5話 学校探索
勝たちは目的の場所にたどり着く。
「ここよ!高塔2年C組!」
恵理が後ろを向いて皆に言う。勝はキョトンとした表情をする。
「え?ここに何があるんだ?」
勝は首を傾げる。
「情報収集よ!一様どうやって戻すか聞いておかないと!」
恵理はニカッと笑う。
「…なんだ?さっきからあるこの違和感…」
勝は違和感を抱く。でも恵理はその独り言を聞いていなかった。
「ここには、頼りになる人がいるからね!」
恵理はドアに手をかける。
「ライア先輩!星五先輩!居ますか!?」
恵理がドアを勢いよく開けた。
「おう!どうした?」
恵理の元に先輩のライアが向かう。それを追ってもう一人の先輩である薬宮 星五が来た。
「人の教室のドアを壊す勢いで開けるな…やかましい…」
星五は頭を掻きながら恵理を見る。
「まあいいだろ!かわいい後輩が遊びに来たんだ!受け入れてやれよ!」
ライアは星五の肩を叩く。
「お前は調子に乗りすぎだ。」
星五はライアをバッサリ切る。
「そりゃぁないだろ…あ、なんの用だ?」
ライアは恵理に向き直る。
「聞きたいことがあるんです!」
恵理は星五とライアに事情を説明し、青流の記憶の戻し方を聞いた。
「むず!どうだろな…星五はなんか思いついたか?」
ライアは星五の方を向いて星五に聞く。
「頭を打って記憶が消えたんだろ?それならもっかい同じ衝撃を与えればいいだけの話だろ。」
星五は恵理たちに言う。ライアは驚いてしまった。
「いやいやそんな衝撃もっかい体験したら死ぬだろ!」
ライアは星五をつつく。
「すまん!俺たちには詳しくは分からん!」
ライアは恵理に言う。
「わかりました!ごめんなさいね!時間取ってしまって…」
恵理はドアを閉める。
「先輩が分からないとは思いもしなかったわ…」
恵理は考えるポーズをしながら次の場所に向かった。
「もうここしかないわ…!」
恵理はまたドアの前に立つ。着いたのは6年2組の教室だ。
「結局戻ってくるんだね…」
蘭が廊下で恵理に話しかける。
「まあね。」
恵理は2組のドアを開ける。その時、黒い煙がすごい音と共に出てきた。
「え?はあ!?」
恵理は皆を連れて教室に入る。
「いたた…また失敗しちゃった!」
煙の中から所々黒い後が着いた白衣を着ている少女が出てくる。
「光…また薬品爆発させたの…?」
蘭が薬品づくりが趣味の鉢夏 光に聞く。
「もちろん!まあ、そのせいで影が怒ってるけど…」
光の後ろに闇寺 影がすごい形相で迫る。
「お前、また薬品爆発させたな…?もうしないって言ったのはお前だよな…ちゃんと片付けろよ…?」
影が呆れながら光に言う。
「分かったって〜!」
光は反省してなさそうな態度で煙の中に戻った。その時、青流が頭を抱える。
「なんか…思い出せそう…?」
青流の発言に恵理が真っ先に反応する。
「やっぱり!これで整った!」
恵理が計画通りと言わんばかりの顔で根子田にウインクする。
「さあ!後ちょっとよ!」
恵理は笑顔で教室から出た。
「なんだったんだ…?」
そして、廊下。
「やっぱり近しい人に近づけるのが一番いいのね!」 恵理が確信を持った顔で勝に言う。
「それもそうだな…!」
勝も笑顔になる。
「やっぱり突き落とされた時と同じ衝撃を与えるのがいい気が…」
蘭が独り言を言う。その言葉に勝が反応した。
「お前…今、なんて言った?」
「お前…今、なんて言った?」
勝か蘭に聞く。
「どういうこと…?」
勝はなぜ蘭にこのようなこと言ったのか。そして、勝が感じていた「違和感」の正体も明らかに…。少しずつ、彼らは真実に近づく。
次回 犯人




