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帰郷への開拓路 28話「決闘の中の踊り子」


イミュとユミの決闘する光景を人々は多くの感情を含みながら、かなり異様な盛り上がりを見せる瞬間が始まった。彼女達は血相を変えて、互いを睨み、レフリーである錬金術師の旗が上がる瞬間を待つ。そして、旗が上がると、


まるで、ユミはイミュを見下すような目で凝視する。が、これも鍛錬された目なのだ。


イミュ「わ…私だって、!」


イミュはよくある大振りな動きをする。右に構えていた剣の先を大きく振りかぶり、ユミの首に目掛けて早速先制攻撃を仕掛けるが、ユミの姿勢は低かった。


首を上に少しあげて避けるだけで、ユミはその大振りを回避する。ユミは序でに、後ろへバク転をして、剣を宙に投げた。


イミュ「…!?…いやっ!!」


ユミはその驚いた表情を即座に左拳で殴り、右手に戻ってきた剣でイミュの足を切り裂く。


会場は大きく響めき、とてつもなくうるさかった空気が静まり返る。


ユミ「どうしたの?拳で語るのは慣れてない?」


イミュ「ひ…ひゃあ…うぐっ!」


笑顔で曇ったユミの表情を見てイミュは動揺する。

観客も動揺するが、決闘ゆえに、真剣な表情をする者が大半であった。


イミュはそれでも、剣を泣きじゃくりながら振りかぶり、攻撃をユミへ当て続ける。


ユミは分かりやすい攻撃パターンを全て相殺する。横に振りかぶる動作が多く、まるで二人は回り続けながら踊っているようだった。


会場も歓声を取り戻しつつある。その中でも一際目立って美しいと思うのはエゼルの民であり、それ故にエゼルの兵士はより一層目立つようにイミュを観る。


ユミはその相殺する剣の速度が上がっていき、険しい表情で、イミュを吹き飛ばす勢いまで、互いの衝突を成長させる。そして、腕が耐えきれなくなったイミュは剣を吹き飛ばされる。


イミュ「くっ!…この!!どうせ肉なんて食べてもぶふっ…」


ユミは冷徹な目で見つめて、口から首を剣で気怠そうに降ってイミュの首を落とす。


ユミ「私の二つ目の命に向かって文句は言わせないよ?」


会場は圧倒的な剣技の技量で成される舞に拍手喝采である。イミュの首の元へ錬金術師が白い布で覆い、夫妻の試合は終わった。ギークの元へユミは駆け足で戻る。


ネフィル「ゲームチェンジャーとは最初から戦わない事だな…」


ネフィルは意味ありげに、小さく歓声へ言葉を溶かす。2人の少女、サナとサンディはネフィルの強気な態度にも関わらず、2人は心酔するかのように従順な顔をする。


イミュにネフィルは歩み寄り、再生していく身体以外の見える部分である頭を撫でて、イミュを労う。


ネフィル「良くやりました。杖はまだ貴女の中にありますよ?」


ネフィルの言葉にイミュは流れる涙がさらに溢れる。歯を食いしばり、乱れた金髪は泥だらけで無惨であった。


ユミはギークに抱きつきながら、人差し指をイミュに向けて振る。


涙が溢れるイミュにネフィルは何故か微笑んで返す。


ギーク「ユミ。今回の祭りの舞はとても綺麗だったよ?」


ユミ「何それ?変な褒め方ね?当然でしょ?もっと褒めないと!」


ギークはユミに耳元に囁く。


ジェミ「ギークさん…やっぱり場所を選ばないので有名なだけありまね?」


ギーク「ちょっとこれより熱くなるのは良くないから、一旦離席するぞ?ユミのこと少し見ててくれ」


ジェミは隣で見ていて照れくさくなる。ギークは離席し、ユミがその席に座る。


ユミ「ジェミは私の旦那かっこいいと思う?」


ジェミ「答えづらい質問をしますね…」


ユミ「答えなくて良いよ?」


ジェミは背筋がシャキッとなる。

ユミは足を椅子の上でパタパタさせて子供のように微笑んでいた。ギークに少しでも褒められたのが嬉しすぎるようだ。


土日休みだー!ヒャッホイ!ということで、貯められるだけ、書いていこうと思います。プロットができていると自然に筆が進みます!現在30話途中まで書けてます。 リライトと物語の構成を精査しながら楽しく書きたいと思ってます!ご閲覧ありがとうございます!

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