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最強ヒロイン ~理不尽に召喚された少女は歴代召喚者達から受け継いだ能力(チート)で無双する~  作者: 橘可憐


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この世界のダンジョン入り口は日本でのエレベーターに似た作りになっていて、かなり大きな扉の脇に行き先ボタンが並んだ装置があり、そのボタンを押すことで扉が開き指定されたダンジョンに入れた。


ただしそのダンジョンへ入れる資格が無い者がボタンを押しても扉はびくともしないので、間違いで扉が開くことは絶対に無かった。


これはこの世界のどのダンジョンも同じらしく、誰もこの仕様を不思議にも思っていないが、私の知るダンジョンとはまるで違うのでどうしてそうなっているのかイマイチ納得できなかった。


そしてその入る資格というのがダンジョンの中でちょくちょく見つかるカードキーのようなもので、それがどこで見つかったかによってどこへ入れるか決まっているらしく、国はそのカードキーを与えることで冒険者にダンジョン探索許可を出す形になっていた。


そう聞くとカードキーの譲渡が可能に思えるが、カードキーは登録と同時に個人が持つ多分生体反応みたいなものに反応して体内に取り込まれ、もし登録者が亡くなった場合はそのまま自然消滅してしまうので一度登録に使われたカードキーは他人には使えない。


難易度の高いダンジョンから見つかったカードキーは同レベルの難易度の高いダンジョンへ入ることが可能で、難易度の低いダンジョンから見つかったカードキーは難易度の低いダンジョンへしか入れない。


なので高難易度へ入れるダンジョンキーが新たに見つかると国はそれを誰に与えるか決めて行くのだが、その判断基準が国への貢献度という曖昧なことにもどうも納得できないところがあった。


何を持って貢献しているかという明確な基準が無いのだからそこに不正が蔓延りそうであったし、最高級ポーションのような有益な物を見つけられるかどうかなど殆ど運でしかないことを判断基準にされているのかと思うと不運な人はとことん不運で終わってしまうのはどうかと思う。


時折低難易度のダンジョンからもそこよりも高い難易度のダンジョンへと入れるカードキーが見つかり、今はそのカードキーに限っては冒険者が自分の登録更新に使っても良いと認めているので少しは救いがあると思いたい。


もっとも国はそのレベルのカードキーはあまり気味なので回収する必要もないと思っているのかも知れない。国が求めているのは高難易度ダンジョンで見つかるカードキーだ。


カードキーによっては特別なダンジョンへと入れるものもあり、一回限りの攻略で消えてしまうダンジョンもあれば新たなダンジョン発見につながることもあり、歴代の召喚者達はこの特別なカードキーを探すのも目的の一つとされ、ひたすら難易度の高いダンジョンを攻略をさせられていた。


特別なカードキーはどの難易度のダンジョンでも見つかる可能性はあるらしいが、高難易度ダンジョンの方が確立が高いからなのだろう。


また採取人に関してはダンジョン入り口に立つ管理者の持つカードーキーで入るのだが、管理者がダンジョン入り口に立つ時間は決まっていて、そこで点呼も取られるので自由な出入りはできず完全に管理されている感じだった。


そして私は今ダンジョン管理者もまだ出入り口に立っていない中、ダンジョンの入り口が開かれるのをひたすら待っていた。


情報として機密文書を読んだ時はまだ半信半疑だったが、いざダンジョンの扉脇にある装置のボタンを一通り押してみて、ダンジョンキーが無くては入れないというのを検証し終わり納得するしかない状況だった。


しかし同時にカードキーを持つ者と一緒なら登録してなくても入れるのは確実となったので、あとはダンジョンに入る人を待つのみだ。


取り敢えずは歴代召喚者達が入ったことのない低難易度のダンジョン、所謂採取人達が農作物などの採取のために入るというダンジョンに入ってみようと思っていた。


何事も情報で得たことには限りがあり、実際に体験してみないことには分からない事も多い。


今回はダンジョンを育てるの意味を知るのを目的としているので、別に高難易度のダンジョン攻略をする気もなければ、有益魔導具が見つかったら良いなくらいの軽い気持ちでのこの世界のダンジョンデビュー。


歴代召喚者達の記憶の中では既に何度も戦ってきた魔物と実際に対峙するのも初めてだし、魔物相手に戦闘で魔法を使うのも初めてなので少し緊張気味ではある。


なんにしても一刻も早くダンジョンに入りたい気分でやる気も満々。早くダンジョン管理者が現れてくれないかと願うように朝日が昇るのを眺めていた。



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