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少年たちの闇と学園の真実  作者: あにょ
第1章 覚醒編
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3話 喪失

根子田たちの悲鳴を聞いて、先生や生徒たちが集まってきた。中庭はざわつく。

「おいおい…自殺事件とか冗談じゃねえ…」

「てことは…あの噂って本当なの…?」

「みんな騒がないで!」

騒いでいる生徒たちを先生が止めている。根子田たちは、その間に先生たちに現場から離された。救急車のサイレンの音が辺りに響き渡る。

「…」

恵理は勝の方を見る。勝は涙を流しながら青ざめていた。

そして、3日が経った。1組の教室の中は、いつもより静かだ。

「…なあ。根子田。青流…戻ってくるよな…?」

クラスメイトの雷凰 湊が根子田に聞く。根子田真剣な表情で、

「絶対、戻ってくるよ。」

と湊に返事をした。湊は少し驚いたような表情を見せる。

「暇だしさ、2組行かね?」

湊は根子田と恵理と勝を誘う。

「うん。行こっか。」

根子田は自分の席から立って、湊についていった。それを勝と恵理が追いかける。2組は、1組の右隣の教室だ。湊は2組の教室のドアを開けた。2組の教室の雰囲気も、少し暗い。

「あ、根子田くんたち…いらっしゃい…」

2組のアイドル的存在のアルカシリア・アリスが出迎える。

「アリスも表情が暗いね。どうしたの?」

恵理がアリスに聞く。

「だって…青流くんが…」

アリスは続きを言おうとしたが、途中で止めた。

「お前らくらい話しすんなって!ほら!今日の給食カレーだぞ!」

2組のムードメーカー剛拳 硬屋が場の雰囲気を和ませようとしている。だが、見事に不発した。

「さすがに、この空気を和ますことは難しいんじゃない…?」

2組の生徒である三日月 蘭が剛拳を慰めた。そんな皆を、2組の担任のおしむぎ先生は教卓から見つめていた。すると、おしむぎ先生のスマホが鳴る。

「はい。おしむぎです。…はい。…え!?わかりました。今すぐ向かいます!」

おしむぎ先生が電話を切る。

「誰と電話してたんですか?」

蘭がおしむぎ先生に聞く。

「青流が…目を覚ましたって!」

「…!?」

おしむぎ先生は蘭に興奮気味で答える。皆はおしむぎ先生の言葉に驚いてしまった。

「…それなら俺、謝らなきゃ!」

勝が教室から飛び出す。

「勝!?」

湊たちはそれを追った。そして、病院に着いた。勝は勢いよく青流の病室の扉を開ける。勝は青流に飛びついた。

「…?」

青流はいきなりのことで驚いている。

「ごめん…ごめんな…俺のせいで、こんなことに…」

勝は泣きながら青流に謝る。だが青流はキョトンとした表情を浮かべた。

「…貴方たち、誰ですか?」

「…え?」

青流は目を覚ましたが、頭を強く打った衝撃で記憶を失っていた…

「俺は、お前に申し訳ないことをしたんだよ。」

根子田たちは、青流の記憶を取り戻すため、学校に戻るのであった。

そして、勝の心情も明らかに…?

次回 消失の青と自虐の赤

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