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水を司る神となって異世界へ  作者: 松雨
第4章 ツコーレ共和国編
69/70

第69話~セルバレジア闘技場~

少し短くなりました

 昨日、賢者の塔に行った僕たちはその中にある膨大な量の魔導書を読み漁っていた。途中でフィンドルとミラ以外は飽きたので、塔内部をうろうろしたりあると思わなかったカフェにてのんびり過ごしていた。


「おはようございます」


「うん。おはよー」


「それで、今日は何処にいく予定なんだ?」


「まだ決めてないんだ。とりあえず朝食をとってから考えようと思う」


「そうか、それもそうだな」


 そう言って僕たちは朝食をとりに下の階にある食堂に行き、そこで料理をオーダーし、その待ち時間ガイドブックを開いて観光地解説を見ながら考えるが、結局頼んだ料理が来ても何も思い付かなかった。さてどうしようかと思いながら食べていると、入り口の所に掲示板があるのに今さら気づいた。どうやら首都でやるイベントの告知をする物のようだ。


「えっと……『セルバ決闘祭』って書いてあるな。一体何の祭なんだ?」


 ちょうど説明文が貼ってあったので見てみると、対戦相手の持つ物を何でも指定した奴を合法的に貰える祭で、セルバレジア闘技場と言う場所で定期的に開催されているようだ。1対1の3回勝負で先に2回勝てば勝ちと言う方式のようだ。


「暇だから行こうかと思うがどうだろうか?」


「うーむ。でも『対戦相手の持つ物を何でも貰える』って言う文言が不安なんじゃが。対戦相手が悪ければ、下手すれば身ぐるみ剥がされて悲惨なことになる可能性もあり得るじゃろうな」


「流石にそれはないでしょう」


 そんな相談をしながら食べること25分後、ようやく意見が闘技場に向かうと言うことで決着がついた。食べ終わってから食堂とホテルから出る。そして20分程歩いた後、闘技場に到着した。


「え~っと決闘に参加するにはどこに行けば…… あ、あった」


 その辺を歩き回って探していると、決闘祭参加者はこちらへと書かれた看板を見つけ、その通りに進むと受付があった。僕も参加しようかと思ったが、色々不都合が生じる恐れがある為参加をやめてローフェやリュエルと共に観戦することにした。


「じゃあ私たちは参加しに行ってくるぞ。沢山の戦利品持ってくるから待ってろよな」


「……行ってきますね」


「行ってくるぞ」


 こうしてミラとクルル、フィンドルは受付を済ませて決闘祭に参加しに行った。彼女たちを見届けた後僕を含むローフェとリュエルの3人は、観客席に向かった。一番見えやすい場所を確保することが出来たので、そこに座って始まるのを待つ。


「ねえ。あのお姉ちゃんたち大丈夫かなぁ?」


「うん。きっと大丈夫。皆強いからね」


 そんな会話をしていると、決闘祭が始まるようだ。


「只今より第37回セルバ決闘祭を開催いたします! 今年も手に汗握る戦いが繰り広げられると思うので皆様心行くまでお楽しみ下さい!」


 司会の人が開催宣言をして数秒後……


「早速ではありますが、決闘を行います。まずは魔法使いのミラさん、もう1人は同じく魔法使いのエリシェンさんです! お互いに強力なマジックアイテムと未知の強力な魔導書をかけて戦います! それでは2人共、準備はよろしいですか?」


「「はい。いつでもどうぞ」」


 こうして、最初の試合を特等席にて見ることは上手く行ったようだった。






ここまで読んで頂きありがとうございます。評価やブックマークしたりしてくれている読者の方々も感謝ですm(__)m

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