【全年齢】第八話三回目後編__騎士団長が飯のお供で「ズキュウウウン」された話
濛々たる白銀の蒸気が噴き出す炊飯器の前で、かつてヴァルフェルト王国で深紅の戦乙女と称えられたプリシラ・スカーレットは、しゃもじを手に持っていた。そこには、一粒一粒が芳々《かんば》しき香りを纏い、宝石のごとく艶やかに立ち並ぶ白米の姿があった。熱気を帯びた甘やかな香りが、鼻腔を深く突き抜けた。
「ああ……何ておいしそうな香りなんだ……」プリシラは丁寧に白米を茶碗によそい始めた。お盆に人数分の茶碗を乗せると、食卓に向かった。様々な料理が並ぶ食卓を見て、プリシラは歩みを止めた。
――聡介はいつも私たちに美味しい料理を作ってくれるな……私はあまり食べられていないが……誰が来ても、人数が増えても文句も言わずに……聡介は私たちのことが嫌じゃないのか……迷惑と思われていないのか……私のことは……
プリシラの脳裏に一抹の不安が浮かんだ……プリシラは目を伏せた。
――――――
オイ、ゼウス、プリシラ、聡介が食卓に着いた。
ナハトはリビングのテーブルに座っていた。
ポテチの袋を逆さまにして振っていた。
小さなかけらがテーブルの上に、
一かけら、
二かけらと落ちた。
「シィィイイイイーーーーーーザァアアアアーーーーーッ!」ナハトは友を大岩に押しつぶされたかのような絶叫を上げた。
「ど、どうしたんですかあの人?」聡介がリビングの方を向いた。
「ポテチが切れたようじゃのぉ」オイが髭を撫でた。
「ええ……ほんと情緒どうなってるんですか……はぁ……」聡介はため息をついた。
「フーフー吹くなら……」ゼウスが立ち上がった。
「黙れ……座れ……」プリシラが吐き捨てるように制止した。
「ぬぅ……」ゼウスは黙って座った。
「じゃあ、皆さんいただきましょうか」「そうじゃの」「ああ」「URYYY」「ポテチが……」
聡介の合図に合わせて、
「いただきます」「ポテチが……」
皆の声がそろった。一人を除いて。
――――
「この胡瓜の漬け物、おいしいですよ」聡介がオイに勧めた。
「ふむ……頂こう……」オイは胡瓜の漬け物を口に入れると
「ぬううおおおっ!なんという歯ごたえだ!バリバリッ!ポリポリッ!とした小気味いい触感!叩かれた胡瓜の断面に、甘酢と胡麻の芳醇な脂が、毛細血管に流れ込む血液のごとく浸透しておる!噛みしめるたびに旨味の洪水が溢れ出し、私の舌の上で荒れ狂うッ!この唐辛子の刺激、まさしく「精霊も月までぶっ飛ぶ」衝撃じゃ!! そこへ熱々の白米をかき込めば、米の甘みと胡瓜の塩気が完璧に調和し、味覚の黄金長方形を描くッ!止まらん、止まらんぞ!白米を持ってまいれェェェーーッ!!」 」
「……やかましいぞ。漬物如きで何をそこまで喚く必要があるのだ」 ゼウスは呆れるように胡瓜の漬け物を口に入れた。無言で咀嚼した。
「キュ……」ゼウスは下を向いて身震いしていた。
「KYU…… URYYYYYYYッ!!なんという歯ごたえだ! 甘酢と胡麻の油が、血管に流れ込む血のごとく浸透する。馴染む!馴染むぞぉ! 噛むたびに溢れる旨味の洪水ッ! 熱き白米と合わされば、すべてを押し潰すようなまさしく味覚の『ロードローラー』だ! 美味すぎるぞ! 何度も噛みしめて味わいつくしてやる! 瓜イイイイヤアアアッー ぶっつぶれよォォッ!」ゼウスは大きく口をあけながら何度も胡瓜をかみ砕いた。
「お前もうるさいし、汚いではないか……口を閉じて静かに食え……」プリシラは黙々と胡瓜と白米を食べていた。
「そんなに気に入ってもらえるのは嬉しいですね。次は人参しりしりはどうでしょうか」聡介はゼウスに人参しりしりの入った器を見せた。
「何ぃッ!人参だとぉ!?」ゼウスが机をたたいて立ち上がった。
「え……ええ……人参ですがどうしましたか?」聡介はたじろいでいた。
「ゼウスは昔から人参が苦手なのだ。いい年にもなってみっともない……婚約者である私が恥ずかしいぞ」プリシラはそういうと黙々と人参しりしりとご飯を食べていた。
「ぬうううう! このゼウスに弱点などあるわけがなかろう!」ゼウスはフォークを手に取り、人参をすくった。
「俺は人参を食べるぞォおおおお! プリシラぁあああ!」ゼウスは人参を口の中に入れた
「うるさい……黙って食え……」プリシラは冷たく言った。
「……」ゼウスは無言で咀嚼をしていた。
汗をかいていた。咀嚼していた。
顎の動きが止まった。その動きに合わせて、世界の時間が止まった。
ゼウスはコップを手に取った。
「水! 飲まずにはいられないッ!」一気に流し込んだ。
「苦手なら無理しなくていいですよ……」聡介は引きつった笑顔をしていた。
「こっちもなかなかうまいのぉ」オイは蒟蒻と蓮根のきんぴらを食べていた。
「何だ?このメメタァっとしたものは?」ゼウスは蒟蒻をフォークですくっていた。
「食べ物にそういう表現は良くないですよ……芋から作った、ぷるぷるとした弾力がある触感です。味はそこまでないですが、美味しいですよ?」聡介は蒟蒻をすくって一口食べた。
「この貧弱な食べ物を食せというのだな。良かろう! 食わせてみろ! このゼウスに対して!」ゼウスは蒟蒻と蓮根をフォークにさし、口に運ぶと咀嚼した。
プリシラはそれを横目に梅干しを口に入れた。目を瞑り口をすぼめた。
「聡介……これ、酸っぱいな」
「ご飯と一緒に食べるとすごくおいしいですよ?」聡介は白米を指で刺した。
ゼウスは目を見開くと一息に叫んだ。
「蒟蒻、蒟蒻ゥッ! なんという奇妙な弾力だッ! 歯を跳ね返すこの無機質な抵抗感……まるで生気のない屍生人を噛み締めているようだが、味の染み込みだけは一級品だ。鰹の出汁と醤油の塩気が、この灰色の肉塊の芯まで、細胞の隅々に馴染む新鮮な血液のごとく浸透している!そしてこの蓮根ッ! あえて繊維に沿って断たれたその身は、噛むたびに『シャリッ』と心地よい音を立て、私の脳髄を直接揺さぶるッ。この生命力溢れる食感と、焼き色のついた香ばしい胡麻の風味……。そこへ炊き立ての白米を叩き込めば、米の甘みが具材の塩気と完璧な『調和』を奏でるぞ。異なる要素が一つに溶け合うこの瞬間、まさしく味覚の『天国』へ到達した気分だッ! 最高の一杯ってやつだぁああ!」ゼウスは炊飯ジャーを手に持つと、ご飯を大量に掻っ込みながら、蒟蒻と蓮根のきんぴらを食べつくした。
プリシラはその様子に立ち上がった。口には梅干しが入ったままだった。
「ゼウス! 貴様! 何杯分喰えば気がすむんだ! せっかく聡介が……! 聡介が皆の分も作ってくれたというのに……」プリシラは目に涙を浮かべた
「貴様は食べたご飯の量をわざわざ覚えているのか?」ゼウスは鼻息を荒くした。
「いや、みんなで食べてるんだからそこは配慮してくださいよ……」聡介は頬を掻いた。
「人間には善なるタガがある。だが、俺にはそれがない! これはすべて俺がいただくぞ!」
「やめろ! やめてくれ! 本当に皆が食べる分がなくなってしまうではないか!? せっかく聡介が作ってくれたのに!」プリシラはゼウスの腕にすがりついた。
「放せ! さっきから聡介、聡介とうるさいぞ! お前の婚約者は俺だ! この汚らしい売女がぁーー!」ゼウスはプリシラを突き飛ばした。プリシラはバランスを崩して倒れた。
「ゴゴゴゴゴゴゴゴ……」ナハトがつぶやいた。
「今はその感じでいいです……」聡介は静かに立ち上がった。目が笑っていなかった。穏やかな中に冷徹な光を宿していた。
「ゼウスさん……これも食べてください。全部食べていいですよ」聡介は枝豆とベーコンのソテーが入った器を渡した。
「そうだ!ヌケサク! わかればいいんだ! お前は俺にとっての猿なんだよぉヌケサク! 猿が人の女に色目を使うなど許されるはずがないだろう!」ゼウスは器をひったくると中身をすべて掻きこんだ。
「この瑞々しき枝豆……歯を立てた瞬間に弾けるこの感触、まるでもぎたての血管のようなコリコリとした生の弾力ではないかッ! そしてこのベーコンの脂ッ! 燻製の香ばしき薫りと共に、私の肉体の隅々にまで馴染む新鮮な血液のごとく浸透してくる……が……」
ゼウスは途中までまくしたてるようにしゃべっていたが、喉を押さえて膝をついた。
「うげぇえ……!なんだこれは何を食わせた」ゼウスは涎を垂らしながら、聡介を見上げた。
「これは大蒜ですね。吸血鬼は食べて大丈夫なんですか」聡介は器の中身を見せた。
「二……大蒜、大蒜ゥ!?」ゼウスは目を見開いた。
「こ……このアホウがぁああ! なんてもの食べさせるんだ! このゼウスに対して!」ゼウスは立ち上がろうとした。だが、力が入らず崩れ落ちた。
「どんな気分ですか……ゼウスさん……美味しそうなものだと思って、実は苦手な物を食べさせられる気分っていうのは? 例えると……いい匂いのするカレーを食べようと口に運んだら、実はカレーの匂いがするビチグソだった……そんな気分に似てるというのは……どうでしょうか?」聡介はゆっくりとキッチンに向かった。
「は、腹が痛い、あ、頭もだ……吐き気がする。このゼウスが立ち上がることができないッ……!」ゼウスは荒い息を立てながら、頭と腹を押さえていた。
聡介はキッチンから戻ってきた。手には何かを握っていた。
それはリビングの照明を反射し、つややかな光を放っていた。
「ダメ押しのもう一本……」
聡介は生の人参をゼウスの口に差し込んだ。
無理やり口を閉じさせ、咀嚼させた。
「このゼウスが……このゼウスがァあ―――――ッ!」ゼウスはニンジンを口に入れられるとその場に崩れ落ちた。
「プリシラさん、大丈夫ですか……!」聡介はプリシラに駆け寄ると肩を抱き、顔を顔を見た。
「……」プリシラの返事はなかった。
顔が土気色をしていた。
「え……」聡介はプリシラの口に手をかざした。
息をしていなかった。
「なんだってッ……!」聡介は汗をかいた。
携帯電話を取り出して119番を押した。
静かなリビングにコール音が響く……
プリシラを見た。
生気が抜けた顔だった。
――ダメだ……間に合うわけがない。
『勇気とは弱さを知ることじゃ……勇気があればよりよい明日が待っている』
「……」聡介は目をつぶった。
「明日じゃダメだ……今だ! 明日は今なんだ! 待っていても幸運は訪れない。今、勇気をもって動くんだ!」
聡介は目を開いた。
プリシラの顔を見た。
頬に手を添えた。
首を上に向け気道を確保した。
大きく息を吸い込むと、
プリシラの唇に、
自身の唇を重ね、人工呼吸を始めた。
「ズキュウウウン!」ナハトは手を広げて叫んだ。
「やった……! 誰にもできないことをやってのける! 流石、主人公! そこにしびれる! あこがれるぅ!」ナハトは更に拳を握り、目を見開いて、大きな口を開けて叫んだ。
「作者はいっておるの……仰せの通りにじゃ……」オイは聡介とプリシラを目を細めてみていた。
静かな時間が流れた……
数秒程度の短い時間だったが、
聡介にとっては長い長い時間だった。
「ん……ごほっ……ごほっ!」
プリシラはせき込んだ。
口から梅干しの種が出てきた。
聡介は心配そうにプリシラを抱きかかえていた。
「そ……聡介……」プリシラは涙ぐんだ。声を出して泣き始めた。
「聡介はいつも……私たちの面倒ばかり見ておるのだ……いつも損ばっかりで…‥それなのに文句も言わず……今日も……こんな迷惑をかけてしまった……聡介……すまない……くっ……殺せ……こんな情けない女はいっそ殺してくれ……」プリシラは泣き崩れた。
「プリシラさん……気にしないでください……俺は皆さんのことが大好きですから……」聡介は目を細めた。目尻に水が溜まっていた。
「そ……聡介……お前は本当になんという……馬鹿だ……大馬鹿者だ……」プリシラは聡介のシャツを掴み、顔をうずめて、声を上げて泣いた。
聡介はしばらく待った。プリシラが泣き止むまで、じっとしていた。
プリシラの泣き声が止むと聡介は口を開いた。
「それより……ごめんなさい」
「どうした……」プリシラは目を拭った。
「緊急事態とはいえ……プリシラさんに大変なことを……」聡介は唇を噛んだ。
「……そうか。そうだな……」プリシラは下を向いた。
「聡介……」顔を上げて聡介を見た。
「私は初めてだったのだぞ?」自分の唇を指でなぞりながら聡介を見た。
「すみません……本当に大変なことを……」聡介は顔を赤くして目をそらした。
「謝らなくていい……」プリシラは横に首を振った。
「私の初めてをもらってくれたのは、婚約者のゼウスではない、聡介だ」プリシラは、自身の瞳と同じくらい深紅に頬を染め、微笑んだ。
聡介は照れながら声を出して笑った。
プリシラもつられて声を出した。
オイは、机の上に残ったおかずともう一つの炊飯器を空にした。
ゼウスは腹を押さえていた。
ナハトは感極まって立ったまま両手を広げ固まっていた。
アルボと、エクウスはUNOをやっていた。
ワイルドはメロンを愛でていた。
エイリークは鋼の錬金術師を積み上げて読んでいた。
――――――
深紅の戦乙女と、さえない現代サラリーマンの笑い声は
いつまでも続いた。
夕焼けが宵闇に変わるころまで響いていた。
響き続けていた。
彼らの飯テロ×オマージュ譚はまだまだ始まったばかりだ……
後書きだ。
「私は、S市に住むしがない殺人鬼兼サラリーマンだ。女性の手首を集めるのが趣味だ。私は静かで、平穏な読書を好む」
殺人鬼は作者の家を訪れた。
「作者、お前は何を思ってこの作品を書いた?」
「え……ちょっと待ってください?貴方誰ですか?」作者は突然の訪問者に震えていた。
「質問を……」殺人鬼は新作者をにらんだ。
「え……?」
「質問で返すなぁあああ!」殺人鬼は作者に指を突きつけた。いや、頬に指をめり込ませた上でぐりぐりとした。
「ひ!ひぃいいい!」作者はその場にへたり込んでしまった。
殺人鬼はへたり込んだ作者に近づくと、しゃがみこんだ。
「もう一度聞く、なんでこの作品を書いた。どうしてこういう展開になった」殺人鬼は作者の頬を掴むと顔を見た。
「しょ……正直なところ自分でもよくわかりません。エッチな内容で書こうと思ったんですが、プリシラと聡介にはそういうのは違うかなって思って、ジョジョの覚悟を決めた男が、黄金の精神を持って行動をするところを描きたいなって思っただけです……あとは……」
作者はこの後の結末に恐怖し、言い淀んだ。
「あとは……なんだ! いいから言え!」殺人鬼は親指のボタンに指を添えて、力を込めた。
「プ、プリシラ、聡介、ゼウスが……キャラクターが勝手に進めてくれました!」作者は身をかがめ叫んだ。
「どういうことだ……?」親指の力が緩んだ。
「音が……聞こえてきたんです。頭の中に響くように」作者は殺人鬼の顔を見た。
「まさか……エコーズか!?Act1辺りか……?」殺人鬼は身を乗り出した。
「いえ……エコーズではないですが、キャラクターが勝手にしゃべりだして、こういう動きをしているのかな? こういう感情なんだろうなって、それをただ、書き起こしただけです。だから俺の作品とは言えないかもしれません。すみません」作者は視線を下に落とした。
「……もう一つだけ聞きたいことがある」殺人鬼は両腕を組んだ。
「何でしょうか……」作者は恐る恐る顔を上げた。
「あの途中のナハトの叫びは何だ? あれは必然性のないオマージュだ。いや……オマージュというにも質が低い……」
殺人鬼は表情を変えず、
動きも変えず、
ただ腕を組んだまま、
淡々と質問した。
「あれは過去に対するオマージュです」作者は短く答えた。
「どういうことだ」殺人鬼は再び親指に力を込めた。
「初代の作者、前の俺が書いた作品はかなり下世話なギャグに特化していました。とはいえ、あの作品があったからこの作品が生まれた。彼が残した代々受け継がれる黄金の精神をセルフオマージュ×ジョジョという形で残したかった……冒頭に食べていたシーザーサラダ味のポテチで思いつきました。これは作者のエゴです……必然性はありません」作者は大きく息を吸った。
「ただ、それで殺されるなら悔いはないッ!」殺人鬼を見据え、声を張った。
「……」殺人鬼は目を閉じた。
「第三の爆弾を解除する……」
殺人鬼はそう告げると、作者の家を後にした。
殺人鬼は空を見上げた。
「凄くさわやかな気分だ……新しいパンツを下ろした、正月元旦のような気持ちだ……」
朝焼けが照らすビルの隙間に、女性の手首を携えた殺人鬼がゆっくりと消えていった……
「帰りに朝ごはんのサンドイッチを買おうね……クックックーン 」
次に殺人鬼が訪れるのはあなたの所かもしれない。
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本当の後書きです。
・筆やすめのため非定期更新です。次回更新は10日(日)9時10分に、八話のオマージュネタ、設定、オマージュ構造解説を公開します。
・次回内容は未定です。とりあえず過去話の設定、オマージュネタファイルを公開していきます。
※六話:十作品以上50か所オマージュ
七話:荒川弘先生の作品の世界観全体オマージュ
八話:オマージュという構造自体を教科書的に示したオマージュ
というレベルの高いことをやったので次回はもっと楽にしたいです……
本気すぎて筆やすめにならないです……
ジョジョは好きすぎてこだわっちゃうから多分主役にはもう二度としない……
・本作は各作品へのオマージュ・パロディを含みます。権利者の方でご不満がある場合はご連絡ください。
・作者は荒木飛呂彦先生を敬愛しています。作品を愛しています。




