オーバードーズ - 過ぎたるは猶及ばざるが如し? -
[前回の話]
読者の反応
[今回の話]
作者の反応
連載作品を一話読めばその続きが気になる。
作品を一つ読めばその作者の他の作品も気になって読んでみたくなる。
そして作品を読めば感想を書いて感動を作者に伝えたくなるもの。
作者にとっては読者に作品を読まれることは嬉しいことであり、それに評価や感想が付くのは喜ばしいことである。これは私も駄作ばかりとはいえ作品を書く者であるので間違いはないと断言できる。
ですがしかし……。
以前書いた拙作『あらしのごとく……』と話が微妙に被るのですが、過度のそれってあまりよろしくはないようで。
というのも、作者はそれらの感想のひとつひとつ全てに律儀に応じていると疲れちゃうんですよね。読者の熱意は嬉しいがそれに応じるのには作者の方にほ同じくらいの熱意が必要。これが読者と作者が一対一であるのならばまだしも、読者の方は一人とは限らない。そうなると……。
これに対する方法は二つ。
一つは返信をしないこと。
もう一つは返信をAIに任せること。
ですがどちらも作者に負担はありませんが読者と向き合うことを諦めることであり、特に後者は読者はの誠実さを棄てること、つまり応援という好意への裏切り行為ともいえるんですよね。
とはいえ、作者としてはそんな不義理と解ってはいても体は一つであり読者たちの全てに誠実に対応しきれないのが現実、人気作家の多くが読者からの感想に返信をしないのを見ればそれが解るというもの。
作者の立場としては感想は欲しいけれど、返信はできない、そんな不義理な矛盾が現実にはあるわけで、そこが皮肉な苦悩だったりするようです。
まあ、私からすれば一度そういう苦悩をしてみたいなんて羨望があったりするのですけど、同時に嫉妬も抱えてしまうという面もあり、それはそれで複雑だったりします。(笑)
これは良薬は口に苦しというべきか、薬も過ぎれば毒となるというべきか、そんな複雑な問題ですね。(苦笑)




