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ミケラ
「ふぅ、助かったよありがとうプラム」
という彼女に私はまず聞きました。
「あなたの名前はなんというのかしら? 興味はないけど一応呼ぶ名前がないとこっちが困るのよ」
「あはは、私はミケラって言うんだ。そしてこれが私が【聖人】って呼ばれる原因だと思うから見てて」
そう呟くと彼女は地面に手をつきました。
「何をする気かしら?」
「いいから見てて」
彼女がぺろっと舌で唇を舐めると土が急に盛り上がってきて魔石の類いがいくつか出てきました。
「へぇ、魔石がある場所が分かるのかしら? 確かに便利ね」
とはいえそれだけだと私からしたら微妙な能力ですね。
もっとも...低俗な人間からすれば喉から手が出るほど欲しい能力なんでしょうけどね。
私が心地の中で笑っていると彼女はもう一度続けました。
「ここからだよ。今ここにある魔石は氷の魔石だよね。でも私が力を使うと...!」
「...これはどういうことかしら?」
確かに先ほどあったのは氷の魔石だったはずです。
しかし、私の目の前に現在存在しているのは炎の魔石なのでした。




