、そろそろテスト受けなきゃだなー」

「そうなの?なら、教えてやる?」

「うん、でもまずサクトが受かってからがいい。」

「たしかに」

「うん、てことでとりあえずゲームしなきゃだね」

「だな」

 

 

 カラカラな脳みそが、ドバドバ幸せ脳みそに潤った。

 

 永海のチカラは、偉大だ。

 

 両親とはまた違う偉大さを感じるオレなのでありました。

 

 

 ゲームをしながら、永海が話しかけてきた。

 

「昨日ね、おかあさんから聞いたんだけど…さ」

「なに?」

「犯行鬼ってかいて、はんこうきってやつが思春期のこどもにあらわれるやつがいるそうでね」

「え?それって…鬼なの?」

「うん、どうやらそうっぽくて、犯行鬼がくると、急にこどもの表情がかわって耳が聞こえなくなって、音声が途絶えるらしいの。怖くない?」

 

 

 …

 

 それって、反抗期で無視されてるんじゃ…?

 

「こ、こわい…ね」

「うん、そうでしょ?だから、わたし…おかあさんにこわいこわいって震えてしがみついたら、おかあさんもこわいねって震えてね。二人でブルブル震えてたら、おとうさんが帰ってきたわけ。で、部屋の空調が冷房になってるよ〜って笑いながら言ったら、鬼がどっかに消えたみたいに、わたしとおかあさんの震えがおさまったの。おとうさんすごくない⁉︎鬼退治した⁉︎ってなったよね」

 

 …

 

 その震えって…寒くて…

 

 …

 

「へぇ、おとうさんすげーな‼︎」

「でしょ⁉︎ほんとすごいよねー」

 

 と、すごい会話をするのでありました。

 

 

 

 続く。

 

 

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