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のんちゃんが家を引っ越してからの3ヶ月間は本当に悲しかった。社長秘書だから会社では会うけど…それだけ…会話も業務連絡のみ…たまらなく寂しくて5年前からの恒例お昼の薬の時間だけは続けてた。
実際はのんちゃんが妊娠しやすくするための漢方だった。
俺が飲んでも大丈夫だが、なるべく口移しでのんちゃんにも飲ましていた。
離婚(実際はしてないけど…)してから嫌がられるかと思ったけど、毎日欠かさずしてくれる。
もしかして…俺の事嫌いになって離婚って言うたのではないのかも?と思いはじめていた。
A国と契約でトラブルが生じて、俺は行くことになった。もちろんのんちゃんも付いて来る事になった。
なぜか加賀屋希美も付いてきた。
いつもなら、ファーストの俺の席の隣にはのんちゃんが座るはずなのにあの…女が…加賀屋希美がいるせいで、あろうことかのんちゃんはエコノミーに座っていた。席番号の写メが送られてきたから、CAにすぐにのんちゃんの好きなブランドのブランケットと食事を届けるように言った。
のんちゃんが不快な気持ちにならないようにしないと!!
そして俺はもう一つ賭けにでた。宿泊は相手の会社が予約してくれた。俺にはホテルでも最高級のスイートだった。部屋も2部屋あった。
結婚してからは出張のたびに同じスイートをとっていた。同じベットで眠っていたから今回も何とかして同じ部屋に泊まって、上手く行けば気持ちを取り戻せるかもと思ったんだ。
だから、のんちゃんの部屋だけキャンセルをした。
部屋がキャンセルになっていたのがわかったら俺に直接、連絡くれると思ったのに…
のんちゃんは自分で解決して、系列のホテルに移動までしていた。
小浦くんには言ってたのに…
なんで??俺には言わないんだよ。
怒りより悲しさのほうが増していた。
タクシーに乗り迎えに行き、自分のスイートの部屋に連れてきた。
加賀屋希美からずっとLINEと電話がきていた。俺との仲を深めろと親から言われたのか…かなりしつこかった。今は…のんちゃんに集中したい。
寂しくて眠っているのんちゃんに抱きつく。相変わらずいい匂いがする。シャンプーや柔軟剤じゃない、のんちゃん自身の匂い♡俺の気持ちを温めてくれる唯一の匂い…
溺れそうになる。ふと…のんちゃんの目が開く。
拒否されたらどうしようかと思ったら。俺の頬を可愛い両手で包み込んで優しくキスをしてくれた。
そして、あの可愛笑顔で言う。
「湊くん…大好き♡本当は大学の時から好き…離婚したくなかった」それが本当の…のんちゃんの気持ち…
嬉しかった♡のんちゃんにとって俺はただ普通の気持ちだと思ってたから…ましてや大好きだなんて…♡
「じゃあなんで離婚しようって言ったの?」と聞くと半泣きになって言う。
「だってぇ加賀屋さんが帰ってきたから…湊くん好きなんでしょ?」
ぅん?なんで加賀屋希美?もしかして大学の時の事をのんちゃんも勘違いしてるのか?
「俺が乃杏の事好きって言ったらどうする?」
どう答えるか心臓がドキドキしていた。
「嬉しい♡復縁したい。大好きだから♡」目の前でガッツポーズをする。のんちゃんから復縁したいと言われる。俺の事すき?と聞くと…「すっごく、大好き♡」と言ってくれた。
抱きしめていると、のんちゃんが真剣な顔で言う。
「今、あなたの子を妊娠してるの…私産みたいから」
まじで?!まさか離婚届を書いたあの夜の時の子供??ダブルで嬉しいことが続いた。
「大丈夫だよ♡優しくするし、入れたりしないから♡ただ…抱きしめさせて…」こくんと頷いている。
4時位までのんちゃんを抱きしめて寝ていたが熱塊がすごくむくむくと起き上がってきたので…急いで冷水のシャワーを浴びにいった。何度もコイツにかけるがおさまらない。どうしたらいいんだ?
妊娠中の、のんちゃんに挿入するわけにはいけないので…仕方なく…一人でする。
3ヶ月もしてなかったから…数え切れない程でた。
シャワー室から出るとのんちゃんはベットの上でおきてぼーっとしていた。
「どうしたの?」と聞くと…湊くんがいなくて…寂しくて…と言っている。
可愛いよ♡のんちゃん…「ごめんね」といって頭を撫でながらキスをする。
「もっとして…」と俺にスリスリしてくるのんちゃん…「だめだよ…」と体を離すと…「私のこと嫌いなの?」と言う。嫌いな訳ないじゃん…好きすぎて困ってるくらいなのに…
「だって…のんちゃん妊娠してるだろ?赤ちゃん大切にしないと」と言うと「でも…先生、ゴムして激しくしなかったらいいって言ってたよ…だめ?♡湊くん…」俺はどうしようか迷ったけど…ほとんど寝ぼけてる状態の、のんちゃんにする訳にはいかないので…優しく、傷つけないように断る。
「今は辞めておこう?また今度ね」と伝えると嬉しそうにニコっと笑って俺の頬にスリスリしてきた。
「大好き♡湊くぅん」甘えるような声に熱塊が疼く。でも!!我慢だ!のんちゃんがちゃんと起きてる時に俺の気持ちを言ってのんちゃんの気持ちを再確認してからしても遅くない!
俺は心に誓った。これからものんちゃんを大切にしていくからね♡今度はのんちゃんから別れようって言われても離さないからね。
6時半にまた熱塊がむくむく起き上がってきたのでシャワーを浴びて電子タバコを咥える。
のんちゃんが妊娠してるならもう禁煙しなくちゃなと思っていると…のんちゃんが起きてきた。いそいで電子タバコを仕舞う。
「朝食食べにいこっか?」「はい。」事務的な返事が帰ってくる。悲しい…早く以前の喋り方に、戻って欲しい…
レストランで食事を食べる。中学の時から思ってたけど…本当に美味しそうに食べるなぁ。ほっぺたリスみたいだし、口角あがって笑ってるよ♡
「おいしい?」と聞くと口元を抑えながら「ふふん」と答えていた。
お昼まで部屋で仕事をして軽く軽食をルームサービスを頼んだ。俺が大学の時によく、のんちゃんに渡してたミックスサンドイッチとイチゴミルクとプリンだった。
「これ…」目を輝かせていた。思い出した?俺がのんちゃんにしてた事…俺は忘れた事なんてなかったよ。
いまでものんちゃんとの思い出は俺の中では美しく色あせてないんだよ。
相手会社とレセプションしてから打ち上げのパーティがある。のんちゃんにはシンプルだけど、美しく見えるデザインのドレスを渡した。もちろんお腹まわりや胸は楽に着れる物だ。
妊娠初期と分かったので急遽お直しを指示した。何となか間に合った。のんちゃんの顔を見ていたら着心地も悪くなさそうだ。そして…何を着ても可愛い俺の奥さん♡
靴もフラットな物にした。
さっきから加賀野希美から電話がかかっている、食事の時もかかってきたが無視していた。
次にLINEのメッセージがくる、【私が打ち上げパーティの時に行かなくて大丈夫かしら?】は?!意味わからない。自分がきてなんの役に立つと思っているんだろうか?自意識過剰もここまで来ると…笑えない。
【大丈夫だよ。希美ちゃんはそんな事気にしなくて大丈夫。】と伝えた。
レセプションは滞りなく終わって食事会の時にあろうことかのんちゃんが相手の会社の秘書の男にセクハラを受けた。絶対に許さない……俺は怒りでどうしようもなかった。
小浦くんに任せてのんちゃんをホテルに連れて帰る。ドアの前でまた加賀屋希美が来た。しつこい…俺の顔は引きつった。でも…優しいのんちゃんは俺が食事が出来てないから二人でご飯食べてきてと言う。
レストランへ行ったが俺はテイクアウトし、仕事があるから部屋で食べると言った。
加賀屋希美は顔を歪めて泣いていたが俺は社交辞令で「ごめんね」とだけ言った。その後、母親から電話がかかってきた。「希美ちゃんに良くしてあげなさい」と…まさか母親には電話するなんて…本当に無理!
俺は無言で電話を切った。
部屋に戻ってのんちゃんの様子を見る…すやすやと寝ていた。頭を撫ぜて抱きつく。この世の嫌なものから守ってあげたい。
夜中また熱塊がむくむく起き上がってきたので冷水を浴びる。のんちゃんから「抱いて欲しい」と言われた。苦しそうな顔をしている。指は不安だったからというか挿入自体が不安だったので、胸と下の口を舐めることにした。「気持ちいい♡」ととろんとしている顔を見れただけで幸せだった。
でも熱塊の激しさはおさまらなかったのでまた冷水を浴びた。のんちゃんと子供の為なら我慢できるよ。
眠るのんちゃんの唇にキスをし俺は愛しい人のとなりで眠りについた。




