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幼馴染が可愛すぎて今日も片思い中です  作者: 猫の集会


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3/3

幼馴染から

 なんやかんやで、いつもオレのそばにいる幼馴染の永海。

 

「検定試験受かったけど、勉強する?」

 と永海に聞いてみると、すぐさま

「よろしくお願いしますぅ。先生ぇ」

 と、旅館の女将みたいに丁寧にお願いをされた。

 

 なのでオレは、偉そうに

「まぁ、単語と過去問やっとけばいいよ」

 と教えてあげて、自分のマイテキストをプリーズした。

 

 すると、すぐさま勉強する永海。

 

 ぶつぶつと英語を日本語に略して、スラスラと解いていた。

 

 …

 

 永海…

 

 どんどん進むじゃないか。

 

 ご飯が進むくらい、どんどん進んでいる。

 

 このままのスピードだと、世界一周できちゃうんじゃね⁉︎ってくらい進むわ進むわ。

 

 あー…、いつかこれは抜かされてオレがテキストを借りる未来は、近そうだ。

 

 まさかオレが、近未来をみることができる才能があったなんて、だれが想像しただろう?

 

 少なくとも、数分前のオレはしていなかったぜ。

 

 

 しばらくすると永海は、そろそろ時間だわ。行ってくれと言い出した。

 

 行ってくれ?

 

 ここはわたしに任せて君は逃げてって感じ?

 

「え…オレって、どこに行けばいいの?」

「えっ?あー間違えた。行ってくる」

「おでかけ?」

「ううん、流しの掃除しなきゃ」

 

 …

 

 あー…

 

 たしかに永海は、よく流し台の掃除をする。

 

 掃除のあとの、あのピカピカがたまらないのだそう。

 

「いってらっしゃい」

 と、送りだした。

 

 永海は、ストレス発散に掃除をする生き物だ。

 

 なんて素晴らしい発散方法だろう。

 

 でも、普通の人からすれば家が綺麗になるから嬉しいところだけれど、永海の母親からしたら、帰ってきて家がピカピカだったら、娘になんかあったんだろうなって、表情が曇るだろう。

 

 でも、永海母さん…安心してください。

 

 いま、永海は勉強疲れで発散しているだけなんですと、後で伝えておこう。

 

 

 ストレス発散をしてスッキリした永海は、また勉強を始めるのかとおもいきや、ゲームしよう?と言ってきた。

 

 永海のストレス発散は、まだ続きそうだ。

 

 

 そんな永海と、一緒にゲームをしてたんだけど…

 

 そもそもオレたちって、幼馴染の次のステップって、どうなっているのかと思い、永海に聞いてみた。

 

「オレたちって、幼馴染からどうなるの?」

 って。

 

 そしたら、まさかの…

「もちろん孵化ふかするでしょ」

 って、ドヤ顔された。

 

 孵化…

 

「孵化か…」

「うん、てかさあれだよね?」

「どれ?」

「セミだったら、大急ぎだけど鳥なら慌てなくてもね。」

 

 …

 

 孵化からのいきなり、セミへジャンプ?

 

 …

 

「あ、オレさ…親戚に瀬見せみさんって人いるんだよね。これは、慌てなきゃじゃね?」

 

 ナイス!瀬見さん!

 

「へえ、あ…でもうちの親戚には鳥井とりいさんがいる。これって…平均すると、やっぱりまだ幼馴染どまりじゃない?」

 

 …

 

「そうきたか。」

「てかさ、なんで幼馴染じゃいやなの?わたしは、まだ幼馴染時代を満喫したいのだがね?」

 

 …

 

 だれだよ…

 

「だってさー、永海かわいいだろ?悪い虫がつくかもじゃん!彼氏いたら、虫も少し逃げていくかもだろ?」

 

 …

 

「悪い虫?」

「うん」

「たとえば、どんな虫?」

「えっ?それは…わからないけど、危ない虫だよ」

「ハチとか?」

「あー、まぁそうだね」

「たしかに、それは危ない。」

「だろ?」

 

 よし、いい感じだ。

 

「虫だけに、ムシしたらいいよ」

 

 …

 

「あー…」

「うそだよー、大丈夫だよ。ちゃんと虫退治できるよ?たぶん」

 

 …たぶんとは?

 

「でも、そう考えるとそれはヤバいね」

「だろ?」

「うん、だってサクトにも虫がつくかもだよね⁉︎」

「あー、オレはでも…きちんと退治…できないかもなぁ?白アリとかだったら、大量発生するかもなぁ。なんなら、寄生するやつとかもいたりしてなぁ?」

 

 …

 

「きっ、寄生はヤダよ‼︎もう虫ですらなかとよ⁉︎」

 

 いきなりだれだよ…

 

「だろ?じゃあ、幼馴染時代もそろそろ終わりだな。それでいい?」

「うん、それしかないね。じゃあ、次の段階に移りましょう。博士」

 

 …

 

 いきなり博士に就任したオレ。

 

「じゃあ、孵化するの?」

「そうだよね!でも、うまれたては注意が必要なの。温度管理が大切だよ」

 

 …

 

 ガチの孵化?

 

 

 温度管理…

 

「それって…どうすればよき?」

「そうだなぁ。とりあえず一週間は、大事だよね。わたしもはじめてだから、いまいちわからないんだけど…まず、ハグからしてみる?」

 

 ⁉︎

 

「えっ⁉︎それが温度管理になるの⁉︎」

「まぁ、抱きしめかたとか相手の温度とか把握しなきゃだよ。敵を知る前になんたらよ」

 

 …なんか、微妙に違うような。

 

 色々と。

 

 …ま、いいか!

 

「よし、じゃあハグするか!」

「うん!」

 

 ギュ〜♡

 

「優しいハグだね?なんかおそれてるみたいだよ?」

「だって、孵化したては大事だろ?」

「そういうことか。うん!それじゃあ、これからは温度管理も一緒に頑張ろ?」

「それは、どのようにする?」

「口調とか、強くなったり感情的にならなければ、とりあえず一週間はクリアだよ!そこからは、大切に愛を育てていけばもう大丈夫だよ。きっと…知らんけどね」

「あー、そういうことな。わかった!愛が苦しくならないように精一杯頑張ります‼︎」

「わたしも、頑張ります‼︎」

 

 こんな虫とか寄生虫とかからの、恋人に発展する方法かあるんだと知るサクトなのであります。

 

 

 

 

 こうして、無事幼馴染から別のステップに進化したのでありました♡

 

 

 

 おしまい♡

 

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