17話 つかの間の休息
花奈とちありとの衝突、そして
ヴァルツの襲来後、平穏に過ごしていた
そんな中、四ツ井学園では毎年6月の第2土曜日と日曜日に行われる文化祭が始まろうとしていた
5月下旬……
花奈たちのクラスでは6時間目のHomeRoomの時間を使って、文化祭実行委員の文也と雅を中心にクラスの出し物を決めていた
「みんな、これやりたいってあれば手を挙げろ」
文也がみんなに挙手を求めた
「ふみや、今回は縛りはないわの?」
クラスの男子が文也に求めた
四ツ井学園の文化祭は他の学校と違い
1年生のときは食品のお店を出してはいけない
決まりがあったのだ
「おっと……」
「忘れてた」
「おいおい、大事なこと忘れるなよ」
クラスから笑いが起きた
「気を取り直して……」
「文也、ここからはあたしが説明するよ」
ここからは雅が説明することになった
「みんなも知っての通り、去年は食品関係の
お店は出さない決まりだったね」
「今年からはそれがなくなって、食品関係のお店も出せるようになりました」
「もちろん、去年同様食品関係じゃなくても大丈夫」
「考える時間を10分間与えるので、周りの人と話合ってみて下さい」
「それでは、スタート」
花奈は近くにいる人、さらや若葉などと話をすることにした
「春瀬さんはここの文化祭、初めてだよね」
「前の学校では何やってた?」
さらはここの文化祭は初めてだが
おそらく、ヴァルツの襲来に備えて警備があるんだろうなと考えつつ答えた
「普通に縁日とかだったよ」
「でも、他のクラスは食べ物屋さんも出てたような……」
「そうだったんだ」
「清原さんたちは何やったの?」
「私らのクラスは輪なげとかだった」
話していると、10分たった為
雅がまた、みんなに問いかけた
「10分、経ったよ」
「考えついた人、挙手を」
みんな、最初に発言したくないのか手を挙げる人は
いなかった
「わたしらで勝手に名指しするけどいいのかな?」
声を挙げると一人の生徒が手を挙げた
「クレープがいいと思います」
一人の生徒が手を挙げたことにより、どことなく
手が挙がってくる
「縁日」
「駄菓子屋」
「チョコバナナ」
多数、候補が挙がったため多数決で決めることに
なった
「やりたいこと、伝えてくれてありがとう」
「多数決で決めます」
候補が挙がった順に挙手を求めた
雅が黒板に結果を書いていく
「一番、票数が多いクレープに決まりました」
「次回のこの時間はメニューを決めます」
「みんな、考えといてね」
「はーい」




