9.キノハン
9.キノハン
「おい姚子、今度のおみゃあの休みの日にキノハン行くからな。
予定空けて待ってろよ」
その日、帰宅した姚子に向かって、侠兎が乱暴に宣った言葉だ。
また良からぬ事を企てていると覚った姚子は、怪訝そうに眉を顰めて聞き返した。
「キノハン?、ってなによ。
また変な事企んでる?、いい加減にしてくれないかな。
あんたの子供じみた遊びにつき合わされて被害を被るのはもうご免なんだけど」
この日の侠兎は、姚子の愚痴など全く聞く耳を持ち合わせていなかった。
完全スルーして話を続ける。
「キノコハンター略してキノハン、ひと狩り行こうぜ」
「それ、ゲームかリアルかどっちの話だ」
「もちろんリアルに山行ってキノコを狩りまくるに決まってんだろ。
モンハンの森に集まってもマツタケは食えんからな」
「あっそ、どっちにしろ人のスケジュールを勝手に決めるな」
「なんだ嫌なのか?、なにか用事でもあんのか?」
「別にないけど順序が逆、まず私の都合を聞いてからにしてよ」
「おみゃあに男でもいればそうしただろうさ。
でも現実はそうはなってにゃあ。
部屋でゴロゴロして一日過ごす哀れなおみゃあの姿が目に浮かぶぞ。
男日照り確定だなこりゃ」
(く、くっそーこの野郎、ここでその嫌味を言うか)
「そういう問題じゃない、話を逸らすな。
ていうか、なんでそんな急にキノコ狩りなんて言い出すの。
あんたはいっつも唐突過ぎるのよ」
「ナエちゃんにマツタケ食いたいって言ったら、自力で採ってきてくれたら料理
してやるって言われたんだ、土瓶蒸しでもなんでもって。
それがどんな料理かよく知らんけど、とにかく美味しくて頬っぺた落っこちる
わよーってまで言われちまったらな・・・、行くっきゃにゃあだろ」
「なるほど、自己調達しろって言われたのか。
お母さんコスト削減に出たな」
「だからまあ、たまには遠征して地方の空気ってヤツを直に感じるのも悪くにゃ
あなと思った訳よ」
「あんたすごく簡単そうに言ってるけど、そんなすぐ採れたら誰も苦労しないよ。
マツタケなんて、なかなか見つけられないから貴重で高いんだもの」
「聞けば独特な匂いがするんだろ、だったら見つけるなんざ朝飯前さ」
「お前はイヌか。
でもトリュフはブタに探させたって聞いた事あるしな・・、案外あり?」
「へへん、何がなんでも絶対マツタケゲットしちゃるもんね」
侠兎の気合の入り方、自信あり気な態度は、いつもの通りで何も変わらないとも
言えるのだが、今までとはどこかが少し違うように姚子には感じられた。
早苗の言葉によほど掻き立てられでもしたのだろうか。
逸る気持ちがどうにも抑えられない、遠足前夜の子供みたいだった。
単に食い意地が張っているだけなのだが、その無邪気な笑顔を可愛いと思ってし
まった自分が悔しい。
「でも素人だけでキノコ狩りに行くのは危険だよ。
キノコって、どれが食べられるのかほとんど見分けがつかないから。
毒キノコ食べて死んだ人もいるんでしょ、よっぽど詳しい人が一緒にいないと
大変な事になるよ」
「松子にも全く同じ事を言われたわ。
だから、だったらおみゃあも毒見係としてついて来いって言ってやったら承知
した」
「墨さんも来るの?
それならちょっとは安心出来そうだけど、さすがに毒キノコの見分け方まで知
ってるとは思えないしなぁ・・・」
松子という言葉に、上がるボルテージを隠そうと平静を装う姚子。
いかに全幅の信頼を置いているとはいえ、墨松子も全知全能ではないから、姚子
の感想ももっともなれど、侠兎は全く違う能力について語り出す。
「見分けるんじゃにゃあ、嗅ぎ分けるんだ
奴も専門家じゃにゃあが、毒かどうかを嗅ぎ分けるくらい出来るだろ」
「そう?、そんな能力もあるの?」
「あるんじゃにゃあの?、今でも生きてんだから。
いや、それとも毒の耐性を会得してるのかも知れんな。
アンチポイズン・デトックスなんて方術があったりして」
「どんだけいい加減だ。
そんな適当な推測に任せてたら命が幾つあっても足りないわ」
「気にすんなって、奴に俺達に毒を盛る度胸はにゃあよ」
「なんかずれてるぞ。
それに、どこで採れるか分かってんの?
マツタケってなんだか特別っていうか、普通に山行っただけじゃ見つからない
んじゃないかな」
「杼弥の奴が知ってるらしいから、行き先はあいつに任せてある。
採れなかったら奴等のせいって事だ」
「結局他力本願か」
侠兎の身勝手につき合うとロクな目に遭わない。
これまでの経験則が、姚子の脳裏にそう強く訴えかけている。
このまま流れに乗ってキノコ狩りに参加していいものか、はたまた断固拒絶すべ
きか。
ここは悩みどころと言いたいが、墨松子も一緒という限りなく乙女心をくすぐる
殺し文句に丸め込まれてしまった。
(まぁ、紅葉にはまだ早いけど、秋の山歩きデートも雰囲気満点でいいか・・・)
完全に目的を見誤ってしまう姚子なのであった・・。
その日の夜、珍しく侠兎が長居もせずに大人しく自分の家に戻った後、静かにな
った部屋でゆったり寛いでいた時の事、何の前触れもなく、急にマリーシャの顔
が頭に浮かんできた。
(そういえば、最近あの子来てないな・・・)
なぜ、突然思い出してしまったのか、全くもって分からない。
来るのはいつも不定期なので、数日続けて会う時もあれば、こういう時もある。
前回会ったのは、例の幽霊騒ぎの時か・・・。
(う・・、嫌な事を思い出してしまった・・・)
それにしても、彼女の混じり気のない無垢で純粋な笑顔を思い出すにつけ、心が
暖かくなってほっこりするのは、人徳なのか、それとも無意識のうちに洗脳でも
されているのか。
考えれば考えるほど、頭の中で彼女の存在がどんどん大きくなっていく。
(これって、もしかして・・・)
ふと、何かを感じ取った姚子は、突き動かされるように部屋の窓を開け、真っ暗
な外に向かって話しかけてみた。
「マリーシャちゃん、いるの?」
静寂の続く夜空を眺めること暫し、暗闇の中から音もなくフワッと、目映い衣装
とシースルーの高級羽衣を身に纏った女仙が現れ、姚子の眼前に舞い降りる。
「どーもこんばんわです~、マリーシャちゃんですよぉー」
「あ、やっぱり来てたんだ・・」
「よく判りましたね姚子ちゃん、さては私に恋しましたねぇ~」
「いやしてないから」
リアルで見る彼女の笑顔は、本当に愛嬌があって人を幸せな気分にさせてくれる。
ここで姚子が初めて自覚したのは、墨松子が授けた方術の力だった。
予知能力と呼べる程ではないものの、確かにマリーシャの存在を感じる事が出来
た。
ただし、どの程度接近したら感じられるようになるのかは、まだよく分かってい
ない。
出来れば半日とか一日前くらいに分かると助かるのだが、10分や15分前では
お茶の準備くらいしか間に合わない。
侠兎がポイントを稼ぐのは、かなり難しい事が改めてよく分かった。
(私も修行したら、もっと変わるのかな?)
「皎侠兎はお家の方なんですね」
「そうだよ、会いに行く?」
「いいえ、遠慮しまぁす」
「え、いいの?」
「別に、会いたくて来てる訳ではないのですぅー。
会わずに済めばそれはそれは超ラッキーなのですよ」
「そうなんだ・・」
この時、姚子は、初めてマリーシャと二人きりでゆっくり語らう事が出来た。
侠兎がいると落ち着いて話もできないから、とても有意義な時間だった。
そこで分かったのは、アプサラスという集団は、その全てが弁天様の配下にある
訳ではないという事。
弁才天に仕えるのはその一部なのだが、吉祥天など他の神々に仕えている者より
も数も多く目立っていて、しかも側近中の側近、直属として活動しているので、
眷属かのように間違われる場合も少なくない。
全員が女性なのは言わずもがなで、生まれながらにしてそう運命付けられている
者もいれば、稀にある程度成長してから仲間入りするケースもある。
マリーシャは前者のようだが、弁才天に仕えるようになったのは志願してのこと
だという。
女神の美貌や清廉さ、高潔さに憧れたのだそうだ。
「ところで、最近の皎侠兎はどうですか?
悪い事などしてないですかぁ?」
「なくはないけど、前に比べれば相当大人しくなってるよ」
「犯されてませんか?」
「いや相手も女だし」
「安心しちゃいけませんよぉ、あれは悪魔ですからねぇ。
今度来る時、撲殺グッズ持参しましょうか?」
「要らない要らない、てか撲殺グッズってなに」
「そうですか、せっかく楽しめそうだと思ったんですけどねぇ」
「そういえば、前からマリーシャちゃんに一度聞いてみたいと思ってた事がある
んだけど」
「なんですか?」
「私って、弁天様に似てるのかな~って」
「え~?、そうですかぁ~?」
「初めて侠兎に会った時、私を弁天様と見間違えて逃げたのよ、ダッシュで。
墨さんもなんとなくだけどって言ってたし」
「似てませんよ、全然」
「そうなの?」
「サーラ様と比べられる人なんて、この世のどこにも存在するはずないのですぅ。
サーラ様は唯一絶対ですからねぇ~。
他のいかなる女神様達でさえ、どんなに足掻いても到底太刀打ち出来ないどこ
ろか、足元にも及ばないのですぅ。
あぁぁ、サーラ様の後光が・・、眩しいですぅ~。
姚子ちゃんがっかりですかぁ?」
「ち、ちょっとね・・」
「あ、でもどこか角度的にっていうか、見方によっては大負けに負けて似てるよ
うな気がしないでもないですね」
「え、どのへん?」
「う~ん・・・、顎のラインとか?」
「輪郭かい!」
楽しい時間は、瞬く間に過ぎていった。
そんなこんなで当日の朝。
天気にも恵まれ、暑くも寒くもない絶好のキノコ狩り日和になった。
これは、さぞや侠兎もノリノリで現れるんだろうなと思っていたら然にあらず、
いつになく真剣な表情で、顎に手を当て考え込みながら、玄関を開けて問題児が
やってきた。
「どうしたのよ、朝から真面目な顔して。
あんたらしくもないわね」
「いやな、毎回あれだけの激しいアクションシーンをこなしとるのに、なぜアヤ
セモモのパンツは見えんのだろう」
「は?」
「おかしいだろ、どう考えたって。
あのアングルで見えにゃあなんてあり得んぞ」
(なんの話?、深夜アニメ?)
「どんな秘術だ、なんと言う秘法なんだ。
どんなテクを使えばあんなに完璧に隠せるんだ」
「・・・ったく、なにを悩むかと思えば」
「そこら辺もちっとどうにかしてくれれば最高なんだがなぁ・・。
スカートが勝手に伸び縮みするなんざ人道に悖る犯罪行為だぞ」
「知らないわよ、そんな事。
コンプライアンス的にダメだからなんじゃないの?」
「コンプラ?、コンプラってあれか・・・」
「ロボットのプラモデルとか言わないでよ」
「バカにするな知っとるわ、コンニャクの天ぷらだろ」
「ないないそれはない。
せめてお笑い芸人と間違えてくれたら、まだつっ込み甲斐があるわ」
「おみゃあに突っ込むのは俺の役目だ」
「変なことしたら墨さんに言いつけてやる」
墨松子の名を聞いた侠兎は、思い出したように平然と衝撃の事実を伝える。
「松子なら来ないぞ、昨日の夜連絡があった」
「え、なんで?」
「急用だってさ、何かは知らんけど」
「そ、そんなぁ~。
じゃあどうすんの、車で行くんでしょ」
「マラサイのジジイがいる」
「いいの?、あのおじいさんの運転で・・」
「一応仙道者だからな、その辺を歩いてるじじいよりは当てになるだろ」
「あ~なんだか急に不安になってきた、大丈夫かな私達」
これはショック。
姚子の当ては見事に外れ、密かに期待していた秋デートは水の泡と消えた。
出発前から既に気分は急降下で、もはやなんのやる気も起こらない。
(あーもう、どうでもいいや・・・)
約30分後、笨杼弥と麻辣斎冲駘の二人が、レンタカーのミニバンで現れた。
挨拶を済ませて侠兎と姚子が後部座席に乗り込むと、助手席に座る杼弥が後ろへ
振り向いて話しかけてきた。
「レンタカー代立て替えておいたけど、後で請求していいよね」
「ああ、松子に貰えばいいさ」
「それから、キノコ狩りの前に、ちょっと寄って確認したい事があるんだ。
二人にもつき合ってもらうよ」
「なんだ確認って、朝飯食ったばかりなのにもう昼飯の心配か?」
「そこまで燃費は悪くないよ。
二人も無関係な事ではないからね、つき合って損はないと思うけど」
「勝手に関係者にすんじゃにゃあよ」
「お姉ちゃん達がボク等に依頼した話じゃないか」
「おみゃあまだやってたのか、よっぽど暇なんだな」
「でも面白いよ、なかなか奥が深くて」
「まあ、おみゃあが楽しんでんなら文句はにゃあけどな。
で、どこ行くんだ、ケンタッキーなら二つ返事でつき合ってやる」
「お姉ちゃんの方が燃費が悪そうだ。
やっとカウンセラーが何者か判りかけてきたんだよ。
どうやら、カウンセラーってのは副業で、本業は花売りみたいなんだ。
どうりでなかなか見つからない訳だよ、完全に想定外だったからね」
「花売りだと?
花屋か・・・」
「花屋といっても店舗を構えてる訳じゃなくて、車であちこち行っては鉢植えの
花や観葉植物なんかを売る移動販売なんだよ。
ボクの予想ではこっちの方が本業っぽいね、確実に収入があるという意味で」
「そんな奴がなんでクインシーなんだ?」
「そこは、本人達に聞いてみないと分からないな。
どんな答えが返ってくるか、なんかワクワクするよね」
「ワクワクしにゃーよ。
じゃあ、花屋ってどうやって知ったんだよ」
杼弥の発言を、姚子は驚きをもって聞いていた。
カウンセラーの正体が花売りだったとは、全く考えも及ばぬ事であり、想像すら
不可能な次元に達しているかに思えた。
それを突き止めた杼弥の執念も見事なら、そこまでする貪欲な好奇心を持つ地仙
の少年には感心するしかない。
杼弥は、侠兎の問いに嬉しそうに戦果を報告した。
「ずっと、カウンセラーの尻尾を捕まえる方法はないか考えてたんだよ。
現代教育問題研究所の場所は分かってたんで、そこで張り込みしようかとも思
ったんだけど、実際にそこが使われてるって確証がなかった。
やってもかなり時間がかかりそうだったし、忍耐力にも自信がなくてね。
それならばって、重機一美の家の周囲で、近所の主婦や子供たちに聞き込みし
てみたんだ。
そしたら、そのうちの何人かから同じ情報が得られた。
一美が不登校になった前後から、近くの路上で何度か花売りの車が停まってる
のを見かけたってね。
いくらなんでもこれは関係ないなと思って、一度は切り捨てようとしたんだけ
ど、目撃証言が複数あるっていうのが気になって気になって。
そこで、今度はその花売りの車を手掛かりに研究所の付近を調べて回ったら、
とうとうその車を見つけたんだ、研究所の敷地内にね。
カウンセラーとしての活動がほぼ確認出来ない中だったから、花売りの方がメ
インの仕事なんじゃないかって直感したよ」
「それで、これからそこへ行って本当に花屋かどうか確かめようってのか」
「というか、なんでカウンセラーの真似事なんかしてるのかを聞くっていう方が
正しいんじゃないかな」
「そいつ等はただの人間なのか?」
「ボクの個人的な感覚だと、恐らく違うと思うよ。
妖怪の扱い方が普通じゃない。
全く面識のない妖怪に人間の復讐を手伝わせるなんて、リスクを考えたら普通
は絶対にそんな方法取らないよ」
「じゃあそいつ等自身も妖怪なのか」
「可能性はあるね」
約1時間後、現代教育問題研究所へ到着。
家の疎らな住宅地の外れにポツンと佇むそれは、コンクリートブロックの塀で囲
われた平屋の一軒家で、そこだけ昭和の時代にタイムスリップしたみたいな雰囲
気に包まれていた。
あまり広くない敷地は雑草だらけで、手入れなどはほとんどされていないのが分
かる。
いよいよ、これから肝心の容疑者とご対面と思ったら、助手席から身を乗り出し
てガラス越しに覗き込む杼弥の顔色が優れない。
「あれ、車が置いてない。
前はその玄関前に停まってたのに・・・」
「て事は、留守か」
「ここにいないとなると、もうどこを捜していいのか分からないよ」
「相手は移動販売だからな、今頃はどこを走ってるのやら」
「・・・・・」
杼弥は、力を落としてシートの背凭れに肩を沈めて項垂れ、無言で溜息をついた。
侠兎が次なる行動を促す。
「じゃあ今日は諦めろ、帰ってくるのを待ってるほど暇じゃにゃあぞ。
次の機会に持ち越したと思えば、お楽しみはエンドレスだ」
(エンドレスじゃ困るでしょ、それで慰めてるつもりか)
「残念だけど、こればっかりは仕方ないね。
せっかくあいつ等の正体暴いてやろうと思って気合入れてたのに・・」
「よし!、キノハンだキノハン、行くぞーっ!
おみゃあも気分を入れ替えろ」
「うん、そうするよ」
一行は、気持ちも新たにキノコ狩りへ向かう。
杼弥の知っているマツタケの採れる山は、そこから車で更に40分程度移動した
所にあった。
山の麓付近には、森の中に少し開けた小さな空き地があり、整列されずに無造作
に停められた数台の車があった。
この所有者不明な砂利の空き地が、簡易の無料駐車場になっているようだ。
その中に、車内に植物を大量に詰め込んだ白いワンボックスカーが停まっていた。
「あ、あれだ!
見つけたよ、あれだよボクが捜してたのは」
急に背筋を伸ばして車を指差し、一段高い声を上げる杼弥。
その視線の先の車が、カウンセラーもどきが使っていたと思しき花売りの車らし
かった。
ようやく探し物を見つけて一気に血が騒ぎ出したのが、その表情でよく分かる。
素朴な疑問を呟く侠兎。
「なんでここにいる」
「もしかして、あいつ等もキノコを採りに来てるのかも知れないね」
「なに!、それは一大事!
こうしちゃおれんぞ、盗っ人に先を越されてなるものか。
急げ姚子、マッタキをぢぇんぶ掘るのぢゃっ!」
(また興奮して呂律が変になってる。
カウンセラーがいつの間にか盗っ人にされてるし)
遂に、事件の裏で暗躍し続けていた張本人の登場か。
(なんだか、ちょっとドキドキしてきた・・)
<続>




