4話 消失の青と自虐の赤
⚠️注意⚠️
今回の話には自虐行為が含まれています。
苦手な方は自衛をしてください。
「…え?」
勝は青流を見つめる。だが青流は不思議そうな顔をやめない。
「…冗談…だよな?」
勝は立ち上がり、青流に聞く。遅れて皆もやってきた。
「青流!大丈夫?」
根子田が青流に駆け寄る。青流は状況が理解できていないようだ。
「…貴方たちと私は、どこか出会ったことありましたっけ?会ったことがあったとしたら、すみません…今何も思い出せなくて…」
青流の言葉に根子田は驚いてしまった。
「もしかして、記憶喪失かな…」
根子田は手を顎に置き、考えるポーズをとる。
「まさか、落とされた時に頭を打った衝撃で…?」
蘭が根子田に聞いた。根子田を少し前開けて、
「たぶんね。」
と答えた。根子田の声には迷いがなかった。
「まじかよ…」
湊は驚いて言葉が出なくなっている。アリスと恵理は病室の入り口の近くで黙っていた。
青流は退院して、家に戻った。夜の部屋の中で、青流はベットに横たわる。
「ここ…見たことある…医師の方にここで暮らしてって言われたから、ここで暮らしてますけど…」
青流は仰向けになる。
「…あの人たち、誰なんでしょう…妙に、引っかかる…」
青流は根子田たちのことを考える。
「痛っ…」
青流は頭を押さえた。
「なんでこんなに…頭が痛くなるんでしょう…」
翌日。勝たちは青流を迎えに行った。そして、学校につく。
「あ、おはよー。」
花梨が勝たちに挨拶をする。だが、花梨は青流の顔を見て立ち上がった。
「青流!?生きてたの!?」
花梨が青流に近づく。
「実は…かくかくしかじかで…」
恵理が花梨に状況を説明する。
「なるほどね…青流は落ちた衝撃で記憶が飛んだと…」
花梨は理解するのが早いから、すぐに状況を理解した。
「それなら、学校案内すればいいじゃない。学校紹介すれば記憶も戻るでしょ。」
「それだぁ!」
花梨の提案を恵理は納得したかのように言った。
「それよ!確かに学校探索したら知ってる物が多いから、記憶も戻るはず!そうと分かったらさっさと行くわよ〜!!」
恵理は荷物を放り出して走り出した。
「あっ!ちょっと待て!」
勝が青流の腕をつかんで後を追う。それに根子田もついて行った。
「……」
廊下に出た恵理たちは歩いていた。恵理と根子田が前を歩き、勝と青流が後ろを歩く。
「…そういえば、貴方は私のところにすぐ来ましたね。なんでですか…?」
と青流が勝に聞く。
「…俺がお前に、申し訳ないことをしたからだ。」
勝は少し微笑んで、また前を向いた。
(あぁ、クソっ…)
勝は誰にもバレないように拳を握りしめる。
(なんで俺は…青流の心情に気づけなかったんだ…俺のせいで…追い込まれて…結果…)
勝は下を向く。
(俺は…本当に無能な奴だ…俺は、生きてていいのか…?いっそのこと…)
「あの…大丈夫ですか?」
「…!?」
勝はいきなり話しかけられるびっくりしてしまった。 「…大丈夫だ。」
勝は無理矢理笑顔を作った。
青流の記憶を取り戻すため、学校探索を始めた勝たち。いろいろな情報を集める内に、ある時、おかしなことに気づいていき…?
次回 学校探索




