水浴びを邪魔する者には容赦しない
「ぐへへ! もう逃げられないゼェ!!!」
「きゃあああ!!!!」
と言う少女の叫び声を聞いた私は思わず氷の弾丸を山賊三人衆に放ってしまう。
「げひぃ!? 魔法!? 何やつだ!?」
と私の方を見てきたので彼らは笑いだす。
「がはは!!! 魔法を使うかと思えばロリじゃねぇか!!! しかも丸裸で丸腰ときた!」
そう言いながらも私の体をじっくりと舐め回すように見つめてくる男達。
「ロリとはいえいい顔してるなぁ...。こりゃあ高く売れそうだ! そこの【聖人】のガキと一緒に売り払っちまおう! 今日はついている日だ! クソ弱い【聖人】のガキに魔法を扱える見た目のいいロリ! こいつらを売ればしばらく遊んで暮らせるぜ!」
などと言ってきたので私はため息を吐く。
「はぁ...何を言っているのかしら? あなた如きが私を売り払う? もう勝った気でいるなんて...勘違いも甚だしいのよ」
私は片手をやつに向ける。
「なんだ? この大陸に魔法を扱うやつなんてたくさんいるしなぁ! お前の価値はあくまでその年で魔法を使えるっていう一点のみだ!」
私はその言葉に再びため息を吐く。
「あなたが言っている魔法って所詮は人の子が扱える程度の魔法のことでしょう? 私が扱うのは自然の精霊達が力を集結して圧縮する技法。人の猿真似とは比較にならないかしら」
私は一気に溜め込んだ魔力を解き放つ。
「【アイス】」
「何かと思えば下級魔法のアイスだぁ!? 舐めるのも大概に...って...えっ?」
私は彼らが思うよりも大きい全長20メートルはある氷の塊で叩き潰してあげるのでした。




