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昨日と同じ4時に目が覚める。
熱塊がやはりむくむく起き上がってくる。のんちゃんを前にしておさまっておけと言うのも無理な話だった
。のんちゃんが苦しそうにしていた。
「のんちゃん大丈夫?」と聞くとのんちゃんがおおきな目を見開いて言う。
「のんちゃんって呼ばないで!乃杏って呼んで」と言っていた。のんちゃんとのあちゃんは同一人物なのに?もしかして…のんちゃん、自分に嫉妬してる?何かおかしくなってきた。それと同時に愛しさも増していく。
あぁなんでこんなに俺の奥さんは可愛いのかな?
まだ膨らみがほとんどないお腹をさすっていく。そしてお腹の我が子に話しかける
「パパは男の子、女の子どっちでもいいよ。元気でママのお腹で大きくなってね。待ってるよ。愛しい子。」お腹を直接だして、ちゅと口付けした。
次回、検診に行く時は付き添おうと決めている。後、調べたらパパ学級というものがある事を知ったから絶対参加する!
朝は時間がなかったからルームサービスをたのんだ。
つわりは…今の所なさそうだけど、いきなりくるかもしれないと聞いたから色々取り揃えといた。
ここにきて何回浴びたんだろうという位、水を浴びている。熱塊もいい加減おさまってほしい。本気で思った。俺のこんな姿をみて、引くかもしれない、のんちゃんに嫌われたくないんだよな。
ネットで帰りの航空券予約をエコノミーから俺の隣のファーストに変更した。
帰りは加賀屋希美はいない。まとわりつかれるのが嫌だから彼女の両親との旅行ツアーを予約しておいた。
あの女から離れられるなら俺の金も喜んで出す。
妊娠で眠たいのかのんちゃんは座ってすぐに寝てしまった。口をむにむにしている。可愛い…思わずキスをしてしまった。
寝てるのに…「はふっ」と言っている。なんでこんなに可愛いんだろう。
可愛い口に吸い込まれる。無我夢中でキスをしている。のんちゃんが苦しくて目を開けた。「湊くん。もっと」可愛く首をコテンと傾ける。俺も答えるようにキスをしていく。1時間近くしてたと思う。名残り惜しいが…また…アレが暴力的に暴走してきた。
我慢しょう…昔、お寺で座禅した時に覚えたお経を唱えて行く。少しだけ…おさまってきたように思う。
「大好き♡」とろんとした目をして、俺の手を握ってくる。もう…だめだって…のんちゃん…我慢出来ずに胸を揉んで舐めていた。
もっとしそうになったのでトイレへ行き、ひたすら射精してだして行く。頭が何が何だが訳が分からなくなっていたが心は満たされていた。
長いフライトも俺にとってはあっという間だった。
のんちゃんが退職の話をしていたが、後輩たちの事を話題に出した本当は俺が離れたくなかっただけ。
空港に到着する。
小浦くんとのんちゃんに明日まで休むように伝える。荷物を取りに行ってのんちゃんを送ろうと振り返った時に向こうから2人組の男が「乃杏~」と声掛けてきた。
ちらっとのんちゃんを見ると…今まで見たこともない笑顔で2人に近づいていっていた。
嘘だろ??
てか…誰?あの二人組…のんちゃんにあんな知り合いいたのか?俺の頭はぐるぐる回っている。のんちゃんがこっちに近づいてきた。
「社長、お先に失礼致します。」事務的な挨拶だった。小浦くんも「失礼します」と言って帰って行った。迎えの車がやってきた。俺は家に帰ってもあの空港での光景がぐるぐると回っていた。
妹の涼子から電話がかかってきた。涼子とは凄く仲良くは無いが、嫌いでもない、そんな関係だった。
「もしもしお兄ちゃん?」
「なんだ?!」高くて大きな声に眉をひそめる。
「のあさんって出張行ってたから明日休み?」
「そうだ。」
「ふんふん。わかったわ!じゃあね~」
涼子は俺と好みが似ている。だからのんちゃんの事も凄く気に入っている。
そして祖父母ものんちゃんの事をきにいっている。
もしかして?と思い祖父母のいる別館の昔から良くしてくれていた使用人に電話をかけた。
「もしもし佐伯さん?」
「若様、どうされましたか?」
「おじいちゃん、おばあちゃんがここ最近で食事会とか計画してる?」
「あぁよくご存知ですね。明日、若奥様を呼んで食事会をされる予定ですよ」
のんちゃんを呼んで食事会かぁ…俺には声をかけずか…まぁ、涼子達は俺達が離婚してると思ってるから仕方ないかぁ…明日、別館に行こう♡のんちゃんにまた会える、しかも会社じゃなく、プライベートの素ののんちゃん…今から気持ちが高鳴る。
家に戻ってコンシェルジュを呼ぶ。
「ご主人様…どうされましたか?」
深々とお辞儀をしている。のんちゃんにも良くしてくれているコンシェルジュだ。
「妻が妊娠したから服などを揃えてくれないか?」
「承知致しました。」
のんちゃんが着る下着から仕事着まで今の、のんちゃんに合った物がどんとん届く。
俺は考えていた…
明日の食事会の後に…本当は離婚していない事を言ってまた一緒に暮らしたい。のんちゃんが俺の事を好きだって分かったんだ。
復縁したいとまで言ってくれた…早く俺の物に…皆に俺の奥さんはこんなに可愛いんだよ!と言いたい。
そして…結婚式もしたい…ウェディングドレス姿の、のんちゃんを見たい。
シャワーを浴びて少し寝ようと思い横になる。
母親からLINEが、来ていた。
【明日希美ちゃんがお土産を持って家にくるから】
もう帰ってきたのか?
適当にツアーを予約したからよく分かっていなかったが1泊2日だったらしい。
母親からそんなプランを予約するなんて…とグチグチLINEがきていた。どうでもいいからほっておく。それよりも明日の別館での食事会に行く方が大事だ。
横になってる暇はない…もしかしたら家に来るかもしれないから色々食材も頼んで、シングも良いものをすぐに、持ってきて貰うように手配する。こういう時に自分に権力と金があるという、事実に感謝する。
高校時代に料理教室に通っていた。のんちゃんのご飯の方が遥かに…比べるのも失礼だな…おいしい。でも!俺の料理を振る舞いたい。俺の初めてはずっとのんちゃんだから…今回も初めての手料理はのんちゃんに食べて欲しい。
下準備だけしておく。気づいたら夜中の4時を回っていた。のんちゃんとの食事会で無様な姿を見せる訳にはいかないから昼前まで眠っていた。
シャワーを浴びて準備をする。
加賀屋希美から電話がかかってくる。
もう、いっその事、電話番号を変更しようかと思ったりした。
「もしもし?」
「湊さん!私、今日お土産もっておば様達に会いにいくんですけど、行かれますか?」
「あぁ。俺も行くよ。」別館に食事しに行くだけだけど…
「分かりました!」女特有の甲高い声が響く…耳鳴りがする。やっぱりのんちゃんの声だけ…心地いいのは…のんちゃんだけなんだ。
早くのんちゃんの可愛い声が聞きたい…俺の全てを癒して欲しい。
昨日の準備物に不備がないか再度確認する。
大丈夫そうだな?
自分の車に乗って本家へ行く。
母親が外に出て待っていた。
「湊?!希美ちゃんは?」驚いている。知らないし…
「知らない」素っ気なく答える。
「昨日、希美ちゃんが、来ること言ったでしょう?」だからなんだと言うんだ?俺の妻でも何でもない女をなぜ俺が迎えにいかなくてはいけないんだ?
俺の愛車に乗るのは7年前からのんちゃんただ1人だ。
5分後自分の家の車に乗って加賀屋希美がやってきた。「ごめんなさい。迎えが…」俺の顔をチラチラ見る。「お土産渡したらどう?」素っ気なく答えた。
「そうよね?おば様、おじ様、これお土産です。」
「まぁ…ありがとう!希美ちゃん。」
嬉しそうに答えている。のんちゃんがいつも渡した時は投げ捨てて使用人にあげていた事を俺は覚えている。あの時の、のんちゃんの悲しそうな目は今でも忘れられない…絶対に許さない。あれからのんちゃんには両親には何も持っていかなくていいと言ったけど…優しいのんちゃんは、「ううん。湊くんのご両親だから」と言って準備していた。
はぁ…早くのんちゃんに会いたい。どうやって別館に行こうかな?と俺は考えていた…




