第45話~プロタムの森~
投稿かなり遅くなりましたm(__)m
皇国皇太子妃と王国王女の2人と共にアルフェネリエの町長の元へ訪れた後、この町最大級のツリーハウスホテルに泊まる。その次の日、ミリア皇太子妃が、スレシア王女様と共に魔物の討伐に行くというので、僕たちも付いていくことになった。
「この森って明るいよな。空飛ぶ戦艦に乗っている時甲板から森を見てたんだが、光の入る隙間が無いくらいびっしり木が生えてたんだよ。それなのに何でだろうな?」
「それは、この森全体に光の妖精が住んでいるからですね。彼らが居る場所は光の届かない場所でも明るくなるんですよ」
ミリア皇太子妃の説明を聞いていたミラは、成る程と言って納得したようだった。
そんな感じで森の中を歩き回っていると、突然大きな草むらから豚のような風貌で、刀や剣・弓などの武器を持ったオークや、緑色で棍棒を持ったゴブリンが合計で50体程、僕たちの目の前に現れた。
「おぉ!? オークにゴブリンが出てきたぞ」
突然の集団での魔物出現に驚くミラがそう言うと……
「倒しましょうか! スレシア」
「もちろんそのつもりですよ、ミリア!」
そう言ってスレシア王女様が虚空に輝く剣を出現させ、魔物の群れに斬りかかる。
ミリア皇太子妃は水の魔力で弓と矢を生成して、群れに向けて乱射する。
輝く剣で斬られたオークは、持っていた武器を使うことなく一刀両断されてしまう。水の魔力をふんだんに込めた矢はゴブリンに当たってもその勢いは収まらずに後ろに居た魔物を数体貫通し、地面にめり込んでようやく止まる。
慣れた手つきで魔物たちを討伐する事10分、襲ってきた奴らは全員2人に返り討ちにされた。僕たちの出る幕は無かった。
「2人共すごい強いですね! あの魔物たちをいとも簡単に討ち取るなんて」
「まあ、これでも7年…… いや、8年前から魔物退治をやっていて、当時と比べたら圧倒的に強くなってますから」
「成る程。でもそれだけ強ければ帝国の四天王相手でもそこそこやりあえそうですね。私はそう思います」
「うーん。確かに万全の態勢であればまともに戦えるとは思います。ルノス美術館事件の時だって、油断・不意打ちで呪い攻撃を受けなければあんなことにはならなかったと思います」
ミリア皇太子妃からその言葉を聞いた時、2人の強さは四天王と戦えるレベルだということに気が付いた。
そんな感じでその後も会話をしながら森の中を進むと……
「お姉ちゃんたち~。あの先の開けた場所にフォレストウルフの巣があるよ~」
ローフェがそう言ったのでみんなで見てみると、おそらく100は超えるであろう大群が居た。
「さすがに100以上ものフォレストウルフを2人だけで相手取るのは無理がありますね……」
「じゃあ、みんなで行きます? ここに居るローフェ以外のメンバーは戦闘が可能ですので」
「すみません。よろしくお願いします」
そして、フォレストウルフの討伐、巣の殲滅を開始した。
「さあ、やりますか!『アイシクルランサー』」
まずはミラが小手調べで氷の槍を生成、それを扇状に拡散させて攻撃を与える。ほぼ全て命中したが、効果がそれほどでもなかった。
「コイツら結構強いぞクアメル!」
「そうみたいだね。じゃあ行くよ!『破龍水弾』」
次は僕が白い雷を纏った水の塊を集まっていたフォレストウルフに向けて発射する。だが相手が素早く、当たった奴は消し飛んだものの、大半の奴に回避されてしまう。
「どうしたものか……」
いまだにフォレストウルフは97体残っている。このまま乱射してても倒せるだろうが、あまり調子にのって森ごと消し飛ばしてしまうといけない。かといって追尾する攻撃など持っていなかったので、仕方なく1体1体格闘で倒すしかないと思ったその時……
「私もやります!『導かれし光矢』」
そう言ってリュエルが弓を引いて光の矢を大量に放つ。光の矢は、まるで生き物であるかのようにフォレストウルフに誘導され、全部命中する。これにより一気に奴等の動きが大幅に鈍くなる。
「さあ、今ですよ!」
「リュエルありがとう!『破龍水弾』」
そこに再びこの魔法を放ち、今度は大半の奴らを消し飛ばすことに成功する。残っていた奴らはミラ達やミリア皇太子妃とスレシア王女が各個撃破して30分後、遂にフォレストウルフを駆逐することに成功した。
そして1時間後、アルフェネリエの町に再び到着する。
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