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第72話 灼熱の死砂漠と、オアシスを貫く絶対冷却鉄道

第72話 灼熱の死砂漠と、オアシスを貫く絶対冷却鉄道

神聖王国ルミナリアの王都ルミナス。かつては腐敗した特権階級と枢機卿たちが結界と富を独占し、外街の民や農村の者たちから命と尊厳を搾取し続けていたその場所は、トウヤが率いる『安全第一商会』の完全なる無血開城とインフラ掌握によって、劇的なまでの変貌を遂げていた。

教皇が住まう荘厳な大聖堂は、今や商会の『王都グランドターミナル』の中枢として改装されている。大理石の床には、西方大陸や雪都グレイシア、そして豊穣の平原から次々と運ばれてくる莫大な物資が整然と積み上げられ、商会の紋章をつけた制服を着た旧近衛騎士たちや、新たに雇用された市民たちが、活気ある掛け声と共に荷下ろしを行っていた。

王都の空を覆っていた薄暗い魔力の淀みは、エルフのシルフィが調整した新たな浄化結界によって完全に拭い去られ、どこまでも澄み切った青空が広がっている。飢えと絶望に支配されていた市民たちの顔には、今や腹一杯の食事と「絶対に脅かされることのない安全」への確信から、穏やかで明るい笑顔が戻っていた。

大聖堂の最上階、かつて枢機卿ルキウスが私腹を肥やしていた豪奢な執務室。

現在は不必要な装飾品がすべて売り払われ、機能的で洗練された商会の作戦本部へと作り変えられたその広大な部屋で、トウヤは香り高いコーヒーを傾けながら、空中に展開された巨大な立体ホログラムマップを鋭い視線で睨みつけていた。

「王都の地盤は完全に固まった。バルドたち旧騎士団の再編も順調に進み、カルロ殿による経済システムの移行も完璧だ。これで神聖王国の中枢は、完全に俺たちの『絶対安全圏』に組み込まれたわけだが……。リン、マイロ。この大陸のさらに奥、まだ俺たちのインフラが届いていない『空白地帯』についての詳細な報告を聞こうか」

トウヤの言葉に応じ、鼬人族イタチマンの情報屋リンが、眼鏡のブリッジを中指で押し上げながら手元の魔導端末を操作した。ホログラムマップが回転し、王都の南方に広がる広大なエリアが赤くハイライトされる。

「はい、会長。王都ルミナスから南へ数百キロ下った先に、神聖王国の結界すら及ばない巨大な魔境が存在します。『大熱砂漠だかねつさばく』と呼ばれる、一年を通して異常な灼熱に見舞われている死の砂漠です。……先日、鳥人族のピピトに上空からの高高度偵察を依頼しましたが、その報告によれば、砂漠の地表温度は昼間には六十度を超え、普通の人間であれば数十分で干からびて死に至る過酷な環境とのことです」

「六十度だと? そりゃあ、ただのサウナを通り越してオーブンだな」

トウヤが呆れたように息を吐くと、犬人族の地図職人マイロが、尻尾を下げて耳を伏せながら補足した。

「へい、会長。おまけに、ただ暑いだけじゃありやせん。その砂漠の砂の中には、全長数十メートルにも及ぶ『砂竜サンド・ドラゴン』の群れが、まるで海の中を泳ぐように潜んでいやがるんです。地上の振動を感知して足元から食い破ってくるため、どんなに腕の立つ冒険者や大規模な商隊でも、この砂漠を越えて南の大陸へ向かうことは不可能とされてきました」

「なるほど。上からは太陽の暴力、下からは巨大なトカゲの奇襲か。……最悪のインフラ環境だな」

トウヤはニヤリと、商魂を燃やす冷酷な笑みを浮かべた。

「しかし、トウヤ様。その死の砂漠の中央には、わずかな水源を頼りに生き延びている『陽炎のオアシス』と呼ばれる隠れ里が存在しているという伝承があります」

元・第一聖騎士団長のアイリスが、厳しい表情で進み出た。

「かつて教会の迫害から逃れた『砂漠エルフ』や、砂の環境に適応した『砂蜥蜴族サンド・リザードマン』といった亜人たちが、そこでひっそりと暮らしているはずなのです。しかし、近年の異常な気温上昇と魔獣の狂暴化により、オアシスの水源は完全に枯渇寸前となり、彼らは今、砂竜の群れに包囲されて全滅の危機に瀕しているとの情報が、外街のジジの情報網からもたらされました」

アイリスの報告を聞き、聖女エレナが胸の前で両手を強く組み、祈るようにトウヤを見つめた。

「トウヤ様……。教会の過ちによって追放され、過酷な砂漠でひっそりと生きてきた彼らを、どうかお救いいただけないでしょうか。彼らもまた、安全と平和を求めているはずです」

「同情で動くわけじゃない。だが、俺たちの掲げる【安全第一】死に戻り商人の異世界スローライフ~万能魔法と『リトライ』を駆使して完璧な物流網とインフラを整備し、のんびり隠居を目指します~ という理念に、見捨てるという選択肢はない」

トウヤは静かに立ち上がり、漆黒のコートを翻した。

「南の未開拓領域に物流ルートを繋ぐためには、その『陽炎のオアシス』を中継拠点ターミナルとして掌握し、絶対に安全な補給線を作る必要がある。オアシスの水が枯れているなら、王都の地下水脈から直接パイプラインを引いて水を供給し、灼熱の太陽が邪魔なら、砂漠全体を冷やし尽くす『絶対冷却インフラ』を敷き詰めてやる。……特務チーム、出撃だ。エクスプレスの発車準備。目標、大熱砂漠の中央、陽炎のオアシス!」

「「「了解しました、会長!!」」」

ザック、リュウガ、ガレスをはじめとする特務チームの面々が、獰猛な笑みを浮かべて武器を手にした。

その時、執務室の重厚な扉が勢いよく開かれた。

「お待たせしましたー! すっごく暑い砂漠に行くって聞いたから、今日は特別に体を芯から冷やして、でもスタミナはバッチリつく特製のご飯を作ってきたよ!」

獣人の少女ミアが、涼しげな冷気を放つ巨大な魔導ワゴンを押して、元気いっぱいに現れた。

「今日は、アクアリアから届いた氷晶石でキンキンに冷やした『特製・氷晶冷麺』と、スパイスをたっぷり揉み込んで香ばしく焼き上げた『激辛・特大ロースト・デザートボア』のセットだよ! 冷たい麺でのどごしを良くして、激辛のお肉で汗をかいて体温を調整するの! デザートには、甘くて冷たいフルーツたっぷりのカキ氷もあるから、いっぱい食べて熱中症対策してね!」

ワゴンに乗せられたガラスの器には、透き通るような美しい麺と、色鮮やかな夏野菜が氷と共に美しく盛り付けられている。そしてその横には、暴力的なまでに食欲を刺激する香ばしいスパイスの香りを漂わせる、巨大なロースト肉が山積みになっていた。

「おおおおっ! 冷たい麺に、激辛の肉! この温度差がたまらねえぜ! いただきます!」

人間の冒険者ザックが真っ先に飛びつき、麺を豪快にすすりながら、分厚い肉に齧り付く。冷たさと辛さの絶妙なハーモニーが、特務チームの面々の細胞を爆発的に活性化させていく。

「美味しい……! 本当に、なんて美味しくて、力がみなぎるお食事なのでしょう……」

エレナやアイリスも、かつての宮廷では味わえなかった極上の「生きた食事」に感動の涙を浮かべながら、冷麺と肉を夢中で口に運んだ。

ミアの愛情とカロリー、そして完璧な温度管理が施された食事で士気と体力を限界突破させた特務チームは、いざ、灼熱の死砂漠を物理的に切り裂くための過酷な出陣へと向かった。

   * * *

プァァァァァァァンッ!!!!

王都ルミナスの巨大な南門を抜け、漆黒の装甲と黄金の意匠が眩く輝く巨大な装甲列車『安全第一エクスプレス』が、けたたましい汽笛と共に未知なる南の荒野に向けて発車した。

列車の先頭車両には、ドワーフの機関技師ルミナと猫人族の魔導具技師ニアが徹夜で組み込んだ『超高出力エーテル冷却ユニット』が搭載されており、列車が走る周囲には、まるで真冬のような冷気が凄まじい勢いで噴き出している。

王都を離れて数時間。

列車の行く手に、緑の平原が唐突に途切れ、見渡す限りの赤い砂の海――『大熱砂漠』がその圧倒的な死の光景を広げていた。

空には雲一つなく、殺人的な太陽の光が容赦なく降り注いでいる。地表の温度はすでに六十度に達し、空気が陽炎となってゆらゆらと歪んでいた。

「会長、前方の砂漠の地下に、無数の巨大な生体反応を確認しました! 全長三十メートル級の『砂竜サンド・ドラゴン』の群れが、我々のエクスプレスの振動を感知して、砂の中を猛スピードでこちらへ向かってきていますぜ!」

先頭車両のモニターを監視していたピピトが、魔導レーダーの強烈な警告音と共に緊迫した声で報告する。

「構わん。砂の中を泳ぐトカゲどもに、俺たちの道を邪魔させる気はない。……既存の灼熱の砂など完全に無視して、俺たちの『絶対安全で快適な道』を、最短距離の直線で上書きする」

トウヤは列車の先頭デッキに立ち、熱風に黒いコートをはためかせながら、見渡す限りの死の砂漠に向けて、彼の中に眠る神をも凌駕する規格外の莫大な魔力を解放した。

「『全魔法創造』――『超広域氷・土属性複合魔法・絶対冷却砂漠凝固(アブソリュート・クーリング・デザート・ソリディフィケーション)』、からの『錬金魔法・超重装甲・白亜の魔導冷却チューブハイウェイ構築(ホワイト・クーリング・チューブ・ハイウェイ・クリエイト)』!!」

カッ……!!!

トウヤの突き出した両手から放たれた、太陽すらも凍りつかせるような目も眩む青白い氷の魔力波と黄金の錬金光が、灼熱の砂漠の大地を激しく揺るがした。

ドゴォォォォォォォォォォォォンッ!!!

エクスプレスの進行方向にある広大な砂の海が、一瞬にして波打つように隆起し、六十度を超えていた灼熱の砂が、絶対零度の魔力によって強制的に冷却・凝固されていく。

同時に、トウヤの錬金魔法によって、純白の魔導コンクリートと紅蓮隕鉄、そして冷気を閉じ込める特殊な断熱魔導ガラスで構成された、幅数十メートルにも及ぶ巨大な『完全密閉式・冷却チューブハイウェイ』が、砂漠の地表を覆い尽くすようにして猛スピードで構築されていったのだ。

チューブの内部には、シルフィの精霊魔法と連動した最新の冷房システムが瞬時に展開され、最適な涼しさと清浄な空気が循環する、砂漠における「究極の絶対安全圏」が完成した。

「す、すげえ……! あの灼熱の砂漠のど真ん中に、氷みたいに冷たくて快適な巨大トンネルが、一直線に伸びていくぞ!」

ザックが、窓の外を流れる赤い砂嵐と、それを完全に遮断する透明なチューブの壁を見ながら、痛快そうに笑い声を上げる。

ドズンッ! バキィッ!!

その直後、足元の砂の中からエクスプレスを食い破ろうと急浮上してきた砂竜の群れが、チューブの極厚の魔導コンクリート基礎に激突し、強度の違いによって自らの頭蓋骨を砕いて次々と自滅していく。

トウヤの構築したインフラは、砂の中からの奇襲すらも完全に物理的にシャットアウトしていた。

エクスプレスは、自らが敷設したばかりの強固な冷却チューブの中を、一切の減速をすることなく、猛スピードで砂漠の奥深くへと突き進んでいった。

   * * *

それから数時間後。

絶対冷却の魔導チューブハイウェイは、ついに大熱砂漠の中央に位置する第一の目的地、『陽炎のオアシス』へと到達した。

しかし、ガラス越しに見えるオアシスの光景は、美しい隠れ里などでは到底なく、凄惨な地獄そのものであった。

かつては水を湛えていたであろう巨大な泉は完全に干上がり、ひび割れた泥の底を露出している。オアシスを囲むようにして築かれた粗末な防壁は所々が崩壊し、そこから、砂竜サンド・ドラゴンの大群と、熱に狂った巨大な火炎サソリの群れが、絶望的な波となって押し寄せていた。

防壁の上では、褐色の肌に長い耳を持つ『砂漠エルフ』の戦士たちと、強靭な鱗を持つ『砂蜥蜴族サンド・リザードマン』たちが、渇きと疲労で倒れそうになりながらも、必死に弓や槍を構えて抗戦している。

しかし、圧倒的な数の暴力と、六十度を超える殺人的な熱気の前には、彼らが全滅するのはもはや時間の問題であった。

「シャラ様! もう限界です! 防壁の南側が突破されました! 水も、矢も、もう一滴も残っていません!」

傷だらけの砂蜥蜴族の戦士が、絶望の叫びを上げる。

「諦めないで! 私たちがここで倒れれば、地下に避難している子供たちが魔獣の餌食になってしまう! 最後の血の一滴まで、このオアシスを守り抜くのよ!」

部隊を指揮する、銀色の髪をポニーテールに結んだ砂漠エルフの美しき族長シャラが、血に染まった双剣を構え直して悲痛な声で鼓舞する。

しかし、彼女の眼前に、ひときわ巨大な、全長五十メートルを超える砂竜のボスが、巨大な顎を開いて襲い掛かってきた。

(これまでか……。神よ、なぜ私たちから水と希望を奪ったのですか……!)

シャラが死を覚悟し、硬く目を閉じた、その瞬間。

ドゴォォォォォォォォォンッ!!!

オアシスを取り囲む灼熱の砂嵐を切り裂いて、突如として巨大な純白の『チューブ型ハイウェイ』が地響きと共に突き出し、その中から、漆黒と黄金に輝く巨大な装甲列車が、猛烈な冷気と蒸気を噴き上げながら姿を現したのだ。

「な、なんだぁっ!?」

「巨大な、鉄の塊……!? しかも、あの周囲だけ、信じられないほど冷たい風が……!」

シャラや砂漠の戦士たちが、突如として現れた規格外の存在にパニックに陥り、目を丸くする。

キィィィィィィン……プシューッ!

エクスプレスがオアシスの中央で急停車し、重厚な装甲扉がゆっくりと開かれた。

そこから静かに、しかし圧倒的な威圧感を放ちながら降り立ったのは、黒いコートを羽織ったトウヤと、戦闘狂の特務チームの面々であった。

「俺たちのインフラ予定地で、ずいぶんと暑苦しい宴会をしているじゃないか。……俺は、俺のシマで客が魔獣の餌になるのを絶対に許さない」

トウヤの、絶対零度よりも冷え切った声が、オアシス全体に響き渡る。

「ザック、リュウガ、ガレス、ファラ。……ゴミ掃除だ。砂漠の皆さんに絶対に怪我をさせないよう、あのトカゲどもを物理的に『解体』しろ」

「おうっ! 待ってました! 砂の中を泳ぐトカゲなんて、地上に引きずり出せばただのデカい的だぜ!」

人間の冒険者ザックが、激怒の表情で紅蓮隕鉄の大剣を抜き放ち、大地を蹴って凄まじい速度で飛び出した。

「異端だと? 我ら誇り高き竜族から見れば、貴様らのような下等な砂トカゲこそが、世界から排除すべき異物だ! 渇きを癒やす究極の水、とくと味わえ!」

竜人族のリュウガが、両手に超高圧の螺旋水流を纏い、一瞬にして砂竜の群れの中央へと突っ込む。

「オラァァァッ!」

ザックの大剣が、砂竜のボスの巨大な頭部を、強固な鱗ごと紙切れのように両断して豪快に吹き飛ばす。

「水破竜巻!」

リュウガの放つ水流が、火炎サソリの群れを螺旋の渦に巻き込み、容赦なく岩壁に激突させて次々と粉砕する。さらに、リュウガの放った莫大な水分が、干上がっていたオアシスの地表を潤していく。

「マスターの安全圏を汚す巨大害虫の群れを確認。……大規模広域殲滅プロトコル、実行します」

列車の屋根に立つ古代機巧メイドのアリアが、無機質な声と共に、全身の装甲を展開した。

無数の魔導ビットから放たれる青白い高出力レーザーと、地下振動を探知する対地プラズマ爆撃が、砂の中に潜んでいた残りの砂竜たちを、文字通り『蜂の巣』にして蒸発させる。

わずか五分。

オアシスを絶望の淵に追い込んでいた大規模な魔獣の群れは、トウヤが造り上げた『絶対安全なインフラ』の圧倒的な火力と、特務チームの武力の前に、完全に殲滅されたのであった。

「あ、ああ……。奇跡だ……。あの巨大な砂竜の群れが、一瞬で……!」

砂漠エルフの族長シャラが、へたり込み、信じられないものを見るような目で震えていると、黒いコートを羽織ったトウヤが、静かな足取りで近づいてきた。

「怪我はないか? 俺たちは安全第一商会だ。……もう安心しろ。この場所に、二度とあんたたちを脅かす魔獣は現れない」

トウヤは商人の顔ではなく、一人の人間としての優しい笑みを浮かべ、空間収納からミアが作った大量の氷水と、冷たくて甘いフルーツを取り出し、彼らに分け与えた。

「俺たちはこれから、この狂った砂漠の環境を根底から作り直し、『絶対安全なインフラ』を構築する。あなたたち砂漠エルフと砂蜥蜴族は、この過酷な砂漠の地形と気候を読み解く卓越した技術を持っていると聞いている。もし良ければ、俺たちの商会の『専属砂漠航路・オアシス管理部隊』として、正当な対価で力を貸してくれないか? このオアシスの水は、王都の地下水脈からパイプラインを引いて無限に供給してやる。もちろん、腹一杯の温かい食事と、絶対に安全で涼しい暮らし、そして完全な自由を約束する」

シャラは、トウヤの言葉と、手渡された冷たい水、そして自分たちを苦しめていた恐ろしい魔獣たちを赤子の手をひねるように圧倒した仲間たちを見て、抑えきれない大粒の涙をポロポロとこぼした。

「私……私の名前は、シャラと言います。このオアシスの族長です……! はいっ! はいっ! 私たち、トウヤ様のために、命がけでこの砂漠のルートを守り抜きます! この御恩は、一生忘れません!」

シャラが深く頭を下げ、砂蜥蜴族の戦士ザルバも忠誠を誓って跪くと、周囲の亜人たちからも、絶望から解き放たれた歓喜の雄叫びと、商会への賛美の声が上がった。

「よし。交渉成立だ。……ルミナ、ニア、アリア! このオアシスを、直ちに俺たちの物流ネットワークに完全に組み込むぞ。王都からの長距離冷却パイプラインを接続し、ここを『安全第一・大熱砂漠グランドオアシスターミナル』として完全改築しろ!」

「了解ですにゃ! ドロドロの干上がった泉なんて時代遅れですにゃ! ピカピカの巨大プール付きリゾートターミナルに一瞬で変えてやりますにゃ!」

「おうさ! ドワーフの技術とエクスプレスの動力を繋いで、無限に冷たい水が湧き出る夢のオアシスを造り上げてやるぜ!」

こうして、絶望と熱波に支配されていた陽炎のオアシスは、安全第一商会の圧倒的な技術力と資金力によって、誰も傷つくことのない、完全無欠の『絶対冷却グランドターミナル』へと生まれ変わった。

シャラやザルバをはじめとする砂漠の優秀な仲間を迎え入れ、南の未開拓領域への強固な足場を完全に掌握したトウヤたち。

彼らの乗る安全第一エクスプレスは、十分な補給と新たな強固な地盤を得て、次なる未知の魔境へと向けて、その鋼鉄のレールを真っ直ぐに進めていくのであった。

【現在のステータス状況】

名前:トウヤ

年齢:18

職業:商人 / 冒険者(ランクS)

レベル:175 (大熱砂漠の超広域冷却およびチューブハイウェイの瞬間構築、大規模砂竜群の殲滅により大幅レベルアップ!)

体力:2250/2250

魔力:98,000/100,000 (冷却チューブ構築とパイプライン敷設により消費。アリアとのリンクにより急速回復中)

固有スキル:『リトライ(発動可能)』

魔法適性:全属性(火・水・風・土・光・闇・時空・無)

取得スキル:鑑定、算術、交渉術、全魔法創造、全武具習熟、気配遮断、錬金、空間把握、海洋環境制御、砂漠環境制御、要塞建築術、経済掌握術、毒物浄化制御、大規模地下掘削術、国家間交渉術、古代技術解析、広域インフラ防衛術、超高架建築術、深海・湖底インフラ構築術、地熱・極地環境制御術、古代機巧制御術、海上浮体建築術、超広域気象制御術、全自動採掘網構築術、超広域環境浄化術、地下空間再構築・鉄網敷設術、地脈エネルギー完全制御術、絶対豊穣領域構築術、迷宮構造強制改変・倉庫化術、【新】絶対冷却インフラ構築術

【仲間・後援者の状況】

ミア(獣人の少女):特製氷晶冷麺と激辛ローストボアでチームの士気を高め、救出した砂漠の民にも冷たいフルーツを振る舞い、彼らの胃袋を完全に掌握した。

シルフィ(エルフの護衛):冷却チューブハイウェイ内の気候制御と精霊魔法を同期させ、砂漠の真ん中に冬のような快適な空間を維持している。

ザック(人間の冒険者):巨大な砂竜を大剣で一撃で沈め、「砂に潜ろうが、地上に引きずり出せばただのデカい的だな!」と豪快に笑う。

リュウガ(竜人族の戦士):水流魔法で砂竜を圧倒し、オアシスに莫大な水をもたらしたことで、砂漠の民から「水神の化身」として恐れ敬われている。

ガレス(虎人族の戦士):オアシスの治安を速やかに回復させるため、ザルバたち砂蜥蜴族を厳しく再訓練している。

マイロ(犬人族の地図職人):大熱砂漠の広大な未開拓エリアの構造を瞬時にマッピングし、次のルート構築のための完璧な設計図を作成中。

ピピト(鳥人族の飛脚):灼熱の空を避け、冷却チューブの中を超高速で飛び回り、王都との連絡を完璧にこなしている。

リン(鼬人族の情報屋):オアシスを拠点とした南大陸への新たな貿易ルートの経済効果を計算し、笑いが止まらない状態になっている。

ヴォルグ(狼人族の傭兵):捕らえた砂竜の残骸から強力な素材を回収し、商会の新たな防具や武器の材料として確保している。

ファラ(豹人族の女戦士):砂の中に潜んでいた危険なトラップや魔獣を、トウヤが魔法を放つ前に次々と素早く解除・仕留めた。

セレン(セイレーン族の海先案内人):新たに造られた巨大なオアシスのプールを大層気に入り、そこで優雅に泳いで砂漠の民を驚かせている。

ルミナ(ドワーフの機関技師):オアシスターミナルに王都からの冷却水パイプラインを接続し、「これで砂漠もただのリゾート地だね!」と誇らしげに笑う。

ニア(猫人族の魔導具技師):砂漠の熱をエネルギーに変換する新たな魔導パネルを開発し、ターミナルの電力を完全に自給自足化させた。

アリア(古代機巧メイド):対地殲滅プロトコルを完璧に実行し、「地下潜伏型の害虫駆除完了。マスターのオアシスは安全です」と無表情で氷水を差し出す。

エレナ(神聖王国ルミナリア聖女):追放された民が救われたことに涙し、トウヤの築く新しい安全な世界で、真の聖女としての活動を砂漠でも開始する。

アイリス(元・第一聖騎士団長):過酷な砂漠の環境でも汗一つかかず、聖剣で魔獣を圧倒し、かつての騎士としての力強さを完全に取り戻している。

シャラ(砂漠エルフの族長):【新規加入(専属砂漠航路管理部隊長)】絶望のオアシスを救ってくれたトウヤを神の如く慕い、その並外れた砂漠の知識で商会の南下ルートを完璧に支えることを誓う。

ザルバ(砂蜥蜴族の戦士長):【新規加入(オアシス防衛隊長)】強靭な肉体と砂に潜む技術を活かし、商会の新たな前衛として絶対の忠誠を誓う。

インフラ状況:王都ルミナスから南へ向けて『絶対冷却・魔導チューブハイウェイ』が開通。大熱砂漠の中央『陽炎のオアシス』を完全制圧し、『大熱砂漠グランドオアシスターミナル』を設立。南大陸への直通ルートの強固な足場を確保。

資金:金貨17,500,000枚(未知の砂漠からの希少な鉱物や魔獣素材の独占ルートを確立したことにより、商会の資産がさらに爆発的に増加中)

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