第6話 冒険のち魔物(モンスター)
オクタ町を出発した私たち。
マフィー曰く、次の町に行けば何か分かるとのこと。
疑問に思いつつも、マフィーを信じて進む。
それと、私は道中で魔物について聞かされる。
「町から出るということは、魔物と対峙することになるわ。」
「町の中ではわからなかったと思うけど、魔物避けの結界が張られてるの。だから、最初は困惑するかもね。」
よくある冒険RPGゲームと同じ感じだろう。
道を進めば、魔物と接敵する。
倒さなければ進めないし、やられてしまう。
そうやって、次の町へ進んでいくのだ。
現実世界では、こういうゲームは指で数えられないほどやってきたから楽しみかもしれないな……。
そう思った矢先、すぐに魔物と接敵した。
「ユウさん!あれはソプラゴンです!」
目の前に現れた、ソプラゴンと言われている魔物。
ホルンに手足が生えた、小型の二足歩行の恐竜型の魔物だ。
私はすぐにクラリネットを取り出し、魔力を込める。
「炎波!!」
ゴォォと地面が音を立てながら、渾身の炎が辺りを焼き尽くす。
しかし、見えにくい煙の中、確かに動いているソプラゴンが見えた。
「あれ、倒れてない……それどころか、傷一つ付いていないぞ……。」
「ガォォォー!!」
その時、ソプラゴンが突進してきた!
私は慌てて身がまえたその時……。
「氷波!!」
氷の波が周辺を凍て尽くす!
ソプラゴンは氷の塊のようになり、倒れた。
マフィーの放った魔法だった。
「ユウさん!この地域のモンスターには炎は効きません。他の魔法を使ってください!」
そうなんだ、もっと早く言ってほしかったな。
しかし今、何か違和感を感じた。
マフィーが魔法を放つ際の違和感……。
(まあいい、気のせいだろう。)
気持ちを切り替え、私は師匠から教わった、空気だけで放つ技『空太刀』をメインに使い、ソプラゴン達をドミノ倒しのように一気に片付けていった。
ソプラゴンは意外と耐久性はないようだ。
「……ユウ、相当強いのね。正直、びっくりしたわ…。」
正直に褒めてもらえて、少し私の顔が赤くなっていた。
でもやはり、言い方に含みがあるような気がする……。
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やがて夜になり、森の中で休息をとることに。
マフィーが『家作成』と唱えると、みるみるうちに簡易型テントのような家が完成する。
マ〇クラじゃん…と心の中で思いつつ、私は焚き火の準備をする。
夜は寒くなるし、食材を焼くためだ。
「では…、ご飯の準備をしてくださいますか?」
「わかりました…それで、マフィーさんは?」
「……。そこら辺を見張っておきます。」
見張る?
ここってそんなに危ないところなんだろうか?
マフィー曰く、夜は魔物がわかないって言っていたし…泥棒とかがくるような場所じゃないし……。
まあいい、食事の準備をしよう。
木を刈り、魔法で火をおこした。
パチパチと燃える火の上で、先日町で買った魚のようなものを焼く。
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食事の準備が終わり、魚は良い色になった。
少し弱まった火を強めるために、新しい木を刈りにいく。
その帰り道でふと思い出す。
「そうだ。マフィーさんを呼ばないと……。」
そう思い辺りを探すが、暗いせいか、影が見当たらない…。
刈ってきた薪の先端に、さっきの焚き火の火をつけて、もう一度探しにいく。
「マフィーさーん!夕食の準備が……。」
「っ……!!!」
ふと茂みの中に見えたのは、明らかにマフィーというか、この世のものではないような、恐ろしい魔物がいた……。
空太刀
第三級魔法で、ユウの得意技。アトラによって底上げされたこの技は、極めると特級にも匹敵するらしいです。
ソプラゴン
ホルンに手足が生えた小型の二足歩行の恐竜型モンスター 炎系の技を吸収するらしい
次回第7話 ユウVSマフィー?




