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私の事好きじゃないはずだよね?~溺愛夫からの執着が始まる~  作者: しろちゃんまま


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8/16

8♡

「乃杏ごめん……我慢出来なくて」湊くんが謝ってくる。激しくキスをされただけで、後は抱きしめられただけだった。

「ううん……」今でも私は大好きだからキスだけでも、嬉しかったのが本音だから。

「抱きしめあって寝よう。」湊くんの身を委ねる。ドクンドクンと規則的に心臓の音が聞こてくる。

心地よい、音色のようだった。

夜中にトイレで目を覚ました時に湊くんが寝言を言っていた。

「お願い……のんちゃん、俺の事思い出して……寂しくて仕方ないよ。大好きなんだ」涙を流していた。本当に加賀屋さんが大好きなんだなと、思った。

やっぱり……離れるべき?でも……やっぱりもう少し……一緒にいたい。

朝起きると湊くんは起きていて朝ごはんを作ってくれていた。

「乃杏おはよう!よく眠ってたね。朝ごはん食べよう」結婚してた5年間は私が早起きして朝ごはんとお弁当を作っていたから何か新鮮な気分になった。

ダイニングテーブルに行くと私の好きなものばっかりを作ってくれていた。「美味しそう……」私が言うと笑顔で湊くんが言う。「喜んでくれて良かった!早く食べよう」コップにフルーツジュースを入れてくれた。トロピカルジュースだった。おいしい♡私の好きなメーカーのものだった。

「服もあそこに準備してるからね」指さした所にブラウスとスボンがあった。

「何から何までありがとう」というと「ううん。気にしないで」とはにかんでいる。最近……凄く笑ってくれる。たまらなかった。

「俺の車で会社に行こう。早めに行けば誰にも会わないから大丈夫だよ」

「うん。分かった」せっかくの好意を受け取ることにした。「湊くんって料理上手だね。美味しい」口をむにむにして言う。

「乃杏には負けるよ。あの肉じゃがとか炊き込みご飯とかまた食べたい」好きな人に自分の手料理を美味しいと言われるのは本当に嬉しい♡

「また作るね」

「本当に?」

「うん」

「嬉しい」本当に嬉しそうだった。満面の笑みで言われたからか心がポカポカしてくる。

やっぱり離れたくない……思わず言っていた。

「もう一度ここに住んだらだめ?」

ぇ?!何言ってるの?もう離婚したのに……湊くんには加賀屋さんっていう婚約者が……

「うん……今日からまた一緒に住もう。あの家は乃杏の息抜き用に置いといたらいいんじゃないかな?ハウスキーパー頼んで定期的に掃除してもらおう」

どうしよう……でも……湊くん、真剣な顔してる……

「うん。今日からここに帰ってくるね」嘘……なんで?私のこの口止めて……湊くんの顔が……今までで見た事ないくらい笑っていた。まるで花が綻ぶようだった。

「嬉しいよ。乃杏」準備をして一緒の車に乗る。

「今日の夕食は私が作るね。炊き込みご飯と肉じゃがで、いい?」どうしたの?!私の口。自分じゃないみたい……

「本当に?!嬉しい。」本当に嬉しそうだった。

会社の駐車場についてキスされながら抱きしめてきて耳元で囁いた。

「今日早く帰るから3ヶ月ぶりに一緒にお風呂入ろう♡だめ?」本当に……湊くん?湊くんはクールで……頭がグルグルしてきた。「うん。嬉しい」と言っていた。

今月末までは秘書課なので絵里ちゃん達に引き継ぎを行う。

「乃杏さん、小浦秘書長から聞きました。セクハラなんて……落ち着いたらまた帰ってきて下さいね。絶対ですよ」

「わかったよ」

「乃杏さん、絵里さん、社長の婚約者が来てましたよ。あの人暇なんですか?」

「お嬢様の用事は婚約者の顔を見ることなんじゃない?」

「確かに……」

社長室から加賀屋さんが出てきていう。「小浦さん、私から社員の皆さんに差し入れをしたいので飲み物を注文してくださる?」気品のある喋り方だった。

「承知しました。加賀屋さま」「よろしく」といって颯爽にハイヒールをコツコツ鳴らして去っていった。

社長室から湊くんか出て来て私を呼んだ。

部屋に入ると……「鍵閉めてくれ」といったので閉めると手招きされた。

近づくと膝の上に乗せてぎゅっと抱きしめてくる。

「はぁ……いい匂い。落ち着く」頭を撫でてあげる。

「ありがとう♡」笑顔でスリスリしてくる。

私もぎゅっと抱きしめて頭に頬をつける。

「お疲れ様……」私が少し強く抱きしめると彼が言う。「本当に幸せだよ。ありがとう」湊くん……私の方が幸せだよ。

「あの……」

「どうした?」

「加賀屋さんは湊くんにとって……」

「ただの幼なじみだよ。それ以上も以下もない」

じゃあ……私は?怖くて聞けない。

「後の時間頑張るからキスして」途中でキスした。私から舌を絡ます。もう一度抱きしめてから離れた。

「後でね……」

部屋を出てから考える。加賀屋さんはただの幼なじみ……じゃあ、湊くんはフリーって事?やっぱり復縁したいかも……

顔をあげると加賀屋さんがいた。「ちょっといいかしら?」加賀屋さんの後ろを着いていく。

「あなたって湊さんの元奥さんなのよね?なんで辞めないの?」

「社長に残って欲しいと言われたからです。」

「私と婚約したから辞めてくれる?」

「え?!」

「じゃあ。それだけよ」コツコツ去っていく。

湊くんは幼なじみって言ってたのに……やっぱり……離れた方が良いのかな?

家に帰り、湊くんのリクエストを作っていく。

「ただいま」

「おかえり」

「いい匂いだね!お腹すいた」夕食を美味しそうに食べていた。あの顔好き♡

お風呂に一緒に入った。湯船に浸かった時に言ってしまった。

「私って?」

「俺の大切な人だよ。」

「え?」

「過去も今も未来も俺にとって大切な人は乃杏君だけだよ」

「え?でも私たち……」

「離婚してないよ」

「でも……署名」

「しただけで提出してない。シュレッダーにかけたから」嘘?じゃあ今でも……

「乃杏は俺の奥さんだよ♡」

驚いた顔に口付けされる。シトラスの香りで満たされる。そして湊くんが言う。

「5年間、君の言うことを聞いたんだからこれからは俺の言うことを聞いてくれ。今日からキスもハグも愛の言葉も毎日言うからね♡愛してるよ!のんちゃん♡」

のんちゃんって……加賀屋さんじゃなくて……私の事だったの??じゃあこの5年間の愛してる……可愛い……大好きは私の事??

嘘……涙か溢れていく。

「私も愛してる♡」

「うん?知ってる」ぎゅっと抱きしめてくれる。

はぁ。大好きな人に愛されるなんて……こんなに幸せな事だったんだ。

「これからも俺の奥さんでいて♡いいパパになるからね」

え?!

「妊娠してるでしょ?服のサイズも少し大きめにしたけどきつくなかった?」

「大丈夫」

「よかった♡また何かあれば言ってね。仕事もきつかったら短時間勤務でも、いいからね♡」

「うん」

何から何まで夢のようだった。

「今、妊娠4ヶ月位だよね?来月になったらおじいちゃん、おばあちゃんにも報告しよっか?」

「うん♡涼子ちゃんにも」

「本当だね。」

幸せな気分のまま眠りについた。

湊くん……大好き♡

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