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16/19

16話 動き出したヴァルツ

さらと快が話をしていた所、1時間目の終わりを告げるチャイムが鳴った

「落ち着いたかしら?」

養護教諭の前川先生が二人に声を掛けた

「大分、良くなりました」

「よかった」

二人は保健室を後にして、教室に戻った

さらが教室に戻ると、花奈が声を掛けた

「春瀬さん、大丈夫?」

「大丈夫だよ。ありがとう。」

「清原さんこそ、仲直りできた?」

あの後、雅が心配してちありを探しに行った

1時間目のチャイムがなる、数分前に

見つけて話をした

「ちあり、花奈とケンカでもした?」

「違うの」

「ケンカなんて、してない」

「水筒、飲んだら……」

「花奈にあんなこと、言っちゃった」

「水筒、飲んだらって……」

「そんなことあるわけないでしょ」

ちありは教室に入室後、水筒で水分補給した

だけだった

何者かによって、薬を入れられたのだ

「花奈には、自分から謝るよ」

「心配かけてごめんね」

その日の昼休み

ちありは花奈の元へ向かった

「花奈」

「ちあり、どうしたの?」

ちありは花奈に気まずそうに近づいた

「朝のことなんだけどさ、ごめんね」

「大丈夫だよ」

花奈がちありと和解していた頃

明応高校でも事件が発生していた

「水よ水の盾となれ」

「雷よかのものを攻撃せよ」

あく亜と一葵がこの間のヤツと違い

強さは弱いが体育館裏で戦っていた

「やったか?」

「とりあえず、消えたみたい」

あく亜と一葵はクラスは違うもの、体育の授業は

合同な為一緒に授業を受けていた

授業が終わり、更衣室へ向かう際に

異質な物に気づいたのだ

「この間みたいな奴じゃなくて、よかった」

あく亜は先日の戦いで経験していた

「あんずさん、蓮さんに報告だね」

その夜、ドルチェではヴァルツを含め一連の事件に

ついて話し合いが行われた

「まずはさらちゃん、何が起きたか説明お願いできるかしら?」

「はい」

さらは一通り、みんなにわかるように説明した

清原花奈の友人である篠原ちありが突然、何者かによってあっちの世界の薬を飲まされたこと

そして、ヴァルツと呼ばれるうちの一人と戦ったこと

「篠原ちありはその後どうなったんだ?」

「その後、和解しています」

さらはちありが花奈と和解したのを確認している

「問題はその後だね」

ヴァルツというグループの存在、そして

明応高校での襲撃……

あんずは詳細を確認したい為、さらに聞いた

「戦ったのは同い年くらいの子?」

「そうです」

「フードを被ってて、顔までは見えませんでしたが

氷の使い手の男の子でした」

さらはその場にいたみんなが聞いたことを口にだした

「ヴァルツって男の子が言ってました」

「我々の邪魔をするなと」

あんずはヴァルツの名前を聞いて、ピンとこなかった

「快とも、話したんですがこの間の戦いのやつらなんじゃないかと」

あんずは話を聞いて、口を開いた

「きっと、ヴァルツとは今後戦うことになると

思う」

「一刻も早く、やつらよりも早く太陽の国の姫の保護を」

「はい!」

そして、蓮や葉悠は気づかなかったが……

明応高校でも弱いものだったが、襲撃があった

「この間よりも弱かったですが……」

「体育の授業が終わって、更衣室へ向かう途中

異質な物に気づいたため戦いました」

あく亜と一葵が戦った為、二人で説明した

「明応高校でも!?」

この場に竜葉はいない

竜葉は平日は学校、土日は調べ物で席を外していた

「四ツ井学園の他に明応高校でも……」

「おそらく、明応にも知らないだけでヴァルツの仲間がいるんだと思う」

「何のために戦いを……」

「みんなの能力と力の強さの把握なんじゃないかと……」

それを聞くと、みんな、下を向いてしまった

「ヴァルツの強さがまだ、わからないのに」

「一つ言えるのはあの日以上の力の持ち主か同等がいるんじゃないかしら」

さらたちは今以上に強くなることを誓った

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